【韓ドラ】私の解放日誌⑤ 14話~最終話 あらすじ(ネタバレ) | ROUTE8787 サンサクキロク

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ク氏と次女・ミジョン

ミジョンの母親は、昼寝をしたまま、

目覚めずに逝ってしまった。

その事をミジョンの父親から知ったク氏は、教えて貰ったミジョンの携帯電話に電話をかけた。

久しぶりの再会を喜んだ2人だったが、

ク氏は、仕事で呼び出されてしまう。

 

仕事から戻ったク氏に、ミジョンは、

「1時間半で別人になって来た」と、

ク氏の殺伐とした雰囲気を言葉にした。

「まさにこれが人生だ。いい事もあれば、すぐに悪いことがおきる」

 

「再会した事を後悔した。あのまま別れていたら、

どうしようもないヤツだと

知られずに済んだ。

絶対に忘れるな。本気で好きだった。

俺がどうなるか自分でも分からない。

俺はお前が好きだった。

この先、お前にどんな仕打ちをするか。

どんな言葉をぶつけるか分からない。

とんでもないクソ野郎になっても、お前を好きだったと・・・」

 

再会したク氏は、アルコール依存症であり、

難聴などの症状も出始めていた。

「素面でいる時は、目が覚めた時、関わった人間がやってくるんだ。

全員頭の中で、ぶっ潰すと、疲れるんだ。

お酒を飲むと、そいつらがいなくなるんだ」

 ク氏は、お酒を飲む理由を話す。

 

そして、「素面でも落ち着いている時もある。その時は、その楽さをぶち壊したくて、

強い酒を注ぎ込むんだ。

幸せを感じる前に、鞭を打つんだ」

そう言って、笑顔を浮かべるク氏に、

「やってくる人間たちを、

その笑顔で迎えればいいの。

笑って、歓待すればいいの」と、アドバイスするのだった。

 

ク氏は、シン社長から、兄貴と慕う先輩から、くすねたお金を回収し、

クビにするようにと言われていた。

 先輩は、売上を賭博に使い込んでいた。

ク氏は、先輩に三行半をつきつけた。

 回収されてしまったお金を奪おうと、先輩がク氏を襲撃した。

応戦するク氏は、怪我をしたまま、気を失ったように眠った。

 

目が覚めると、ク氏は、先輩に電話をかけた。

「朝目覚めた時、押し寄せてくる人間の中に、

兄貴もいる。

朝から罵らさせる人間の中に、兄貴もいるが・・・

兄貴、歓待するよ。

歓待するから、生きて会おう」

 

ク氏は、鞄に札束を詰め込んだ。

路上で、コインが転がり、水路に落ちそうな所で、留まっていた。

 

そのコインをしばらく見つめ、ク氏は、立ち上がった。

手にしていたお酒の瓶を、そっと道端に残して、歩き出す。

その視線の先には、

ミジョンの笑顔が広がっていた。

 

長女・ギジョン

ギジョンは、テフンとの順調に交際していた。

その相手を見てみたいという母親に、

偶然を装って、テフンを紹介した。

 その日、母親は亡くなった。

ギジョンは、ユリム(テフンの娘)に、

母親が死んだと打ち明ける。

そして、あなたの母親になりたい。

ダメだったら、クビにしていい・・・

と涙で訴える。

テフンにも結婚しようと言い、テフンも同意し、

ユリムが20歳になったら結婚しようと約束をした。

 

ある日、

テフンはギジョンが妊娠したと勘違いした。

それは誤解だと知り、「良かった」と胸をなでおろすテフンに、

ギジョンは少なからずショックを受けた。

 テフンは、その理由をギジョンに打ち明けた。

「僕はなぜか、

よちよち歩く子供の後ろ姿を見ると、

不安になります。

あの子は30年後、

何を背負って生きていくのだろう。

どんな屈辱に耐えながら生きるのだろう。

僕だから耐えたけど、あの子は・・・・・

他の誰にも同じ想いをしてほしくない。

もちろんユリムがいて、良かったし、

彼女のいない人生は想像できないけど、

僕は生まれて良かった?

冷静に考えると、そう思えません。だから、妊娠していないと知った時、

良かったという言葉が・・・・」

 ギジョンは、涙を拭き、

「生まれた以上、生きるしかないけど、

私たちはどう生きれば?」

ギジョンは前向きにそう笑い、つられて、テフンも笑顔を浮かべるのだった。

 

長男・チャンヒ

チャンヒは、祖母が死んだ時も、

発見したのは彼だった。

そしてまた、母親の死を見つけたのも彼だった。

 お葬式で、チャンヒは、

「俺があそこにいる時、ここには誰がいるかな?」とヒョナに問いかける。

「私がいる」と答えるヒョナに、チャンヒは、

「俺たち、結婚しよう」と伝えるのだった。

 

チャンヒは、父親の仕事を手伝いながら過ごしていた。

母親の亡きあと、鬱々とする家族を誘い、

海へと出かけた。

「父さんのそばにはまだ俺たちがいる。

愛してるよ」

・・・と父親に伝えた。

 

数年後、チャンヒは姉たちとソウルに出て、

コンビニ経営を始めていた。

 男に尽くす事で自分の価値を感じたいヒョナにとって、

コンビニ経営を行い成功するチャンヒとは、

心が離れていた。

「俺がまともで苦しいんだろ?

コンビニを始めて、やっと一息つけた。

お前のために地獄に戻る気はない。

他人に見下される人生は、二度と御免だ」

そうヒョナに言い放つ。

そして、

「生きるのが辛くなったら、訪ねて来い。

俺がまだ独りなら、受け入れてやる」

 しかし、ヒョナは、その手を振り払い、

チャンヒの元から去るのだった。

 

チャンヒは闘病中のヒョナの

元恋人の最期を看取る。

チャンヒに会いに来たヒョナは、今度はあなたのコンビニに行く・・と伝えた。

ある日、市民講座に参加しようとしたチャンヒは、

間違って別の講座の教室に入ってしまう。

「葬礼至道士」

祖母・母親そして、ヒョナの元恋人を見送ったチャンヒ。

何かの縁を感じたのか、その教室を出ようとはしなかった。

 

それぞれの解放の目標が達成するまで

解放クラブを再開しようとメッセージがきた。

解放クラブのメンバーはそれぞれ、

「賛成」と返信するのだった。