<ネタバレ>2016⑫ヴィンセントが教えてくれたこと ☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。

 

 

ビル・マーレイが頑固なおやじを演じるってことで、とっても楽しみにしていた作品だけに、

残念な感じ。

 私は、そもそも、この手の作品が好みである。

だけど、この作品だけは、受け入れられない点がある。

 

 いくら、過去に聖人であったとしても、現在のことまで帳消しになるというのは、

いかがなものであろうか。

 

オリヴァーの貯金を勝手に引き出した挙句、

競馬に使い、パァーにしてしまった。

 これって、本当に、人間として、どーなのよって話で、

これに対して、何のフォローのないまま、何のお咎めのないまま、

話は、ハッピーエンド・・・・って、何か、凄く大事なところを、

スルーしているんじゃないのかな。

 

 頑固で、だらしなくて、とっつきにくい・・・けれど、

1本筋が通っていなければ。

そうでなければ、素晴らしい功績も、ただの過去の産物だ。

 

子供のお金を勝手に使った時点で、

ヴィンセントの人間性に疑いを持ち、到底受け入れられない。

 そして、最後のハッピーエンド。

 

 家族のように慕うヴィンセントの魅力が何なのか。

私には、最後まで理解できなかった。

 

 

 

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