文献と妖怪2 | 境港妖怪検定上級合格への道

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妖怪大好きナース。妖怪検定初級中級合格!残るは上級!ブログで妖怪のことを書いて癒されつつ、上級合格にむけてがんばっていきます!

先日紹介した本、↓

1日で読めました流れ星

中学生向けの本で、

言葉遣いや説明が易しく、

かなーーーり読みやすい!

そのくせ、目から鱗なことばかり!


妖怪は、奈良時代(777年)に初めて登場します。その様子が書かれた書物は『続日本紀(797年)』。

まず、『続日本紀』。これなんて読むか分かりますか?

わたしゃ、『ぞくにほんき』やと思っとりました。。『しょくにほんぎ』って読むそうですアセアセここから目から鱗やわ!(レベル低!)


ほんで、その『続日本紀』に書かれている一文。


「三月十九日 宮中にしきりに妖怪があったので、大祓をおこなった」


この文をキーワードとして、

大祓とはなんぞや?宮中とは?

大祓のときに唱えられていた祝詞の説明。

からの、この時言われていた妖怪とは何ぞや?という、明確な答えにまで導いてくれます!


そして導かれた答えは、

当時の妖怪は「災厄」であり、

この妖怪を運んでくるモノが「鬼」であると考えられていた。

そして、その鬼は、

人間の作った道を辿って目的のところまでやってきた!

その鬼が目的とする対象は、天皇や貴族→武士や陰陽師→一般ピープル と移り変わっていく。


パッと聞いただけでは、ふーーんって

感じかもしれませんが、

歴史に名を残している文献、地図なども用いて、

まさに知識の裏付けというか、

エビデンスがしっかりしてるので、

その答えに納得できるのです!


著者が導く答えは、それだけではなく、

探偵小説のように、次々と色々な答えが明確になります!読んでてそれがわかった時の、ハッ電球とする感じ!


ちょーきもちー!!一冊でした炎