ジョルジョ・ヴァスタのSpaesamento読了。ジョルジョはトリノ在住の作家で、去年Il tempo materialeでぼくの心を鷲掴だのでした。その他若手作家の短編の編纂等、minimum fax社中心に本当にいい仕事をする人なのです。その新刊がこちらSpaesamentoだったのですが、このタイトルもまた意味を説明しにくいイタリア語でして…。Paese(国)に打ち消しのsが頭について「(自分の)国じゃなくなること」、「居心地の悪い場所になること」といった感じです。夏のある時期、パレルモに3日間の里帰りをした作者のエッセイ。白昼夢のような砂浜や今風のケバい内装に様変わりした中心部のバールなどを通して、現在のパレルモの、そしてベルルスコーニのイタリアの虚無感を書き記す。Laterza社の各地方をテーマにしたエッセイシリーズContromanoの最新刊だ。
