海外ドラマを見尽くしているという義兄の、
おススメが、この「グッド・ワイフ」
残念ながら、Huluでは配信されていないので、
DVDレンタルで観た。
懐かしのERのキャロルこと、ジュリアナ・マルグリーズが、アリシア役で主演。
弁護士であるアリシアは、結婚してからは夫に尽くし、家庭に専念していたが、
夫が逮捕された後は、一家を養う為、弁護士業に復帰する。
この人のお顔立ちは、1度見たら、忘れない。
印象的な美貌の持ち主。
キャロルの時の笑顔がステキだったけど、
その魅力はは今も健在。
仏頂面も多いけど、その合間に見せる笑顔が、本当に素敵なのだ。
そのアリシアの夫役が、「セックス・アンド・ザ・シティ」で有名な、
クリス・ノース。
州検事をしていたが、女性と汚職のスキャンダルで、失脚。
女性とのスキャンダルは認めたが、賄賂は否認。
そして、アリシアの友人であり、職場の同僚のウィル・ガードナー。
懐かしの「今を生きる」や「スリーサム」に出ていたジョシュ・チャールス。
久しぶりに、みました。
ウィルは、アリシアに恋愛感情を抱いている。
ストーリーは、夫ピーターを陥れる陰謀を軸に、
1話完結な感じで、アリシアの携わる裁判が展開していく。
女性とのスキャンダル。自分を裏切った夫への、複雑なアリシアの心境や、
ウィル・ガードナーとの恋愛絡みも、興味深く描かれている。
1つ1つの、裁判についても、非常に、面白くて、
考えさせられる。
夫ピーターへの陰謀においての、サスペンス要素。
裁判にまつわる、善と悪。そして、倫理的要素。
その中には、正義が勝つという爽快感もあれば、
正義も悪も、混在する、この世の虚しさも感じる。
夫への愛に疑念を抱きつつも、夫と家族を支えようとする妻の強さもあれば、
そばにいるウィルに、つい想いを寄せてしまいそうになる、ピュアな恋愛も垣間見せる。
かなり、盛り沢山のドラマである。
盛り沢山過ぎて、疲れそうなんだけど、
意外に、すんなりと観てしまうのは、そのテンポの良さと、
アリシアというクールなキャラのせいかも知れない。
正義と悪の狭間で、悩みながらも、悩み過ぎない。
仕事をなくしてまで、正義を守る・・・というワケではない・・・
というアリシアのしたたかな部分もまた、人間らしくて、好きになる。
そして、その、したたかさは、家族を守るためでもあり、
それは、強い母の、証でもある。
理想論だけでは、立ち行かない。
弁護士は、善・悪ではなく、あくまで、
「弁護人を守る」ことなのである。
しかし・・・。
アメリカの裁判って、ホント、こんな感じなのね。
司法取引とか、裁判は、正義を証明する場面ではないのね・・・・。
こんな世界にいたら、ホント、
正義も悪もへったくれもない・・・・と思ってしまう。
その他のキャラクターも、これまた、いい。
アリシアの務める弁護士事務所の、調査スタッフのカリンダも、
素敵ないい女だし、アリシアと弁護士の座を争うケイリーも、いい。
ウィルと共同経営者のダイアンも。
ダイアンといい、カリンダといい、
このドラマに出てくる女性は、タフで、魅力的。
そうそう、たまに出てくるパティも、
忘れられない印象を残している。
パティ役のマーサ・プリンプトンといえば、
我らが永遠の恋人、リバー様の恋人だった方。
リバー様が最高に美しかった「モスキート・コースト」や「旅立ちの時」で共演。
「こんな人のどこがええんやーリバー!!」と、ジェラシーだったが。
いやはや、時が経ち、マーサ・プリンプトンも、
面白い演技をするようになったなー・・・・と。
今は、ジェラシーも消え、リバーを愛した同志として、
彼女の成功を嬉しく思う次第です(←ナゼに上から目線?)
そういえば「モスキート・コースト」という映画は、ハリソン・フォードとリバー様が共演で、とっても面白かったなぁ~。
制作総指揮が、リドリー&トニースコット兄弟。
残念ながら、トニー・スコット監督は、昨年の夏に、
亡くなってしまわれてて。
こんな大きな仕事を手がけているのだと知り、
再び、残念な気持ちでいっぱい。
最後のエンドロールで、トニー・スコットの名前が出ると、
切ない気持ちになる。
さて。
このまま、シーズン2に突っ走りたい。
シーズン1の最後も、「どどどどどどどないやねん!!」ってな感じで終わってるし。
シーズン2の楽しみといえば、
我らが青春の人・マイケル・J・フォックス様が、
ゲスト出演なされてるらしいやないの。
これは、本当に、嬉しい限り。
早く観たいなー・・・・
ああ、でも忙しい。
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