災害弱者こそ、最低1週間の備えを! | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

災害弱者こそ、最低1週間の備えを!

お久しぶりです。
何年も放置していたブログですが、今回の台風による停電被害でやはり書いておかなければと思ったので、久しぶりに投稿します。

災害列島と呼ばれる日本、最低三日分、今では1週間分の備えを何度も繰り返し呼び掛けられています。

しかし、現実はどうでしょう。

災害が起きる度に、翌日から「水も食料もない」「電池やカセットガスが品薄」「スマホの充電が必要」だと長蛇の列が出来ていますよね。

今回の台風はコンパクトだけど非常に強い、今まで首都圏で経験したことがないような暴風被害が出ると事前に呼び掛けられていたにも関わらず、これだけの人たちが何も備えていなかったわけです。
突然起きる地震じゃないです。
予測できた災害です。

勿論、備えていたけど自宅の損壊が大きくて色々駄目になったりして、やむを得ず並んでいる方もいるとは思いますが、インタビューに「まさかこんなことになるとは思っていなかった」と答える人多すぎじゃないですか?

長引く停電と猛暑で大変なのは良く分かります。
私の実家も丸二日間の停電で、80過ぎた両親が暑さに苦しめられましたから。
でも、備えをきちんとしていたので、暑さ以外は困りませんでしたよ。

幸い断水しなかったと言うことも大きかったのですが、水だって箱買いして使った分は補充してましたから、飲み水に翌日すぐに困ってしまうようなことは無かったんです。

高齢の夫婦二人暮らし、あの暑さの中で長蛇の列には並べません。
私が助けに行こうにも翌日は電車も高速道路も使えず駆け付けることは出来ませんでした。
二日目も私は娘の通院のため動けませんでした。
でも、乗りきったんです。

災害弱者と言われる方、特に自宅で医療機器に頼って生きている方、ちゃんと予備電源や発電機を備えていますか?
電気がなくても代用できるものは何かありますか?
水と食料、お薬などは充分に備蓄していますか?

大規模災害の時、災害発生から72時間は命を救う活動が主になります。
緊急性の高い現場で救出活動をするのが最優先です。
三日間は助けに来たくてもこれない可能性が高いのです。
災害弱者と言われる人たちの安否確認位はすぐにして欲しいと言うのは、私自身強く思いますし、行政にも仕組み作りを推進して欲しいと願っていますが、待ちの姿勢じゃダメです!

先ずは災害が起きても死なない環境を作ること。
具体的には家具などの固定やガラスに飛散防止フィルムを貼っておく等家の中の安全確保ですね。
そして、助けが来てくれるまでの数日間を自分達で乗りきるための備え。
水、食料、非常用トイレ、ライト、情報収集用のラジオ、カセットガス&コンロ等を準備すること。
この2つは、人任せにしちゃ駄目です。

そして、出来るだけ多くの助けてくれる人たちと繋がっていてください。
直接助けにこれなくても、代わりに助けを求める声をあげてくれるだけで災害の時には大きな救いになります。
一本の糸だけが頼みの綱だと、そこが切れたらおしまいです。
何本も繋がっていれば、その内の何本かは切れてしまっても一本だけでも繋がっていれば、またそこから別の助けに繋がっていける可能性があります。

災害の時は「自助、共助、最後に公助」なんです。

公助に関しては自分達ですぐにどうこうできるものではありませんが、自助と共助なら出来ることは一杯あります。

更に言えば、災害弱者が自分で自分の身を守れれば、助けに来る人だって危険な目に遭う可能性を減らせるんです。
自分のため、回りの人のため、出来ることを探してください。

南海トラフ大地震や首都直下地震は今すぐ起きてもおかしくないのです。
あなた自身と大事な家族、支えてくれる回りの人々のため、何が出来るのか本気で考えて欲しいです。