ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた
アメリカ 2019年公開 97分
2023年24本目 ☆☆ UNEXT
元ミュージシャンのフランク(ニック・オファーマン)はブルックリンのレッドフックで17年営んでいたレコードショップをこの夏に閉めることにした。シングルファーザーとして娘サム(カーシー・クレモンズ)を育て、成長したサムはLAの医大へ通う事が決まっていた。ある夜フランクは、勉強中のサムの邪魔をして一緒に曲をレコーディングする。Spotifyにアップロードしたその曲は瞬く間に拡散され、たくさんの人の耳に届くことになる。フランクにとっては急に未来の扉が開かれた気分になるが 、サムには恋人(サッシャ・レイン)や進学など、向き合わなければならない人生の課題は山積みだ。夏は終わりに近づき、フランクもサムも決断を迫られ る。二人が新たな人生に一歩踏み出すために。
夢見がちな父親と、医者になる事を目指す娘。
よくあるパターンと、逆なのが面白い。
なかなか、面白いと思うんですけど。
私の個人的な理由で、この作品には、
終始、苦手感がつきまとってしまったので、ちょっと楽しめなかったです。
なので、以下の感想は、ほんと私の個人的な理由が原因ですので、
あしからず。
まず、私は父との関係は悪くて、
もう数十年、疎遠・・・というか会ってません。
なので、父と娘の仲良し過ぎる場面は、
「この密着度、気持ち悪い・・・」と思ってしまうんですよね。
(こんなん、マジで、考えられない・笑)
特に、今回は、私の嫌いな「たくわえたヒゲ」と
夢を追う子供じみた父親・・・という設定が、
更にこの作品を受け入れ難くしてしまった・・・
そうなのよ~この父親が、
どうしても好きになれなかった。
ただ、この大人になりきれていない大人な感じが、
ほんと上手かった。
そして、何より。
音楽はいい。
サム役のカーシー・クレモンズの歌声が
最高過ぎるし、父親とレコード店でのライブは、見応えがありました。
アップルミュージックでも配信されてますね・
まぁ・・・
あと、残念だったのは最後でしたね。
もう、こういう締めくくりは、何度も観た事があります。
こう、歌う直前で終わりってヤツね。
「また、このパターンちゃうやろな」と危惧したら、
その通りでした。
このパターン多過ぎて、もう、残念感しかないですね。
それと、これ系の副題がね・・・・
同じようなばっかりですね。