虫と妖怪 | 境港妖怪検定上級合格への道

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先日、またまた実家に行き、

カワイイ姪っ子とお庭で遊んでたときのこと。


羽がボロボロになった1匹の蝶々が、

庭のお花にとまっていました。

フラフラと飛んでは、とまり、

もう命が尽き果てる寸前だったと思います。


父も蝶々の姿を見ており、

「もうこの蝶々は死んでしまうなぁ。。

蝶々もトンボも蝉も、世の中に出て飛ぶ姿は、

ほんの一瞬。子孫を残すためだけに、

世に出てきて、すぐ死んでまう。」

と教えてくれました。

そして蝶々に向かって

「蝶々さん、南無阿弥陀仏、ムニャムニャ‥」と、手を合わせていました。

姪っ子もムニャムニャ言いながら、

父の真似をして蝶々に手を合わせておりました。


なんか、ハッとさせられました。

セミは地中で何年もじっと耐えて、

世に出て1週間で死んでしまう。

蝶々も芋虫の時期とサナギの時期が長いし、

トンボもヤゴで水中にいる時期が長い。

なんて儚いんだろう。。


そんな儚さからなのか、

飛ぶ姿から連想されたのか。。


昔の人は、空を飛ぶ昆虫は、

亡くなった人の化身だとか、

亡くなった人の乗り物だと考えていたそうです。


実際に、

「トンボツイタチ」という言葉があり、

京都のほうで、地獄の釜の蓋が開く7月1日のことをそう呼ぶのだそう。

この日に赤トンボがこの世に生まれ、

お盆になると亡くなった人が赤トンボに乗ってこちらに帰ってきてくれると信じられていました。


また、特攻隊で亡くなった人の魂が、

ホタルとなって帰ってきたという話もあります。


ショウリョウ(精霊)バッタ、

ショウリョウ(精霊)トンボ、

という名前も、亡くなった人の霊と結びつけて、

そう名付けられたそうです。


でもなんだかその考え、

すごくすごく納得できる!

人懐っこい蝶々がいると、

もしかしたらおばあちゃんかも?!と思うことありますもん!ちょうちょ


自分がこの世に帰ってくるときは、

アゲハ蝶か玉虫がいいなぁ〜おばけくん