【邦画】耳をすませば ネタバレ感想と妄想劇場 | ROUTE8787 サンサクキロク

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耳をすませば 2022年10月公開

☆☆☆  劇場鑑賞

ジブリ「耳をすませば」は、

私の中のジブリ・ベスト3位星です。

ちなみに、ベスト3は迷いもなく、こちらです。

 

1位 天空の城ラピュタ

2位 崖の上のポニョ

3位 耳をすませば

 なのでね。

実写版は観ないでいいかな・・・と思ってたんです。

 

でも、実写版が松坂桃李様・清野菜名さんで、

どちらも好きな役者さんだし。

 

バイオリンづくりをしてる松坂桃李さんて、

めちゃくちゃ、ハマってそうじゃないですか??上差し

 

そして、数時間の空き時間が出来たのもあって、

観に行ったワケです。

 

そう、スタートは、

「バイオリン職人の松坂桃李」ありきだったんですよね・・・・凝視

 

いや、普通に観れたし、ジブリ原作にけっこう忠実だったから、

あのシーンだ!このシーンだ!って、面白くもあったんですけど。

 

私の個人の好みなんですけど。

 

「耳をすませば」の好きな点は、

上差しバイオリン職人

上差しカントリーロード

上差し2人のピュアで真っすぐな想い

 

なので、正直、しょっぱなから、

この大きな柱2つが、消え去っている・・・ポーンポーン

という事実に直面するワケなんですね。

 

この作品は、カントリーミュージックとバイオリンの木。

そして、なんの修飾もされていない恋。

 これらが、物語全体に素朴な匂いと、懐かしさを与えていると思うんです。

 

だから、「耳をすませば」の実写として、

成功しているかといえば、していないと言ってしまいたい所なんですけど。

 

「翼をください」が悪いワケでもないし、

松坂桃李様のチェロ弾く場面は素晴らしかったし飛び出すハート

それはそれで、嫌悪感もなく観れたんですね。

 

でも、それだけかな・・・と。

物語としても、過去を入れ込んだから、1999年の二人の関係は浅いし、

まともに会っていなかった2人が結婚とかって、ちょっと、

現実味がないし。

 

配役も、聖司は子役がイマイチ・・・あせる

大人の松坂桃李様はいい感じ飛び出すハート

雫は、子役はハマっていたけどあせる

清野菜名はイマイチな感じだった飛び出すハート

 

杉村も夕子もきちんと大人になっている感じなのに、

何故だか、雫だけは、大人になっていない。

その感じのまま清野菜名さんが演じるから、

正直、キャラと顔が一致しない。

 あの年で、あんなキャラを演じろと言われて、

ちょっと、痛々しい感じがした魂

 

 バイオリン職人というのが、この作品の絶妙な選択であったはずなのに、

それをチェロ奏者としてしまうのは・・・・

何故なんだ??と思えて仕方がない。

 中学3年で、おじいさんの伝手で修行に行くという設定だからこそ、

聖司の魅力の付加価値になっているんですよね上差し

 バイオリン職業に真摯に向き合うからこそ、

同じように、自分の想いにも向き合う。

だから、

あの丘の家での雫への告白が、こう胸にギュッとくるんですよね。

 

ただ、松坂桃李様の演技が上手でね。

チェロ奏者にしても、それなりのストイックさを表現出来ているから、

私も、あまり文句は言えないんだけど。

 この辺り、演じる人がイマイチだと、

ただの金持ち坊ちゃんになりかねないんですよね。

 

でも、やっぱり、イタリアに行ったなら、

英語ではなく、イタリア語で話すべきだし、

そうしてこそ、ストイックさや本気度が表現出来たんじゃないかな・・と

残念な気持ちでした。

 

 あとですね。

あのイタリアシーンは、ロケなんですかね?

めっちゃ、セットみたいな雰囲気で、

全然、イタリア感がなくて、びっくりしましたけどポーン

 ロケなら、ホント、どんな撮り方やねん!!とちょっと、

勿体なさ過ぎまうよね。

  以下、妄想劇場(すべて妄想です)

 

 

聖司は、バイオリン職人でイタリアへ行くが、

バイオリン作りに没頭するあまり、

雫とも家族とも疎遠になってしまう。

 イタリアでの師匠が亡くなり、師匠の後継者となった聖司は、

より一層、バイオリンづくりの世界に没頭していくワケです。

(松坂桃李様の見せ場!狂気的なバイオリン職人!指差し

 そんなある日、おじいさんの病気が発覚して、

雫は、イタリアへ聖司を呼び戻しに行くんだけど、

自分は、バイオリンを作らないと・・・と帰国を拒否して、

それを責める雫と喧嘩別れしてしまう。

 

 おじいさんは、そのまま亡くなってしまうけど、

おじいさんは、自分にも経験があると。

バイオリン職人の域に達するには、一度は世捨て人にならないといけない。

だから、聖司を責めないでやってくれ・・・と言い残すワケです。

 

数年後、師匠の作ったバイオリンの数に追いついた聖司は、

やっと自分の望むバイオリンを作りあげた。

 しかし、その喜びの反面、自分の失ったものと向き合わねばならなかった。

廃人同様に過ごす、聖司は、ある日。

 まるで導かれるように、バイオリンを持って、作業場を出た。

公園のベンチで、試しにバイオリンを弾く。

「カントリーロード」だ。

 近所の子供たちが、音楽に合わせて、歌い踊る。

聖司は、雫の歌声を思い出し、涙する。

 雫はもう待ってはいないと思いつつ、日本へと帰国する。

おじいさんのお墓で自分の不義理を詫びたが、

気に病む事はないというおじいさんの残した手紙を読む。

 そして、閉まっているだろう地球屋へ向かうと、そこには、

その店の後を継ぎ、小説を書き続ける雫がいたのだった・・・・

 

職人たるもの、一度は世捨て人にべるべし(←偏見)

 

・・・・泣ける(←バカ)笑い泣き
 

ホント、上手でした。さすが、松坂桃李様!

そういえば、「何故、高橋一生じゃないんだ!」という声が多いと聞きました。

(聖司の声が、高橋一生さんだったんですよね)

いや~!!

私ん中では、聖司は、松坂桃李様一択ですけどね~グッ

 

ポスター画像が素敵だったので、あげておきます。

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