2016④ 予告犯  ☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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インターネット上に、新聞紙製の頭巾にTシャツの男(生田斗真)が登場する動画が投稿され始める。彼は動画の中で、集団食中毒を起こしながらも誠意を見せない食品加工会社への放火を予告する。警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)が捜査に着手するが、彼の予告通りに食品加工会社の工場に火が放たれる。それを契機に、予告犯=シンブンシによる予告動画の投稿とその内容の実行が繰り返される。やがて模倣犯が出没し、政治家殺害予告までもが飛び出すようになる。

 
 うーん。
もう、なんといいますか。
 冗談の映画かな・・・と思う。

この役に、生田斗真ってのが、もう、おかしい。
底辺労働者という設定に、生田斗真ってのが、もう、違和感なのである。

 ミスキャストなのか、役作り感皆無の生田斗真が悪いのか・・・・。

 もう、その始めの部分で、つまづいちゃってるから、
違和感ばかりに、目がいっちゃう。
 
生田斗真好きだけど、毎度、どの作品に出ても生田斗真・・・・。
彼が、やれ、自分の身の不幸を嘆いても、
社会への不満をぶつけても、
ただの、坊ちゃんのたわごとにしか思えない。

 そして、その違和感は戸田恵梨香も同じ。
彼女のキーキー声は、不快でしかないし、
 ネットカフェで台にあがったり、生田斗真を追いかけたり・・・・
 全然、現実味のない刑事なんですけど。

 しかも、生田斗真演じるゲイツに共感したりして、
死んだゲイツを抱きしめるって、茶番の限りを尽くすんだから・・・

 そもそもこの刑事の人物像が描かれていないから、
共感する理由がわからない。
 そして、戸田さんの演技では、この刑事の暗い過去も、
こちらも、お嬢様のたわごとにしか思えない。


 4人の結びつきも、良くわからないし、
結局、ゲイツが一人犠牲になって、
他の3人は、それぞれの人生を歩んでいく・・・と。

 残った3人が、何も言わずに再出発するのなら、
それが、ゲイツとの結びつきの結果であると、観てる側を納得させる材料を用意してほしい。
もしくは、
この3人が、「しめしめ、うまくいったぜ・・」的な、
結局、人間自分が大事的な、ブラックな最後でも、それはそれで、
面白かったと思う。
 なのに、この3人が、いったいどういう思いで、
どんな結びつきの結果で、ゲイツをスケープゴートにして、生き残ることになったのか・・・・
 曖昧なままでは、後味の悪さだけが残る。

 証拠となった最後の動画のカラクリも、
なかなか、無理矢理では???

まぁ・・・これらの違和感をすべて、横に置いておいても・・・・

復讐劇なのに・・・・
スッキリ~!!場面が見事に、無いってのも、ある意味、凄い。
 


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