9.10話のあらすじ

【9話】3人

ブジョンはジョンウからきた

ミンスが亡くなったという知らせに返信する。

 

どうすべきでしょうか

何から言えばいいでしょうか

今更こんなことを言うのが 

正しいのか分かりませんが

今まで 何も知らず

全く力になることができず

すみませんでした

私は当事者ではないので 

どんな形の悲しみなのか

どんな大きさの痛みなのか

どんな名前の苦痛なのか

計り知れませんが 

比較できないほど 小さなことで

私も常に地獄のような時間の中にいたなら 

少しは ご理解いただけますか?

少しは 許していただけますか?

 

ガンジェは、ジョンウの遺品の中に、

莫大な医療費の請求書を見つけ出し、

自分に多額の借金をしていたのは、

この為だったのかと知る。

 そして、通帳にはブジョンから

毎月一定額の振込があった。

 

ジョンスは、ブジョンに差し入れでもしようと、

マカロンを持って、出版社に訪れ、

すでに退職している事を知るが、

ブジョンを問い詰めようとはしなかった。

 

スンギュは同居しているウナムが元妻と今もあっている事に不安を抱いていた。

その気持ちを知り、スンギュを抱き締めるウナム。

(スンギュはタギの姉ですね)

 

ジョンスとブジョンが、父親の元へ訪れた際、

エレベーターでガンジェと鉢合わせする。

「どこかで見た・・・」というジョンスに、

「このマンションで見たんじゃない?」

と答えるブジョン。

 その夜、父親が玄関のパスワードを忘れて、

中に入れず座り込んでいる所を

ブジョンは知る事となる。

先生 こんにちは

先生に最後に会ったあの日から

ずっと人間の資格について考えています

誰かの家族 友人 同僚としてではなく

一人の人間としての資格

世の中を 評価し 非難し

怒り 絶望する資格

先生にはあり 私にはない

その資格についてです

でも先生

先生が言う その世界とは何で

その人間とは何でしょうか

そんなものが 存在するのでしょうか

 

ジョンウに送られたブジョンの

メッセージを反芻していたガンジェは、

母親の元へ向かう。

息子の為に、ゴハンを作ろうとする

母親を見て、思わず涙するガンジェ

どんな言葉をかければいいか

どんな言葉か必要か

まだ あなたは地獄にいるのに

何も知らず 

全く力になれないのは僕も同じなので

どう許せばいいか よく分かりません

悲しみに形が?

痛みに大きさが?

苦痛に名前なんてないと思います

いくら小さくても 自分のことほど苦しく

自分のことほど つらいでしょう

そして 自分のことほど大事でしょう

今日も 死にたいほど つらい一日でしたか?

僕は今日 死ぬほど長い一日を過ごしました

何も起きず 明日が来ないような一日

誰も来ない真っ暗な部屋で

何一つ 自分のものではないことが

寂しくなりました

この言葉が正しいのか分かりませんが

すみませんでした

(未送信)

 

【10話】元の場所

ジョンフンはアランから、あの女(ブジョン)の

件で進展はあったかと尋ねられる。

特にない・・と伝えると、

「警察に告訴してから、静かなのよ」と答える。

ジョンフンに、ブジョンの動向に注意しながら、

うまくやってくれるように依頼する。

 

ジョンフンがガンジェを呼び出し、

ホテルの写真を見せた。

ブジョンとガンジェがホテルに入る写真と、

ジョンウのアパートに出入りしている

ガンジェの写真だった。

「ジョンウは、自殺サイトで知り合った

女の子供が病気で、

辞めてからもカネを借りにきていた。

俺も出来る事はしてやった」

そして

「正直、お前とあの女の写真があれば、終わりだ。

旦那は大企業に勤め、大学院まで出た女が、

若い男とホテルに出入りしている。

お前が何もしなくても、それだけで十分だ。

この仕事はここで終わらせた方がいい。

アランを止められて、

あの女は弱みを掴まれずに済む。

俺も巻き込まれない。

お前もあのおばさんを騙すのは嫌だろう?

嫌な事をしなくて済む。だから、あの女に会うな。

本気だろうとなんだろうと。紛らわしいから」

 

 

「そんな事か・・・」と答えたガンジェは、

空虚な表情のまま、

ジョンフンのお店の助っ人ホストとして、

一夜を過ごす。

父さん こんにちは

元気ですか?

見ての通り俺は 相変わらず 

とても さんざんです

久しぶりに 訳もなく

カネ以外のものに 付いていきました

カネでもなく 勝ち負けでもない

ささいな心の動きに身をまかせ

未知の世界に足を踏み入れました

何になりたかったのでしょうか

何を期待したのでしょうか

どこで 道を間違えたのでしょうか

一生懸命 逆方向に歩いてきましたが

結局 元の場所に戻ってしまいました

一歩たりとも近づけず

一歩たりとも遠ざかれないまま

元の場所に 戻ってしまいました

 

ブジョンとのメール、

ジョンウとしてのメールを削除し、

関係を断つ決心をしたガンジェは、

髪の毛を短くカットし、

部屋に閉じこもった。

 

ブジョンは家政婦として

女優のジナの自宅を出入りしていた。

ジナは、俳優でありアランの夫である

ジンソプの愛人であった。

ある日、ジンソプによるジナへの暴力を知るが、

ジナは内緒にして欲しいと頼む。

 

ブジョンは仕事帰り、不意に釣り堀を見つける。

そこは、自殺しようとしていた

「ユウォン貯水池」であり、

(ジョンウが自殺した池)

ブジョンは、その池へ近寄る。

そこへ、警察が現れ、警察署へ。

ここは自殺が多発している池であること、

ブジョン自身が以前、

自殺騒ぎで通報されている事などから、

身元引受人が必要であり、

一人で帰す事は出来ないと言われる。

 ブジョンは、悩んだ末、ガンジェに、

「友達代行希望 ユウォン警察」とメールをした。

 

 

まとめ

ブジョン→自殺サイトを通じて知り合ったジョンウ ジョンウからミンスとその母親と出会い、

毎月治療費を振り込んでいた。

 

アランの夫(ジンソプ)→DV野郎 愛人にも暴力をふるっている。アランにもDVしているから、虐待シーンで辟易してたんですね・・・

 

ジョンウ→自殺サイトで知り合った女性と恋に落ちて、金銭的にも援助していたが

ミンスが亡くなり絶望して、

一緒に心中したって事かな・・・・。

 

 

好きな場面と感想

9話 母親の深い愛を知り、涙を流すところは、

もう、感動でした。

 

 

 窓から半地下の部屋をのぞき、

今夜の夕食は何かと聞く所から、

何も言わずその場を去り、涙を流します。

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そして、母親の家の切れかけた

蛍光灯を交換するために、

コンビニをハシゴするんですよね。

 

10話、ガンジェがブジョンとの関係を断つ事を決めるんですけど・・・・

切ないんですよね。。。

幻影まで見えちゃって・・・・。

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ガンジェがジョンウとして送ったメールが

素晴らしかったです。

 

悲しみに形が?

痛みに大きさが?

苦痛に名前なんてないと思います

いくら小さくても 自分のことほど苦しく

自分のことほど つらいでしょう

そして 自分のことほど大事でしょう

 

これが、共感であり寄り添うって

事なんだと思いました。

自分の苦しみと、ミンスを亡くした苦しみを

比較してしまうブジョンだけど・・・・。

 そういう苦しみや悲しみを比較する事が

おかしいんだよね・・・・

こういう気持ちを、

しっかりと持つべきなんだと

強く思いました。

 

そして、様々な人がそれぞれの苦しみを

抱えているという事を、

このドラマを通して、実感します。

 アランにしてもスンギュにしても、

ジョンフンにしても。

 

ジョンウとカンジェだけの関係だけではない、

その他の人たちの抱えるものも、

身に沁みてきます。