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余命10年 ☆☆☆

2022年3月公開 124分

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2022年53本目

 

  あらすじ

数万人に一人という不治の病を患う、20歳の高林茉莉(小松菜奈)。余命が10年であることを知った彼女は生きることに執着することがないように、絶対に恋をしないと固く心に誓う。地元で開かれた同窓会に参加した茉莉は、そこで真部和人(坂口健太郎)と出会う。恋だけはしまいと決めていたはずの彼女だったが、次第に和人に惹(ひ)かれ、その運命も大きく動き出す。

 

  ネタバレ感想

キャストもいいし・・・・

映像もいいし・・・・

 

でも、なんなんかな~・・・・

 

惜しいんだけどね。

 

小松菜奈と、坂口健太郎・・・・何かやってくれるんじゃないかと思いましたが、

綺麗におさまった難病もので、それ以上でも以下でもなかったかな。

 

お二人とも好きな俳優

女優さんだったんですけど。

今回は、とにかく、

この2人のケミストリーが不足していたと、

私はあえて、申したい!ワケです。

 

というのもね。

この2人、とにかく、台詞が少ないんですよ。

台詞がないなら、もう、この2人の演技に頼るしかないんだけど、

それが、不足してるから。

 

この2人が、恋人になっていく過程が、共感出来なかったんですよね。

しかも、この和くんという人間が、坊ちゃん気質から抜け出せないというか。

男気が育っていないというか。

 

病気だという彼女を雪山のスキーに誘ってしまう呑気さとか、

朝方の雪山で治らない病気だと告白されて、

それに納得してしまい、別れてしまう所とか。

 全く、カッコよくないんですよ。

姿形は、確かに、始めの出だしより男前になったかも知れないけど。

 

 

誤解のないように言うと、お2人の役作りは完璧だったと思うんです。

特に坂口健太郎さんの、

あのオーラのない演技って、

やっぱり凄いと思うんですよね。

 だから、この2人のケミストリーが、無かったって事なのかな・・・・。

 

でも、この作品、

この2人以外に目をやると、

本当に良いんですよね。

特に、まつりの家族がいい・・・・。

特に、黒木華様が、本当に素晴らしかったです。

なんなら、黒木華主演で観てみたいって、

ほんと思ったくらいですね。

 

母親とまつりの台所シーンは、

やっぱり、涙だったしね。

松重豊の静かに見守る父親にも、じーんとさせられます。

 

だからね~・・・・

余計、勿体ない感じがするんだよね・・・・。