メンバー登録 | 無何有郷を目指して~Heading for Utopia.~

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新米少年野球監督のブログです。

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高校野球夏の甲子園の地方予選は早いところでは既に始まっていますが、そのベンチ入り登録メンバーの選出には、各校それぞれにドラマがあったことと想像します。

少年野球でも登録メンバーの選出はありますが、うちは市内の大会ではあまり厳しい制限を設けず、実質全員がベンチ入りできます。

しかし、大会上位に勝ち残り外部の派遣大会に出場するとなると、そうはいかない。


今回うちの高学年チームは見事派遣大会の出場権を獲得しましたが、その登録メンバー選出で監督は相当頭を悩ませていた様子。

みなさんどうやってますか?

本来なら実力で選ばれるべきなのでしょうが、そこは少年野球。

これまでチームの方針としては、

①六年生は優先的にベンチに入る。

②次に五年生の中で試合に出場する機会が多い子。

③それ以外はチームへの入団順。

に選ばれていました。

しかし、今回高学年チームのT監督は①②のみを選び、登録メンバー枠の20名を余らせて登録することを決断しました。

今年のチームだと①②③で選ぶと、ベンチを外れるのは3、4名。

当日欠席したりするとチームの中で一人とか二人だけで外から応援ということになる。
それでは可哀相だから、試合に出ない(出すつもりのない)メンバーはみんな登録から外して外から応援してもらおう。というのが監督の考え。


『英断』だと思います。


中学、高校なら例えば登録メンバー枠に一人多い部員であっても、最後の一人の枠を目指して全力で取り組み、結果外れてしまった部員もスタンドから一緒に戦おう、という指導が当然だと思います。しかし、スポ少の少年野球にそこまで求めるのは外れた子供のショックの方が大きすぎる気がします。

甘いと言われるかもしれないけど。


ただ、五年生で今回登録されなかったメンバーはこれからもっと奮起して頑張ってもらいたい。


それと試合に出なくてもベンチでできる事はいっぱいあったよね。

ボールボーイ、バットボーイ、ランナーコーチャー、応援、ボール回しのカバー…

こうした仕事をもっときちんと全力でやれていたら、きっと監督はその子を『戦力』としてベンチにおきたいと考えたんじゃないかな。


今回外れたメンバーはスタンドから応援しながら『悔しさ』を感じてもらいたい。