サインの出し過ぎ!? | 無何有郷を目指して~Heading for Utopia.~

無何有郷を目指して~Heading for Utopia.~

新米少年野球監督のブログです。

野球のこと、自分で作るお弁当、家族で行くキャンプなどなど

今日は久しぶりの雨ですね。


お昼に会社出た時、結構降っていましたが、猛暑が続いていたので久しぶりの涼しさに雨の強さはあまり気になりませんでした。



さて、この前久しぶりに低学年チームの練習試合がありました。


7月の公式戦が終わった後、4年生が5年生大会に参加する5年生と合同練習となったり、合宿があったりで低学年チームとしての試合は約1ヶ月ぶりでした。


対戦チームは同じ市内のチーム。今年はメンバーが粒そろいで新チーム時からまとまっていて今年の市内の低学年リーグ戦では全勝優勝しています。


ちなみにうちは1勝しか出来ず、同率最下位(^_^;)


久々の試合なので子供達はとても楽しそうでした。暑さに負けず、試合前の体操、アップも元気な声が響いています。


夏の間、合宿等で高学年チームと一緒に練習したりしてスピード感の違いや距離感の違いを肌で感じ、それが低学年チームでも活かされればいいなあと思っていましたが、試合前のミーティングでは「久しぶりの試合だから勝ち負け気にせず守備も攻撃も思い切ってやろう!バッターは見送り三振はなしな。ランナーに出てもサインは出さないから行けると思ったらドンドン走る。その時のバッターもランナーを援護しようとか考えなくていいから良い球来たら積極的に打っていけ!」と、新チームが出来たばっかりの頃のようなアドバイス(?)で送り出しました。


試合はスコア的には後攻の我がチームは先制されるもすぐに追いつき、点の取り合いのシーソーゲーム。しかし、内容的には相手チームがバントやスクイズなど小技を織り交ぜて点を取るのに対し、うちはサインなしなので時々ヒットエンドラン的な攻撃が偶然生まれるものの、基本的に自由に打たせる攻撃。


残り時間わずかになって2点ビハインドのうちの攻撃は下位打線からでしたが、ラッキーなヒットもあってとうとう逆転に成功。


時間切れで勝ちかなと思ったら、主審を務める我がチームの高学年チームのコーチが高学年戦と間違えて次のイニングに突入。


最終回は前日の練習をおうちの用事で休んでこの日の試合はスタメン落ちしていたエース君を投入。ランナー二人を出しましたが、何とか粘りの投球でこの試合唯一無失点イニングで抑え、見事勝利となりました。
そしてこの試合、攻撃では三振も一杯ありましたが最初のミーティングで話した通り見送り三振はゼロでした。


試合後、なんとも不思議な試合だったなあと感じました。


たとえ低学年チームとはいえ、冬に新チームが立ち上がり、冬、春とすぎ夏場にはだいたいどのチームも固まってきて牽制のサインプレーや攻撃の際のサインやバリエーションも結構豊富になってきたりします。


攻撃のバリエーションが増えると、監督としてはあれもこれも指示通りやらせようとか、自分も意識してなくてもついついサインを出し過ぎてしまったかなあと、後から思うことがあります。


チームによってはサインを出さないと監督の仕事をしていないと思っているのではないかと思うくらいあれこれ指示しているチームもあります。(・_・ 三・_・)

子供がひっきりなしにベンチを気にしてたり( ̄□ ̄;)


でも試合の勝ち負けとサインって必ずしも一致しないんですよね。


それよりも子供達に思い切ってやらせたり、自分で考えながらやらせた方が良い結果が出るのかな、その方が子供達も楽しいのかなと思ったりしました。


今の低学年チームで戦える試合もわずかになってきました。


サインプレーはこれから子供達が覚える野球が高度になるにつれて必要不可欠なものだとは思います。

ただ、それに振り回されたり縛られたりするのではなく、試合の中のアクセントとして使って行けたらと思いました。