私の防災・その9 ライフラインが途絶えたら&災害弱者の備え | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その9 ライフラインが途絶えたら&災害弱者の備え

今回、実家は二日間の停電のみで済みましたが、大きな災害が発生したら、停電に加えてガスや上水道も使えなくなる可能性があります。

全てのライフラインが途絶えたらどの様に生活していくのかを想定した備えが必要だと思います。

停電したら、冷蔵庫が使えなくなり、エアコンも使えませんし、電灯もつきません。
掃除機や洗濯機も使えません。
オール電化の場合、調理機器も全て使えなくなりますね。
マンション住まいの方の場合、エレベーターも使えません。

ガスが止まればガスコンロは使えませんし、お風呂のお湯も沸かせません。
ガスストーブを使っている方なら暖房も無くなります。

断水したら、飲食用の水と生活用水のどちらも出なくなります。
備蓄がなければ、給水に行くしかありません。

下水道(排水)が駄目になれば、水を流すことが出来なくなります。
使用した水は全て一度溜めておいて、下水に流す以外の方法を考えねばなりません。

我が家ではライフラインが途絶えた時のために以下の備えをしています。

・灯り関係

懐中電灯
ランタン
ヘッドライト
プッシュライト

追加対策予定
蓄光テープで懐中電灯やドアノブ、階段などの停電時の目印作り

もし今後追加で備えるなら
ソーラーガーデンライト(普段から使えて放っておけるのがポイント高い!)

・掃除&洗濯

クイックルワイパー&ハンディワイパー
雑巾
洗濯板

・調理関係

加熱調理のために
カセットガスコンロセット
発熱材&専用袋

洗い物を出さず少ない水でも調理できるように
パッククッキング用の高密度ポリ袋
フライパン調理用のアルミホイル

洗い物を出さないように
使い捨て紙皿&コップ&スプーン、割り箸
ラップ

水不足で充分に洗えないときに
除菌ウェットティッシュ
ペーパータオル
食品や食器に直接かけて大丈夫な食品由来の除菌スプレー

食材に手を触れないよう
調理用使い捨て手袋

洗い桶替わり&使用済みの水を貯めておくなど
折り畳みバケツ

・給水

折り畳みキャリーカート(水は重いです!)
給水バッグ
4Lペットボトル

・冷暖房

カセットガスストーブ
使い捨てカイロ
湯タンポ
電池式扇風機
クールタオル
瞬間冷却材

・衛生関係

非常用トイレセット&トイレットペーパー
ごみ袋サイズ色々
防臭袋
手指消毒用アルコールジェル
ティッシュ&ウェットティッシュ
おしり拭き&からだ拭きウェットタオル
ドライシャンプー
ベビーパウダー(髪の毛に振りかけて櫛で解かせばサラサラに)
洗口液
歯磨きティッシュ
マスク

・その他

予備電源として
モバイルバッテリー
多めの乾電池(ラジオやスマホ充電も乾電池対応を準備)
車からスマホや小型家電の電源がとれる機器
古いガラケー⬅ワンセグテレビが使えるので、スマホを連絡や検索専用にすればスマホの電池温存出来そう

今後追加で備えるなら
ソーラー発電&蓄電池(旦那はさすがにそこまでは…と言ってますが、アウトドア用の携帯できる小さなもの位欲しいのが本音)

我が家は屋上が使える&夏は風が抜ける屋上が一番涼しい&水害で被害受けても屋上は無事なはずと言うことで

テント(アウトドアにも使えるし、これは旦那も前向きに検討中)

もえもえがアウトドア気分で被災後の生活を乗りきってくれれば良いなと思っています。

さて、ここからは災害弱者としての視点になります。

もえもえは日常生活には必要なくなりましたが、長時間の外出などではまだまだバギー(子供用車イス)が必要です。
災害時も出来ればバギーで避難したいのですが、道の状態がどうなっているかが気になるところ。
車イス使用の方は避難所までの安全そうな道を幾通りか検討しておいた方が良いと思います。

車イス使用の方は、避難所でトイレに困ることも多いようです。
多機能トイレがなかったり足りなかったりですね。
人目につかない場所で身体を隠して用を足せるような工夫をしておいた方が良いと思います。

もえもえは和式トイレでは身体を支えないと用が足せません。
お股に当てて使う携帯トイレも難しいでしょう。
そこで座って用を足せるおまるタイプの携帯トイレを準備しています。
身体を隠すポンチョも非常持ち出し袋に入れてます。
おまるタイプの携帯トイレは椅子のように高さが出るものと、椅子などの上に置いて使える厚みの少ないものとありますから、車イスから降りて用を足せるのかどうかなど、その人にあったタイプのものを探しておいてくださいね。

また、車イス使用の方はマンション暮らしだと、停電の時にエレベーターが使えなくなったら避難ができませんよね。
出来れば人力で階段を降りられる車イス型の昇降機等準備しておいてください。
個人的に備えるのは難しいでしょうから、マンション全体で備えておくように働きかけてみてはいかがでしょう。
怪我人も運べますから、車イス使用の方だけに必要なわけではないと説明すれば導入の可能性はあるのではないでしょうか。

或いは普段は布団として使えて、いざと言う時には介助している方が一人で肩にかけて抱えて運び出せる一人用担架になるグッズ等も良いですね。
これなら避難した場所でそのまま寝かせられます。

繰り返し書いていますが、医療用の機器を使用している方は予備電源か代替品の準備は絶対です。

そして、医療機器ごと避難する手段や助け手を考えておいてください。
自宅が安全なら避難は要りませんが、備蓄は必要です。
介助している方も災害後に必要なものを入手したり様々に出歩く必要があると思いますが、介助されている方を一人で長時間置いて出掛けられますか?
替わりに誰かに動いてもらうか、替わりに誰かに見守っていてもらうなど手助けは必要になると思います。
助けを求められる相手を出来るだけ多く確保しておいてください。

もえもえは一種類だけで比較的軽いのですが食物アレルギーがあります。
ですから、備蓄は全てもえもえが食べられることを確認したものにしています。
私の代わりに誰かに食べさせてもらわなければならなくなっても、備蓄しているものを食べさせてもらえば思わぬ事故も防げますから。
アレルギーや病気の関係で食事制限がある方、摂食に課題があり普通食が食べられない方は出来る限り食べ物の備蓄をしておいてくださいね。

今回、千葉大学がアレルギー疾患情報サイトを作成、公開しています。
アレルギーをお持ちのご家族がいらっしゃる方、そうでない方も災害時の対応について一度目を通しておいていただきたいです。

また、千葉県栄養士学会が災害対策本部を立ち上げ、特殊栄養食品の入手相談に応じてくれるそうです。

アレルギーっ子のママが作った防災ハンドブックもあります。

農林水産省も家庭での備蓄についてのガイドを作成しています。
要配慮者の為のガイドも掲載されていますので、是非一度目を通してみてください。

スマホからの投稿になれてなくて、各種リンクの仕方が良くわからず貼れない(母のことをアナログ人間と笑えないな…)ので、すみませんが、詳細は検索してください。

災害が起きてから調べるのは非常に難しいですから、今のうちに是非!

そして勿論、医療用の消耗品やお薬の予備もしっかり在庫管理してくださいね!
お薬がちょうど切れた時に震災にあった人が知り合いにいます。
定期受診の日で大学病院にいるときに被災したので何とか薬は手に入りましたが、ギリギリの綱渡りだったことは間違いありません。
必ず余裕をもって受診して薬など切らさないでくださいね!

さて、次回で私の防災はひとくぎりかな?
ハザードマップと避難について、それから避難所(福祉避難所)のことを書いておきたいと思います。