たんたん短歌354「ゲーム」
最初からハンデばかりのゲームでもみんな平等ライフは一つ
人は好むと好まざるとに拘らず
この世に生まれた時からハンデがある
人はそうした格差を背負って
「人生」という名のゲームに生きる
例えば金持ちの家に生まれた子は大人になった自分を想像し
貧乏な家に生まれた子は毎日を必死に生き延びる
例えばセンセイの家に生まれた子は親を目指すかもしれず
親の居ない家に生まれた子は名を挙げようとするかもしれない
そんな人生ゲームにもたった一つ平等なことがある
それは誰でもライフ(=いのち)は一つしか無いことだ
(2016.1.17)