「ノッティングヒルの恋人」
わたしは、この映画が、ひょっとしたら、
数多くある恋愛映画の中で、NO1なのかも知れない。
とりあえず、何回も観てます。1年に2回は、見直します。
何が好きかと考えると、
ジュリア・ロバーツの魅力が、詰め込まれいる事もあるけれど、
ともかく、全体的にレベルの高い映画になっている。
アナ・スコットが、エルヴィス・コステロの名曲「she」で登場する。
息をのむ瞬間だ。
そして、オサレでほのぼの感のあるノッティングヒルの街風景が、
ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)のナレーションとともに映し出された後、
あの、青いドアにたどり着く。
出だしから、テンションが舞い上がる。
女優のアナ・スコットが、一般人の冴えない古本屋を営むウィリアム・タッカーと恋に落ちるという、ありえなさそうな設定を、描いている。
あり得なさそうなんだけど、
全く、違和感のない仕上がり。
「こんな話ないやろ~」と思うかわりに、
「女優さんも、普通の女子なのね」と共感しちゃう位なのだから、
この映画の脚本が、いかに素晴らしいかが分かる。
そして、わたしが、この映画の1番好きなのは、
二人を取り囲む友人たちの存在だ。
冴えない男ウィリアムの仲間たちに、妹。
そして、笑いを誘う、同居人のスパイク。
アナを招いての、妹ハニーの誕生会のシーンも、
大好き。
超有名人と、円卓を囲み、最後のデザートをめぐって、
自分の不幸話にハナを咲かせる。
「1番不幸な人に、この最後のケーキを」って事で、
みんながそれぞれ、自分の不幸話をさらけだす。
非常に、アメリカ映画らしい演出。
この際どい感じが、何とも、素晴らしい。
それぞれ、笑いの為の不幸話でなく、ガチで不幸な話を披露する。
ベラに至っては、事故で車椅子生活、子供も産めない・・・と言う。
アナは、自分が過激なダイエットをずっと続けており、整形したとも明かす。
「最後の一つは、私ね」とデザートをとるが、
そこで、ベラの恋人マックスが、
「まだ分からないよ。このウィリアムは・・・」と
ウィリアムの冴えない話で、笑いへと導く。
このシーンには、愛情が沢山つまっていて、
心がじーんとする。
マックスがベラを見つめる視線であったり、
みんながハニーを見つめる視線。
どんな、感動的な場面よりも、わたしは、感動してしまう。
互いが互いを本当に想っているシーンは、そのあとも、
いたるところで見る事が出来る。
なかなか素直になれないウィリアムに、シンプルな答えを突きつけるスパイク。
みんなで車に乗り込むが、車椅子のベラは、
「わたしはいいから・・」と自分を置いていきなさい・・・とせかすが、
マックスが、当然のように、車椅子をたたみ、ベラを車にのせる。
記者会見での告白に盛り上がりをみせる中、
ハニーとスパイクが、キスしたり、バーニーも知らない人とキスしちゃったりする可愛いシーンもある。
本当に、愛がいたるところに、散りばめられて。
そして、笑いも散りばめられて。
どこを切り取っても、ステキなシーンなのだ。
そして。
この映画の素晴らしいのは、
ノッティングヒルの景色に相応しい、音楽の存在である。
ええ、このサントラは、それこそ、アホがつくほど、
聴いてます。
「when you say nothing 」
ボーイゾーンのローナンのソロ。
これが、ノッティングヒルの夜の雰囲気に、
ピッタリ。
そして、
勿論、忘れてはいけないのが、
エルヴィス・コステロ様の「She」
わたしにとって、エルヴィスといえば、
プレスリーよりも、コステロです。
この方のお話は長くなるので、また、次回。
ともかく、
この「She」が、はじめと終わりで流れるんだけど、
まぁ~正装したジュリア様の為に、あるような歌だと・・・。
私は、本当に劇的な出会いをコステロ様の音楽と果たしていて、
そのコステロ様の歌声が、この大好きな映画の主題歌になるなんて。
運命としか、思えななかった。
1999年配給。
あれから、14年。
時が経っても、色褪せない映画の一つです。
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