この度、京都駅ビルで開催されている姉妹都市映画祭の特集として、ローマの監督シルヴァーノ・アゴスティの映画が3本上映されます。なんのゆかりか地元で開催されるこのイベント。京都駅ビルと言えばぼくが中学生のころ、日本の中心だと思っていた場所です。遥か洛西の地から下り坂を自転車でぶっ飛ばして通ったものです。(※正確には著者が通ったのは京都駅ビルではなく、アバンティ<後のフィスミー京都>である。)ちなみに河原町はパリ、梅田はニューヨークという感覚でした。
この企画と字幕を担当したのがぼくの先輩に当たる方々なのですが、ひょんなことからぼくもアゴスティ氏と知り合いになり、このあいだも上のチラシを持って彼に会いに自身が経営する映画館に行ってきました。昔にも言っえいましたが、すぐ手が届く距離にアーティストがいるとつくづく感じます。映画館のドアの上にはエマヌエーレ・ルッツァーティが描いたチャップリンのイラストが、そして彼の映画のサントラはエンニオ・モリコーネが、そして彼らといっしょに仕事をしたマルコ・ベロッキオが…、とずるずる名のあるアーティストが芋づる式につながっていきます。アゴスティ氏が翌日の上映映画用の看板をマグネットのアルファベットでつくり始めたので、手伝わせていただきました。いい機会だと思い、最近出たヴェルトローニ(Walter Veltroni:元ローマ市長、今年突然民主党党首を辞任。ベルルスコーニに屈した左派の政治家として批判も浴びている。)の小説「Noi]って子供が主人公になっていてアゴスティさんの作品に通じるものがありますよ、と言ってみたら「ああ、そう」と生返事で答えられた。(代助)
