幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。しかし母の伝手で、大手総合商社にインターンとして入社。満足に会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、遅れをとるが・・・・。
とにかく、名言の宝庫・・・・名言の宝箱やでぇぇぇぇぇぇぇ
・・・というドラマ。
話の展開も面白い。
キャラクターもいい。
最後まで観てませんが、
秀作の匂いしかしない。
女性蔑視な表現や、セクハラ・パワハラに、
ホント、うんざりするけれど、
その反面、男性陣の社会での大変さというのも、
主婦として、考える契機になったともいえる。
男女ともに、働くって大変な事だと思うし、
不条理・不平等の中で、必死にもがいているんだなぁ・・。
そんな中で、自分をどんな風に適応させていくのか。適応と、変容。
そうなった時に指標となるのが、
上司であり先輩。
本作は、サンシクという上司のもと、成長を遂げていくチャン・グレと、その同期たちの物語だ。
<2話>
なかなか第3課に馴染めないグレ。
今まで一人で戦ってきたグレには、みんなで成す仕事が分からない。
そんな時に、キム代理の一言。
【仕事は共同作業なんだ】
サンシクは、厳しくグレに言い放つ。
「会社に入るために、多くの者は、汗と涙と挫折を味わってきた。
そうでないものに、資格はない」
この言葉を聞いたグレ。囲碁の世界で挫折を味わってきたグレの、
悔しい想いが伝わってきた。
【汗と涙と挫折、
まだ足りないというのか】
<3話>
一緒にプレゼンをすることになった、変り者のハン君。
自分を選んでくれたグレの選択は正しかったとばかりに饒舌に語る。
【人生は選択の連続で出来ている
一つ一つの選択が繋がり
人生になっていく。
人生は、選択の集合体なんだ】
ハン君にいいように使われているグレに、何故言いなりになるのだと言うサンシクに、
グレが答えた。
【プライドと意地だけでは、越えられない差があるんです。
恥ずかしい話ですが、
生き延びるためです】
仕事をしていく上で、ハン君の知識や経験が必要であり、そこには、プライドも意地もないのだという。
サンシクもまた、その言葉に影響され、まさにその、プライドと意地でがんじがらめだった状況を打破しようと考えを改めたのだった。
<5話>
ミセンとは、 ミセンとは囲碁用語で「生き石にも死に石にもまだなってない石」のこと。
弱いけれど、まだ何も決まっていないこと。
この言葉を、厳しい上司であるサンシクは、グレに伝えた(4話)
【せっかくだからとにかく踏ん張れ 踏ん張ったものが勝つ。
いつか完全に生きられるからだ。
知らないだろうがこんな囲碁用語がある未生(ミセン)と
完石(ワンセン)
俺たちはまだ弱い石
(ミセン=未生)だから】
<7話>