No Activity/本日も異状なし
あらすじ&キャスト
中年刑事・時田（豊川悦司）と、新米刑事・椎名（中村倫也）が乗り込む13号車は、
麻薬取引の張り込みをしている。
指令センターでは、お局オペレーターの里見（木村佳乃）が、配属されて間もない大平（清野菜名）と、
おしゃべりをしている。
ガレージ倉庫の中では、麻薬取引について情報を知ってしまった茉莉（岸井ゆきの）を
見張るバイトをする、前科７犯の諌山（岸谷）と初心者の一条（岡山天音）がいた。
感想（ネタバレなし）
まぁ・・・キャストを見ても間違いはないだろうな・・とは思ってましたが。
予想をはるか上をいった感があります。
韓ドラ恋愛もの以外にニヤニヤしたのは、久しぶりかも知れない。
とにかく、それぞれのコンビ達の会話が面白くて、可愛くて、
ニヤニヤが止まらない。
豊川悦司さんなんて、もう、ほんとに、そこにいるだけで、
可愛いくて、面白くて、もぉ・・・・たまらんのです
豊川悦司さんの、シリアス顔なのに、ポンコツ具合が愛おしい。
中村倫也さんの、シニカルで超Sな、人たらし具合に、間違いなく惚れる。
木村佳乃さんの、自己中な振り切り具合が、気持ちいい。
清野菜名さんの、真面目なのに、どこか、ネジとんでる具合が面白い
岸谷五朗さんの、不気味でおバカで、ピュアさ具合が、気味悪い
岡山天音さんの、今時の青年の、ちょっとサイコパス具合に、震える
岸井ゆきさんの、天然で可愛い、けれど、感覚おかしい今時具合が、微笑ましい
物語は、ほぼ、会話が中心。
その会話の、「間」が素晴らしいし、
もうね。
そこにいるだけで、会話しなくても、面白いって、
みんな、天才？？？？
特に豊川悦司さんと、岸谷五郎さんは、怪演の域じゃないでしょうか。
このキャストの中で、どうかなーと思っていた木村佳乃さんが、
もう振り切って、最高の出来栄えで、見直しました！！
そして、中村倫也さん、お初でしたが。
演技もお上手だし、いい俳優さんですね～。
テンポもよく、刑事ものでありながら、コメディなのに、
映像は刑事ものとして、充分。手を抜いていない。
コメディとサスペンスのバランスが、絶妙に取れているという感じがする。
残念な点もあるのですが、
そちらは、
ネタバレで。
ま、とにもかくにも、
1話３０分程度の全６話。
全編笑えて、ホッコリして、ニヤニヤします！
俳優さん達の底力と、全キャストの熱意を感じる秀作です！！
感想（ネタバレあり）
相当面白かった～・・・
キャストの演技力の素晴らしさを、ありありと観させて貰ったね～。
いや、ほんとに、素晴らしい。
笑えるのに、不気味だったり、
笑えるのに、ちょっと、しんみりしたり、
感情のバランスが、絶妙で、
まるで、チャップリン作品を観ているような気分になる。
さて、残念なところは、一つ。
最後かな・・・・
こういうドラマであるならば、最後は、ちょっとした仕掛けが欲しかったな・・と
思うんですよね。
華麗なる伏線の回収でもいいし、
アッと驚く一瞬の解決でもいいし。
マネキンからの死体、ピストルっていうのが、
多少、冗長だったかなと思うんです。
そして、マネキンにピストルもたせ、
死体を立たせていたってのも、
それまでの流れから、そんな事するかな・・・と多少、違和感がね。
少しでも、そういう流れの台詞があったら、
そこが、伏線の回収になっていたかも知れないけど。
そう考えると、死体を横たえて、スマホで菊の花・・・のが良かったんじゃないかな・・・と。
（茉莉が、花を供えたいってところでね）
あと、
死体とマネキンを入れ替えた理由は、何だったのか。
これが、すべて彼らの策略なら、
「おバカで可愛い」彼らの印象は変わるし、
検問で驚いた風も、予想通りだったのかと、
面白さが半減すると思うんだよね。
あくまで、この作品の面白さは、普通っぽい人たちが、
偶然の積み重ねで、事件に関わっていく・・・という所だと思うんだけど。
刑事2人の、ピストルを撃って・・・って所は、銃をぶっ放したい・・・という
伏線があって、いいんだけど。
こちらは、それが、丸見えなのが、あざとい・・・・・
最後は銃撃戦でもあって、麻薬組織を壊滅させた！！ぐらいでも、
良かったんじゃないでしょうか（笑）
銃弾が飛んできて、麻薬組織がどっか行っちゃうってねぇ。
という事で、ラストがそういう感じでしたが、
全体的には、大好きなドラマで、
是非、シーズン２・３と、ドンドンして欲しいな…と思います。
時田さんと、椎名さんが、大平さんの相談にのる所が、
最高に、好きです！！！
笑った～！！
中村倫也さんの、教習所教官おったら、
悶絶～！！間違いなし。