『一生懸命やっている者には最大限の敬意を払え』
私が好きな言葉の一つです。
子供達にもよく話します。
「野球が上手だから偉いなんてことないよ。それよりもたとえ今は下手くそでも一生懸命頑張っている選手はとても偉いし、それをきちんと認めてあげられる回りの選手、チームは素晴らしい。そんなチームにしようよ」と。
先日の試合、
「集中しろ!!」
「攻守交代はダッシュ!!」
「デッドボールを当てたり、主審からボールを受け取る時は帽子を取れ!!」
こういう声が怒号のように飛び交いました。
ベンチの後ろの方から…
言ってる事はどれも大切な事。
それはわかる。
ただ、試合の中で
時には忘れてしまうこともあるでしょう。
ふと気が抜けてしまうこともあるでしょう。
ピンチではテンパってしまうこともあるでしょう。
特に低学年の子供達にそれらを完璧に身につけろというのは、甘いと言われるかもしれないが難しいと思う。
そして怒りを覚えたのはそれらの言葉が子供達が萎縮してしまうまで執拗に続けられた事。
そして悲しかった事はそれらの言葉の後に「指導者は何教えてるんだよ」、「野球教える資格あんのか?」の陰口が聞こえた事。
子供達はもちろん我々指導者もみなそれぞれ一生懸命やっています。
あの人達の言動に敬意のかけらも感じられませんでした。
今年のチームのベストゲームと言っていい位の出来で試合に勝った日の事でした。