入院4日目、がん看護専門看護師さんと話す | にの日記

にの日記

2002年2月30歳で乳がん発症。現在50歳。再発して9年、抗がん剤はやり尽くしました。現在、痛みのコントロール、腹水・胸水治療(CART)を受けています。
今までのほほんとしていたのですが、あまりのほほんとしていられなさそうなので、ブログタイトル変えました。

入院4日目、またまたお腹が膨らみつつある。


このペースで溜まってちゃ、毎週抜かなきゃ間に合わないよ。


明日胸水を抜いて、金曜日に抜いた腹水と合わせて濾過し、自家製アルブミンを戻す予定。


隔週で通院したとして、その間の週に在宅で穿刺だけでもしてもらえないかなーと思っていたら、『がん看護専門看護師』という方が病室にみえた。


わたしのカルテ、体調日記(毎週主治医に提出している)、病歴など、全てがん看護専門チームで情報を共有し、把握してるとのこと。


恥ずかしっ(*ノω・*)テヘ


今の通院治療ができなくなったとして、その後どうしたいか、という話をした。


わたしの居住地域は田舎なので、訪問看護ステーションが振興局(郡が集まって市みたいな感じかな)に1つしかない。

そこでどんな治療を受けられるか知りたいけど、いきなり電話していいものなのかわからず、連絡を後回しにしている。

できれば在宅で苦痛を和らげる穿刺や、利尿剤の点滴を受けたい。


更に、最期の希望は自宅か病院か、という話では、


車で1時間のところに緩和ケア病棟のある病院があって、そこは景色が良くて温泉があるからいいな〜と思っている。でもどんなタイミングで問い合わせるべきかわからない。


と話したら、どちらも看護師さんから問い合わせてくれるそう。


今後も受けたい治療、ケアができるようにしていきましょう、と。


話、早っ。


今の病院ってそういうもの?


こんなにひとりの患者に親切にしてくれるものなの?


最期に向けてどうしていきたいかって他人から聞かれるのはショック。

できれば考えたくないし、避けたい。


でも、一緒に考えて、よりよい方法を探してくれるなんて、なぜ?

なんでそんなに優しいの?


それとも日本の医療は、以前からこんなに親身に寄り添ってくれていたのだろうか。

(と、ここで『がん 政府』で検索してみたら、2007年に『がん対策基本法』なるものが施行されたとのこと。

厚生労働省の読みでのありそうなPDFの数々(^_^;)

今度腰を据えて読んでみよう。)


転院する前は、終末期医療とは無縁の外科手術職人病院だったから、こういうサービスはなかったし、知らなかった。


知らないって怖い。

あれこれ調べているつもりでも、知らないから調べもしてなかった。


頼れるものは、なんでも頼ろう。

自分が心地よくいられるように、いろんなサービスを使わせてもらおう。


と、つくづく思った入院4日目でした。