私の防災・その51 コロナ疑惑と外出自粛は突然に | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その51 コロナ疑惑と外出自粛は突然に

今回は特定を避けるため、リアルタイムで書くのは見合せ、全て終わってからの振り返り話を書いております。
ご理解くださいませ。

しばらく前、もえもえの通うデイサービスから同じ法人が運営する別事業所で陽性者が出たと連絡が入りました。
まず利用者の陽性判明し、その後の検査でスタッフ含む数名が陽性だったとのこと。

あくまでも別事業所での発生ですが、ご存じの通り障害者施設ではクラスターが多く出ていますので、
濃厚接触者ではないもえもえもPCR 検査を受けてもらうことになりますとのことガーン
その時点では、もえもえは元気一杯でしたのでいつも通り登校しており、急いで学校にお迎えに行き、複数利用しているデイサービスに連絡を入れてと慌ただしく動き回ることになりました。

PCR検査キットは法人がまとめて手配し、個々に配布する方法などはまた改めて連絡しますと言われてとりあえずその日は終了しました。

もえもえは厳密に言えば濃厚接触者でもなく、あくまでも念のために自宅待機となりますが、家族は特に外出制限などありません。
でもやはり外出することに対して心理的にブレーキがかかりますね。

幸い旦那は元々在宅だし、私が防災オタクで、更にコロナ禍で食料も消毒関係も備蓄を手厚くしていて買い物しなくても何とかなる見込みがあったので一気に家族全員引きこもり生活に突入しました。
その日の買い物に行く前だったので、生野菜と牛乳、ヨーグルト、パン等が少なめですが、こういう時のために乾燥野菜やら水煮レトルトやら常温保存できる牛乳やら買い置きしているのでまずまず問題ないでしょう。
ネットスーパーも登録して使ったことがありますので、どうしてもの時はこちらで買い物すれば良いと考えました。
今はネットスーパー利用者が増えているので配送に時間がかかるケースも有るようですから、配送時間の確認と余裕をもっての注文が大事ですね。

同じ市内の障害者親の会からも、家族内で陽性者が出ると同居家族も濃厚接触者となり突然外出できなくなるので買い置きをしておくこと、生協やネットスーパーの登録&利用、代理で買い物に行ってくれる知り合いの確保を進める呼び掛けがされていました。
頼める相手がいないときには親の会に連絡を入れてくれればお手伝いもしてくれるとのこと。

ご近所にお互い気にかける知り合いが居るって安心感が有りますよね。
「遠くの親族より近くの他人」
ご近所付き合い、何かしらの社会的繋がり大事にしたいと思います。

もえもえの感染リスクはかなり低そうだから、PCR 検査を受けて陰性確認できるまでの我慢かなと思っていたのですが、翌日デイサービスから
「検査対象人数が多すぎる(300人超)ので、感染リスクが高い半数から検査を行います」
との連絡が入りました。

そりゃそうでしょーねー、これだけ感染拡大して保健所も医療機関も大変な状況です。
福祉施設でのクラスターを早期に対応したいとの思いで当初の検査対象を手広くしたのでしょうけど、運営法人は居住地では大手と言って良いところなので、デイサービスや福祉事業所が多数。
全ての施設のスタッフと利用者全員、それでも一応感染リスクが有る時期に利用した人に絞ったそうですが、全てを検査対象にしてしまうのは無理があります。
もえもえの通うデイサービスは建物からして別れているわけで、しかももえもえの利用は感染リスクのある期間中のたった一日、それも3時間程度だけ。
たぶんリスクは一番低いグループです。

この辺りの錯綜ぶりに現場(事業所も保健所も)の混乱ぶりを感じました。

そして、第一陣の検査結果を受けて保留組の検査を行うかどうかを決めることになるので、検査結果が出て方針が決まるまでは念のため自宅待機継続ショボーン
この連絡の時点で利用してから一週間以上過ぎてます。
第一陣の検査結果が出る頃には10日経つ計算です。

検査を受けることになったらそれはそれではっきりするので良いのですが、検査不要となった場合、いつまで登校(外出)自粛すれば良いのか、この時点では保健所から明確な指示が有りません。

学校に相談しても
「県立校で有る以上、県の教育委員会に確認して指示をあおぐ必要がある」
と言うことで、登校自粛が10日で良いのか2週間は必要なのかわからない状態。

結局第一陣の検査結果が出るのを待たなければ何も決められない状態となりました。

そして、最初の連絡から4日目、もえもえがデイサービスを最後に利用してから10日目、デイサービスから連絡が来ました。
何と、法人の本部である施設(最初の施設とは別)を中心にしたクラスター発生確認。

法人の本部でクラスター発生したことで法人スタッフ間の濃厚接触が広範囲となり、法人全体が更に2週間の休所決定です。
デイサービスのスタッフさんも一人陽性となりましたが、児童との接触は無かったとのこと(これは本当に良かった!)

そして、肝心のもえもえは
濃厚接触者ではないので検査は不要だけれど、濃厚接触者と同等と見なし、最終利用日から2週間の自宅待機
と告げられました。

ま、覚悟はしていたし、宙ぶらりんの状態より余程スッキリします。

とりあえず、学校には法人から連絡が入るのでこちらはお任せする(後回し)として、他に自宅待機期間に利用予定だったデイサービスや大学病院の定期検診の予約変更の連絡をしなければならずバタバタしました。

幸い、もえもえは終始元気一杯で、一週間以上外出出来なくて少々不満げではありましたが、無事に自宅待機期間を乗りきってくれました。

今回は検査はせずに感染の可能性がある日から2週間の自宅待機と言うことで、実質一週間程の引きこもり生活で終わりました。

今回は災害時とは異なりライフラインは無事です。
冷蔵庫の中身がそのまま使えますから、良い機会だと考えて買い物なしの生活がどんな感じか数日間ですが体験してみました。

被災したわけではないので、あまり無理せず必要ならネットスーパーも適宜使おうと考えていましたが、結果的に使うことなく終わりました。
最終的にもえもえが濃厚接触者ではないとわかったので、私達はほぼ感染リスク無しとなり、自宅待機終わりの頃には旦那が買い物に出ています。
勿論、空いている時間を狙って買う物はあらかじめ決めてマスク着用の上、手の消毒をして短時間での買い物です。

先に書いた通り生野菜が少し少なめでしたが、自宅待機生活前半、生野菜サラダの回数を減らし、切り干し大根や干し椎茸、自家製冷凍野菜等も適宜使って料理することで特に野菜不足にならずに済みました。
肉や魚も冷凍しておいた分で自宅待機生活期間中全て余裕で間に合いました。
パンが足りなくなりましたが、私達の朝食はグラノーラに変えたり、もえもえにはホットケーキミックスでレンジ蒸しケーキを作ったりして前半を乗りきってます。
後半買い足し出来なかったとしても、足りなくなったら防災備蓄のパンがあると思うと心強かったです。
ホットケーキミックスで蒸しケーキを作るのはもえもえの退屈しのぎにもなってちょうど良かったですね。
牛乳も足りなくなりましたが、ローリングストックの常温保存できる牛乳や豆乳がありましたので、これも問題なし。

今回、買っておいて良かったと思ったのが、

・常温保存できる牛乳、豆乳
・常温保存できる根菜類、泥ネギ等
・常温保存できる豆腐
・鍋つゆ
・日持ちする果物(林檎と蜜柑)
・ホットケーキミックス
・ドライフルーツとフルーツ缶詰
・もえもえの好きなお菓子とフルーツゼリー(常温保存)

やはりストレスが溜まる引きこもり生活、好きなものを食べる喜びは大きいようです。
もえもえは普段はあまりおやつを食べたがらないのですが、この期間は口淋しいのかわりと欲しがりました。

買っておいた方が良かったものは

・常温保存できる乳酸菌飲料

毎朝食べているヨーグルトが無くなると、私達は乳酸菌のタブレット等で補給できますが、もえもえはちょっと難しいので、お腹の調子を維持するためにも飲みやすい乳酸菌飲料を買っておきたいなと思いました。
ヨーグルトは切らしたくなかったので旦那が買い物に出たわけなので、乳酸菌飲料の買い置きがあれば自宅待機期間中買い物に行かなくても何とかなったんじゃないかしら。

後、自家製冷凍野菜や下味冷凍した肉や魚が便利でした。
肉や魚は味付けなしで冷凍したものも適宜使いましたが、もえもえの「ねぇねぇ、退屈なの、構って構ってよ~!」攻撃を受けつつ料理するより、下ごしらえ不要で手早く調理できるのが助かりました。

鍋つゆも冷蔵庫の中の物を切って入れるだけという手軽さはやはり便利です。
鍋の時は試しにと購入していた常温保存できる豆腐も使いましたが、なかなか美味しかったのでリピート決定です音符

今回は冷蔵庫の中の物で殆ど賄うことが出来て、2階に備蓄している防災備蓄には一切手を付けず、キッチンでローリングストックしているものもそれほど消費することなく乗り切れましたので、更に自宅待機生活が延長されたり万が一被災したとしても多分買い物なしで大丈夫な自信がつきました。

それでも、もえもえのストレス解消の為にお菓子やフルーツ等の備蓄は少し手厚くしようと思いました。
もえもえが食べないときは私のお茶菓子にすれば良いですし。

自宅待機生活開けた時点で冷蔵庫の中は結構すかすかになりましたので、待機開け初回の買い出しはすごい量になりました。
買い出し担当の旦那ありがとー&重くてごめんねーてへぺろ

今回は下味冷凍がかなり便利だったので、またお買い得なお肉やお魚を狙って買ってきてはせっせと下味冷凍してます。
自家製冷凍野菜も順次作成してます。
やはり停電さえなければ冷蔵庫(冷凍庫)は最大の食糧庫となりますね。

結果的に今回は良い経験をさせてもらったと前向きに考えてます。
自分達が一週間でどんなものをどのくらい食べているのかも詳細に把握できました。
今後の備蓄に活かしていこうと思います。

そして、やはり皆さんには災害やコロナ禍を他人事とは思わずに備蓄を始めとして、様々な繋がりや制度による助けの確保をしておいて欲しいと心から願います。

今回は一週間強の自宅待機生活でしたし、私達夫婦は「不要な外出は避けてください」レベルだったので楽に対応できました。

ですが、家族で一人でも陽性者が出ると同居家族は全員濃厚接触者となります。
そして、濃厚接触者は陽性者と最後に濃厚接触してから2週間の自宅待機となるそうです。
つまり、濃厚接触者である家族は陽性の家族が自宅療養している場合、その自宅療養が終了してから更に2週間の自宅待機です。

我が家は防災備蓄もあるので贅沢言わなければ多分更に2週間の自宅待機と言われても何とかなるでしょうけど、やはり普通に考えて買い置きだけで何とかするには長すぎますタラー

やはり災害対策の備蓄だけではなく、ネットスーパーや生協、買い物代行してくれる知り合いを確保しておくことは大事だなと思いました。
皆さんも、助けてくれる繋がりを作っておいてくださいね。