【韓国映画】HUNT②  | ROUTE8787 サンサクキロク

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韓国映画レンタルDVD視聴強化週間。

昨日夕方~引き籠る予定だったんですが、

なんと車の点検を失念した事に若干ショック・・・

その上、送迎頼みの綱である夫が、

「俺!釣りやった!!」とか、抜かしやがり

言い出す始末で。

完全に、テンションダダ下がっておりますが。

 

しかし、よく考えたら、

翌日に「HUNT]を観て、

レビューも書きたくなるはずなのに・・・

テレビ放送中の「赤い袖先」が

佳境に入っていたり、

密かに「悪魔判事」が気になっていたり、

先日の「漫画」まとめで、漫画熱が上がって、

何故か、再び読み耽ってしまったり。

 

わざわざ、こんな時期を選んで、

DVDレンタルせなアカンかったん??

・・・と自問自答の数日間を送っております。

 

まぁ、今の所、

レンタルした作品にハズレはなかったので、

いいんですけど。

何気に、全部観なくては!!

というプレッシャーが(笑)

 

そんな中、心の中は「HUNT」でいっぱいです♡

数日間、心の中でこの作品を吟味して、

やっぱり、行きつくところは、

凄いなミンジェ監督って事です。

 

主演の2人の凄さ

これだけのカメオの出演があって、

韓国映画ファンなら誰しも知っている方々です。

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そして、こう言っては何ですが、

きっとミンジェ様の初監督作品に

出れて嬉しいんだろうなぁ~・・・

頑張らないと!!という気概が、

凄いように感じました。

要するに、端役なら、

もっとオーラ消してよ!!って思っちゃう(笑)

 チョイ役なのに、どうにも魅力的で、

なんなら、その人それぞれで、

スピンオフ作れるやろって話です。

 特に、私がジフニ様推しのせいでしょうか・・。

ジフニ様台詞ないのに、何だか、

もう立ち姿が前のめりで、

カッコよすぎて、

一時、本編に置き去りにされました。

(ワイシャツのボタンはずしてるとか、

ほんと、魅力的過ぎる)

 

ファン・ジョンミン様も・・・

あの場面完全にかっさらってましたね。

でも、ジョンミン様なりに

セーブしてたような気がする。

ただ、楽しくて仕方ない感じ(笑)

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そうそうたる脇役たちの中にあっても、

主人公2人が全く、影響を受けていない感じが、

素晴らしいですよね。

 逆に、

この作品は、主演2人が軸である事が、

更に浮彫にされたというか。

 

最後の種明かしを知っても、

その熱量に違和感を覚えない感じ。

 つまり、それぞれの

「正義」と「使命」を抱えていた・・・

という事が分かっても、

「ああ、そうだったんだ」と

ストンと胸に落ちてくる。

納得出来る演技が、

初めからきちんと記憶に残っている凄さ。

  

種明かしの為の、わざとらしい伏線ではなく、

お二人から滲み出る、得体の知れない緊張感が、

最大の伏線になってるというワケです。

 

なので、アッと驚く衝撃ではなく、

その衝撃に適度な重さを感じるんですよね。

それぞれが背負ってきた志や、

重圧をも感じる事が出来てしまうんです。

「嗚呼、そうだったんだ」

 真相を分かった時の、切なさや苦悩が、

こう襲ってくるんですよねぇ。

派手な銃撃戦ありきの、

エンタメ作品にならない所以が、

まさに、そこだと思うんですよね。

 

部下に真相を知られてしまう場面も、

こう、心臓を抉られるような感覚があって。

後半、南侵を止めようとする行動を知ると、

あの時の表情が思い出されて、

この時の苦しみを想像して、

更に胸が締め付けられるんですよね。

 このリンクが、個人的にはもう、

最大の見所かなって思ってます。

 

 

​優しさはあるが、甘さはない

 この映画は、無骨だけど、

ミンジェ様の優しさが滲み出た作品だと

評価したんですけど。

 決して、甘くはないんですよね。

そう考えると、最後のシーンで

ユジョンが生きてると思う!

って書いたんですけど、

いや、やっぱり、

相打ちで死んだかな〜と思い直しました。

 

 パク班長の本当の気持ちを知らされないまま、

キム班長が死んでしまったり。

 互いの志を、

感傷的に共有する時間もないほど、

容赦のないスピードで物語を

展開させていく所に、

一切の甘さを排除してるんですよね。

 

そういう所が、余計に切なさを倍増させるんですよね・・・・

 

本来なら、そういう場面を入れたくなると思うんですよ・・・

こう、「俺たち、互いの気持ち分かってるぜ!」みたいな場面とか。

でも、そういう場面がない事で、残されたパク班長の

孤独感がいっそう際立っているように感じます。

 

互いの志が、同じであったという真実。

それは、パク班長のみが知り得た事で、

キム班長は、パク班長が南を守るために、暗殺を制止したという事を

知らないワケなのよね。

 

泣けるわ~。

 

どうして、こうも違う世界に立っているのだろうか・・・。

 

国や時代に翻弄された男の悲哀と底知れぬ虚しさが、

ずっしりと最後まで残っていくんです。

 

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・・・という事で、あまりに切ないので、

ついついメイキングとか観て、萌えを求めてしまう(笑)

 

 

本当に、嬉しそうで楽しそう・・・・

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ジフニ様&ウソン様~

 

とりあえず、もう1回観たいなぁ・・・・