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ゴーバック夫婦  UNEXT

2017年 全12話 ☆☆☆☆

韓ドラ9本目(通算82本目)

1999年、韓国大学の合コンで一目惚れしたチェ・バンド(ソン・ホジュン)とマ・ジンジュ(チャン・ナラ)は、卒業と同時に結婚する―― 時は流れ2017年。38歳になった2人は喧嘩の絶えない毎日を送っていた。妻と子供のために営業社員として働くバンドと、2歳になる息子の育児と家事に追われるジンジュ。お互いに不満やストレスが溜まっていた。そんな中バンドの浮気疑惑が持ち上がり、ついに二人は離婚を決意する。裁判所で離婚が認められたその夜、大きな揺れを感じる二人…。 翌日、目を覚ますと、なんとそこは1999年。夫婦は揃ってタイムスリップしていた!20歳の頃に戻って人生をもう一度やり直そうと決意した2人だったが、違う人生を歩もうとするお互いの存在が気にかかり…。

 

 前から気になっていた作品で、観たかったんですね。

UNEXTで配信されているので、早速観てみました。

ホントは、「雲が描いた月明かり」が最優先だったんだけど、

「紳士とお嬢さん」の76話の後に、12話ってのが魅力で・・・(笑)

本来は16話らしいけど、UNEXT編成で12話のようですが。

 

 結婚18年目の夫婦は、冷え切った夫婦関係で、離婚を決意するワケです。

思い出すのは、「知ってるワイフ」ですね。

 「知ってるワイフ」と違うのは、夫婦2人ともが、

過去へ戻っているという事。

 そのせいか、こちらの方がよりリアルな感じがします。

 

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ジンジュ役(チャン・ナラ様)

 もう可愛いしかない。しかも、滂沱の涙を惜しみなく流します。

この撮影時は36歳だったようですが・・・・

20歳大学生の役から38歳の旦那に嫌気がさした主婦まで、

見事に演じております。

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バンド役(ソン・ホジュン様)

どこかで見た顔だな・・・と思ったら「応答せよ1994」に出てましたね。

 

 

そして、このドラマの醍醐味である、

ナムギル役のチャン・ギヨン様

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我らがオモニ、キム・ミギョン様が

ジンジュの実母役ですね。

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 とても良いドラマでした。

大体、先の読める展開ではあるけれど、

夫婦の心情とかが、とても伝わってきます。

 過去にもどり、新たな人生を歩むはずが、

少しづつ、相手の立場に立ち、考えを改めていく過程は、

かなり共感出来ます。

 

20歳と38歳を、違和感なく演じているし、

特に、20代に若返っているのに、心は、38歳で。

 妙に大人の考え方でモテてしまったり、

異性に対しても、母親・父親の目線で対応してしまったり、

とにかく、その辺りがとても面白かった。

 

ホジュンが、徐々に、家族と向き合い、顔つきが変わってからが、

胸にきましたね。

 家族のために、誠意を尽くしてきたけれど、

それでもどうして、俺はこうなんだ・・・・という場面は、

泣けて仕方なかった泣くうさぎ

 

夫婦それぞれが、毎日の生活の中で、

自分だけの世界に囚われてしまって、相手がどんな世界で生きているのか、

分からなくなってしまうんですよね。

 

そうして、互いの想いに気付いていくのも、

こう「好きだ!」とかいう単純な描き方ではなく、

ジンジュが助けられたら、ホンジュがお礼を言うとか。

家族としての結びつきを感じる仕上がりが、

また、いいんだよね拍手

 

そして、何より、サブのギヨン様が、

とにかく、カッコイイ!!そして、可愛い!!ラブ

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 こんなにも、イラつかない2番手がいたでしょうか!!

先輩なのに、後輩にしか見えない(笑)

 年下男子の可愛さ大爆発なんでYO!!

なんなら、先輩ぶってる感じが、

可愛さに拍車をかけてるんですYO!!

 

いや~・・・最近、中年俳優様に傾倒していましたが、

やっぱり、ギヨン様は別格やわ・・・

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可愛すぎるぜ・・・・酔っ払い

 

 

そして、最後のキスシーン素敵でした。

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結婚18年「キスしよう」

なんて言われたら~!!!きゃ~!!ってなりました(笑)ちゅー

 

私も今年結婚20年目となります。

正直、夫よりも私のが大変だと思っているので、

(夫は自分が大変だと思ってると思う)

このドラマは、身に沁みましたね。

 ウチの夫も凄く機嫌が悪い時とかもあるんですけど、

多分仕事の事だと思うんです。

でも、仕事の話とか愚痴とか一切言わないので、

こちらとしては、

「なんで、あんなに機嫌悪いねんムキー」という反応になっちゃうワケですよ。

 で、私のそういう態度が、夫の機嫌を更に悪くする・・・

という最悪のループにはまると、ギスギスした雰囲気が、

何日も続く事になるんですよね。

 でも、数日するとそういう事に疲れて、ちょっと機嫌とってみたり、

騙し騙し結婚生活を続けるワケですよ。

 そういう上辺だけの修復を繰り返していくウチに、

心は完全に離れていくし、取り返しのつかない事になってしまうんだな・・・って。

 

ジンジュとホンジュも離婚までいったのに、

絡まった紐を丁寧にほどいていくと、互いに互いを思いやる夫婦なワケで、

そういった事に気付かぬまま、離婚してしまうというのは、

本当に、勿体ない事だな~と。

 

 離婚した夫婦にの中にも、そんな風に、

誤解したまま・意地を張り合ったまま・・・

というケースがあるんでしょうね。

 

そう考えると、こういった作品を観る事によって、

少し、見方を変える事が出来るのかな~と思いました。

 

そして、親子関係についても描かれているドラマでした。

正直、自分が、母親とはドライな関係なので、

ジンジュのマザコンぶりには、辟易してしまった・・・(笑)

 あんなにベッタリも出来ないし、

子供があんな風にベッタリしてきたら、

「暑苦しいわい!!」と言ってしまいそう。

 

ただ、ジンジュの友人・ソラが家の経済状況を見て、

大学を休学しようとした時に、

ジンジュがいう台詞は、その通りだ!!と思いましたね。

 

ソラがこう言います。

「両親が苦労してお金を稼いでいるのに、

のんきに通学出来ない」

 

それに対して、心は38歳で、母親であるジンジュは

こういいます。

 

「そういうもの。

親は苦労しても、子供はのんきなの。

諦めたたところで、喜んでもらえると思う?」

 

ああ・・・こういう気持ちは、凄く分かるなと思った反面、

のんきでいる事を良しとしない自分自身を、蹴りたくなりました(笑)

心の奥底では、本当に、

子供のために犠牲になる事を当然だと思ってはいるんですけど!!!

あまりに、それを当然と思われるのも腹立つというか・・・

私の親としての心の狭さを、実感してしまったというか・・・・滝汗

 

ただね・・・・

ただですね・・・・

 

正直、結婚18年目にして子供がまだ1歳か2歳??

という設定が、ちょっと微妙というか。

 

先ほどの台詞が出るにしても、母親としての経験値がそれほどない

ジンジュから出る??かな・・・と。

子育て1・2年の割に、言う言葉が、子供を育て切った母親が言いそうな台詞で・・・・。

 

あと、18年のウチ、子供がいたのは、1・2年で、

こんな風に夫婦仲が悪くなったのは、

それだけが原因なのか?と思ってしまってね。

 しかも、ジンジュは仕事してないワケなんですよ。

そういう意味では、「知ってるワイフ」の方が、

リアルだったかな・・と思ってしまうんですね。

 

 まぁ・・・・それは些細な違和感ですが。

結婚20年目を迎えるにあたり、私にとっては、

色々と勉強になる作品となりました。

 

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