今日は仕事で、また入浴介助当番でした。
介助しながらふと、風呂場の妖怪ってめっちゃおるんやない?!
と思い、
家に帰って、ご飯食べて、酒を飲んで、風呂に入ってから、一目散に調べましたよ(すぐやないんかい!)
その結果、びっくり仰天!
2つしかいない!
見落としがあるかもしれませんが、バイブル(神様除く)の妖怪764中2つ!!
風呂の妖怪率0.261%!
現代のお風呂場は幽霊の恰好の出現場ですよね!
蛇口から勝手に水がでたり、
シャンプーし終わった後鏡を見たら誰かおったり、
天井から湯気が垂れてきたり。。
先日投稿した職場の入浴介助中の不思議な出来事もそうだし、
職場の地方のお盆の風習(お盆にはご先祖さまが1番湯に入るからお風呂の窓を開けておくってやつ)も!
だから妖怪と風呂場の結びつきは絶対に強いと思ったのです。
ですが昔は風呂場には妖怪はあまり出現しなかったのです。
ちなみに2つしかいない妖怪。
1つはきっとみなさん想像できる、「あかなめ」
もう1つは「風呂桶の火の玉」
「あかなめ」
昔の風呂桶は木でできており、ちょっと掃除をサボると苔むしてヌルヌルしてとんでもない状態になってしまうから、しっかり掃除しましょうねという教育的な妖怪。(ビジュアルは怖すぎる)
「風呂桶の火の玉」
たまたま風呂に入っていたら窓の外で火の玉を見たという話。
どちらもお風呂が怖いということから生まれた妖怪じゃないですな。。。
なぜだろう?と考えてみました。
そもそも入浴の文化は結構新しいですよね。
昔は毎日入浴する習慣もないし、
庭先でタライをおいて行水するか(きっと昼間)
大衆浴場でみんなでお風呂に入るかどちらかですよね。
昭和時代半ばでもお風呂がない家庭が多かったと思います。
お風呂があっても五右衛門風呂で外に薪をフーフーする人がいるから風呂に入る人は孤独を感じませんよね。
だからお風呂が怖いという考えは、
現代ならではの感覚なのでしょう。
風呂に入るのはたいてい夜。
今のお風呂場は鏡もあり、逆に背後が気になる!
1人暮らしの人は自分が風呂に入ると部屋には誰もいない。
風呂場は音が反響するので、色んな変な音が聞こえる。
などなど、現代のお風呂場は人を怖がらせる要素が盛り沢山です
習慣が変わると、妖怪も変わるんだなぁぁ。。
つくづく、妖怪は人間の歴史や文化と強く結びついているのだなぁと感心しました