ホームステイ

2022年2月11日 配信公開

☆☆ 2022年⑩

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あらすじ 

管理人と名乗る謎の人物に選ばれた魂・シロは同時期に死んだ高校生・小林真の身体にホームステイし、管理人に課された転生の条件に挑むことになる。条件とは、「小林真が死んだ原因を突き止める」というもの。100日間のリミットの中で、ちょっと違和感のある家族との時間、優しい幼馴染や学校での憧れの先輩との日々などつかの間の真として過ごすシロ。だがその死の真相には小さな光と大きな闇が交錯していた。

 

ネタバレあり感想 

原作未読。

とりあえず、最後までは観れました。

フレッシュさか、演技が下手かの境界線

主人公の長尾謙杜さんの演技は、フレッシュととるか、演技下手ととるか・・・

という感じです。

 

 でも、一生懸命さが、本当に溢れているので、

初々しさに弱いおばちゃんは、

「フレッシュ」ととります。

 でも、演技上手になりそうな気はするけどね~・・・(←誰目線やねん・・・すんません)

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まぁ・・・若手キャストは「フレッシュ」としても、

やっぱり、相変わらず、石田ひかりさんは、演技が下手過ぎて、

ビビります。

でも、人気あるんやもんね~

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そして、佐々木蔵之介さん・・・・

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老けたな・・・と思ったら、54歳だった!

今までが若すぎたんやな。

 なんか、この夫婦の描き方も中途半端だから、妻が事故にあって、

いきなり佐々木蔵之介が泣いたから、ちょっと引いてしもたわ。

 こういうのを見ると、やっぱり、役者を殺すも生かすも、

演出だよね・・・と思うわ。

 

最後の種明かしの楽しさ

・・・・・を、全く味わえなかった。

私は、食べたいものは?

「ビーフシチュー」で、ああああ、そういう事ね・・・と分かってしまいました。

 ビーフシチューって、そんな被るメニューじゃないよね?

せめて、カレーとかなら、

「当たった・・・・」っていう主人公の台詞も面白いんだけど。

カレーはありきたり過ぎるかな。

「餃子」あたりとか?

 

そして、シロと真の違いが演じきれていないので、

同一人以外のナニモノでもないやろう・・・と思ったんだけど。

 

 

テーマは重いのに・・・・雑

話的には普通に面白いと思ったんだけどね・・・・

テーマが重いワリに、扱いが軽い。

 特に、美月先輩のアウティングの辺りは、ちょっと、不快。

LGBTQのブームにのかっただけなのか、読み手をアッと驚かせるための、

ただのスパイスとして取り扱っているのか。

 

 キス写真を拡散し、教室であんな風に、侮辱して。

美月先輩の状況ほど、自殺に繋がるケースだと思えて、

この後の、彼女の行く末が心配になる・・・。

 

そして、ダメなのは、それに対して、美月先輩が、

あまりダメージを受けてないっていう演出。

 これは、視聴者へどういう風に伝わっていくかが、心配。

ジャニーズの子が出ているし、若い子が沢山観て、

あれほどのアウティングを受けた子が、笑顔で光り輝いて・・・っていうのを

観た時に、「あ・・・そんなもんね」という感想を持たないかと。

 

 全体的に軽い感じの演出なので、

それにLGBTQをはさむのは、中途半端だし、

 

「死にたいは、生きたい」というメッセージにも、疑問しか湧かない。

こういう、責任のとれないテーマは、どうかと思うけどな・・・・

死にたい人は、やっぱり、その瞬間、死にたい人なんだと思うし、

だからこそ、死にたいは生きたいって、キレイごと過ぎるし。

 

真の死を選ぶまでの過程も、そんなに深刻じゃないし、

キャスト陣の演技も、いわゆる「フレッシュ」だし。

 そうなると、自殺というテーマや、

LGBTQは手に負えるモノではないという感じなんだよね。

 

 扱うなら扱うならで、それなりの覚悟をすべき。

 

タイトルはカラフルがいい

 カラフルでいいのにな・・と思ったね。

「ホームステイ」のこじつけみたいな台詞が、ちょっと偽善的です。

人生はしょせんホームステイ・・・にも、何ら共感出来ませんでした(笑)

 

高校生たちの最後の作品に、1番感動しました。

 

そして・・・・・高評価

文句ばっかりでしたけど、世間では受け入れられてるようです。

 

あ、そういえば、

お兄さんが、ガツン!と弟に言ってやった台詞は、

なかなか良かったです。

 

このお兄さん、弟想いの良い人やないの。

でも、なんか、兄弟の関係やお兄さんのキャラが、定まっていない感じがしたなぁ・・・・

 

だからかな、最後までパズルがずべてハマった感じがしなかった。