「案ずるより~」か「備えあれば~」か
15日(木)~16日(金)にもえもえの初めての宿泊学習がありました。
赤ちゃんの頃のNICUやGCUに入院していた頃以外は私と離れて寝るなんて無かったもえもえです。
一泊二日の間、気になって落ち着かないったらありませんでした(笑)
宿泊学習が4年生で行われることはわかっていましたから、入学した時からこの時を目標に頑張ってきました。
添い寝が必須だった寝かし付けも抱きつきポーズ→腕枕のみ→同じベッドで寝付くまで見守り→隣のベッドで見守り→お気に入りのぬいぐるみと一緒にベッドに入ったのを見届けて部屋を出る(音声モニターで状況把握)と独り寝が出来るところまで持ってこれました。
着替えやトイレ、入浴はまだまだ介助が必要ですが、これは先生方の適切な介助に安心してお任せできます。
最大の問題が食事。
入学以前の通園時代から続く給食拒否には本当に悩まされました。
摂食に課題があることもありますが、とにかくなかなか自分から食べたいと思ってくれないので、どうやったら食べる気になってくれるかが長年の悩みの種。
学校側とも何度も話し合い、食形態も細かく打合せ、私が給食介助に通ったりしたこともあります。
長期休みの間に必ず三食しっかり食べさせることで、三食食べる習慣付けをしたり、摂食指導の先生に相談したり様々に努力してきました。
感覚過敏もまだ多少残っていて、冷めた食事も大の苦手でお弁当も食べられなかったのですが、摂食指導にお弁当持参で通う間に少しずつ慣れてきてくれて、完全拒否は無くなりつつありました。
先生方も食事時間がもえもえにとって苦痛な時間にならないように気を付けながら、もえもえが食べたいと感じられるように様々な形で誘い、一口でも進むようにと努力してくださっています。
そんなこんなの努力の甲斐あってか、ようやく少しずつ給食を食べるようになってきていましたが、まだまだ完食には程遠く、舐める程度だけの時も少なくない状態。
正直、とても心配でした。
いよいよ宿泊の準備に入った段階で先生方と更に細かく打合せ。
宿舎で出される食事は行ってみないとメニューがわからないため、再調理用にスティックミキサーや小さいすり鉢セットを持たせる。
二日目の昼食はフードコートで食べるため、予め下見に行ってもえもえの食べられるものがあるかどうかを確認する。
初日の昼食と夕食の食べられな買った場合は体調が心配なので、私がお弁当持参で宿舎近くで待機し、先生からの連絡に応じて宿舎に行き食べさせる。
等を決めました。
宿泊先が隣の市なので出来ることですが、二日目の昼食場所になれさせる為と食事メニューを選ぶ為に二度足を運び、マックのフィレオフィッシュなら潰しやすく、魚好きなもえもえも食べやすいことを確認。
初日のお弁当は洗えない為に使い捨て容器推奨。
と言うことで、自宅でも食事を使い捨て容器に盛り付けて練習。
更には宿泊事前学習として前の週にお弁当持参で電車に乗ってお出掛けする企画があるので、その時にも同じ容器で持たせてます。
幸いなことにわりとすぐにこの容器には慣れてくれて、事前学習の時にもごはんやサブおかずはかなり残したものの、大好きなブロッコリー入り鶏バーグは完食。
これなら何とかなるかも、と期待が高まります。
そして当日。
冷え込みがきつくなるとの予報でしたが、お天気にも恵まれて昼間は暖かく、絶好のお出かけ日和。
なかなか治りきらなかった鼻風邪の気配も数日前からすっかり消えて、元気一杯。
これ以上は望むべくもないほど最高のコンディションでこの日を迎えることが出来ました!
いつも通り学校まで送り届け、後は先生方にお任せです。
私の方は午前中一杯はそれほど気にもならずに過ごせましたが、昼食をとっているだろう頃から気になりはじめてなんだかそわそわ。
せっかくゆっくり出来る時間があるのだからと片付けなど始めてみたのですが、すぐに手が止まる始末。
夕方にはお弁当を作って待機場所にしている宿舎そばのスーパーまで出掛けます。
夕食が終わった時点で電話連絡をもらうことになっているのですが、時間が過ぎるのが物凄くゆっくりまどろっこしく感じました。
出来る限りもえもえの前に顔を出さずに最後まで先生方にお願いしたい。
でも、もしあまり食べられずにいたら、基礎体力がないもえもえの体調を崩さないようにきちんと食べさせておきたい。
期待と不安に揺れながら、食べていてくれることを願い連絡を待ちます。
予定時間より少し遅れて電話連絡が入りました。
夕飯はそれほど食べなかったものの、お昼のお弁当はそれなりの量を食べ、水分もしっかり取れていること。
とても元気で機嫌も良く、同行している養護教諭とも相談した上でこのままお風呂に入れて寝かせますとのこと。
私の出番は無し!
「もえもえちゃんの様子もしっかり見守りますので、安心してお任せください」
この言葉に全てお任せする覚悟を決めてそのまま帰宅。
もえもえがいない晩ならではの楽しみ方をしようと、旦那と駅で待ち合わせて焼き肉を食べにいきました。
焼肉屋はもえもえが食べられるものがないからと普段はいかないのでこういう時がチャンスですから、デート気分で楽しんできました。
とは言うものの、話題はやっぱりもえもえのことばかり(笑)
夜もぐっすり眠る予定でしたが、既に夜中に何度か起きてもえもえの様子を確認する癖がついているので、目が覚めて萌のベッドが空なのを見るたびにドキッとしてしまって熟睡は無理でした(汗)
翌朝、夕食があまり食べられずにいたことを思うと、朝食を食べねば身体が持たないのじゃないかと気になり、これまた落ち着かない気持ちでいましたが、それを見越した先生がわざわざ電話連絡を入れてくれました。
朝御飯をしっかり食べられたので大丈夫ですよと。
本来は連絡を入れてもらう予定は無かったのに、私の心配している気持ちを理解して電話してくれたことに心からの感謝!
その後は安心して午後のお迎えまで過ごすことが出来ました。
下校バスから降りてきたもえもえは疲れているものの満足そうな笑顔。
帰宅後ニコニコしながら私にまとわりつくように遊んでいましたが、まもなくストンとお昼寝に突入しました。
宿泊学習のしおりにはもえもえの二日間が丁寧に記録されていました。
何と二日目の昼食もフィレオフィッシュを丸々一個完食したそうです。
夜も念のために安心して眠れるように持たせた小さなプーさんのぬいぐるみと一緒に一番乗りで眠ったし、全ての行程をお友達と共に楽しくこなすことができたそうです。
最高の宿泊学習になりました。
これほど完璧な楽しみ方を出来るとは、もえもえの底力に驚きと感謝。
本当に感動ものです。
「案ずるより産むが易し」と言うべきか。
あれこれ準備したことがピタリとはまったことを思うと「備えあれば憂い無し」なのか。
どちらにしろもえもえにとって大きく成長してくれた宿泊学習になったと思います。
もえもえをはじめとする手のかかる子どもたちを指導しての宿泊学習は先生方にとっても簡単なことではないと思います。
細やかな気配りのお陰で最高の出来で過ごせたことにも感謝の思いしかありません。
これからのもえもえに期待大!ですね。
赤ちゃんの頃のNICUやGCUに入院していた頃以外は私と離れて寝るなんて無かったもえもえです。
一泊二日の間、気になって落ち着かないったらありませんでした(笑)
宿泊学習が4年生で行われることはわかっていましたから、入学した時からこの時を目標に頑張ってきました。
添い寝が必須だった寝かし付けも抱きつきポーズ→腕枕のみ→同じベッドで寝付くまで見守り→隣のベッドで見守り→お気に入りのぬいぐるみと一緒にベッドに入ったのを見届けて部屋を出る(音声モニターで状況把握)と独り寝が出来るところまで持ってこれました。
着替えやトイレ、入浴はまだまだ介助が必要ですが、これは先生方の適切な介助に安心してお任せできます。
最大の問題が食事。
入学以前の通園時代から続く給食拒否には本当に悩まされました。
摂食に課題があることもありますが、とにかくなかなか自分から食べたいと思ってくれないので、どうやったら食べる気になってくれるかが長年の悩みの種。
学校側とも何度も話し合い、食形態も細かく打合せ、私が給食介助に通ったりしたこともあります。
長期休みの間に必ず三食しっかり食べさせることで、三食食べる習慣付けをしたり、摂食指導の先生に相談したり様々に努力してきました。
感覚過敏もまだ多少残っていて、冷めた食事も大の苦手でお弁当も食べられなかったのですが、摂食指導にお弁当持参で通う間に少しずつ慣れてきてくれて、完全拒否は無くなりつつありました。
先生方も食事時間がもえもえにとって苦痛な時間にならないように気を付けながら、もえもえが食べたいと感じられるように様々な形で誘い、一口でも進むようにと努力してくださっています。
そんなこんなの努力の甲斐あってか、ようやく少しずつ給食を食べるようになってきていましたが、まだまだ完食には程遠く、舐める程度だけの時も少なくない状態。
正直、とても心配でした。
いよいよ宿泊の準備に入った段階で先生方と更に細かく打合せ。
宿舎で出される食事は行ってみないとメニューがわからないため、再調理用にスティックミキサーや小さいすり鉢セットを持たせる。
二日目の昼食はフードコートで食べるため、予め下見に行ってもえもえの食べられるものがあるかどうかを確認する。
初日の昼食と夕食の食べられな買った場合は体調が心配なので、私がお弁当持参で宿舎近くで待機し、先生からの連絡に応じて宿舎に行き食べさせる。
等を決めました。
宿泊先が隣の市なので出来ることですが、二日目の昼食場所になれさせる為と食事メニューを選ぶ為に二度足を運び、マックのフィレオフィッシュなら潰しやすく、魚好きなもえもえも食べやすいことを確認。
初日のお弁当は洗えない為に使い捨て容器推奨。
と言うことで、自宅でも食事を使い捨て容器に盛り付けて練習。
更には宿泊事前学習として前の週にお弁当持参で電車に乗ってお出掛けする企画があるので、その時にも同じ容器で持たせてます。
幸いなことにわりとすぐにこの容器には慣れてくれて、事前学習の時にもごはんやサブおかずはかなり残したものの、大好きなブロッコリー入り鶏バーグは完食。
これなら何とかなるかも、と期待が高まります。
そして当日。
冷え込みがきつくなるとの予報でしたが、お天気にも恵まれて昼間は暖かく、絶好のお出かけ日和。
なかなか治りきらなかった鼻風邪の気配も数日前からすっかり消えて、元気一杯。
これ以上は望むべくもないほど最高のコンディションでこの日を迎えることが出来ました!
いつも通り学校まで送り届け、後は先生方にお任せです。
私の方は午前中一杯はそれほど気にもならずに過ごせましたが、昼食をとっているだろう頃から気になりはじめてなんだかそわそわ。
せっかくゆっくり出来る時間があるのだからと片付けなど始めてみたのですが、すぐに手が止まる始末。
夕方にはお弁当を作って待機場所にしている宿舎そばのスーパーまで出掛けます。
夕食が終わった時点で電話連絡をもらうことになっているのですが、時間が過ぎるのが物凄くゆっくりまどろっこしく感じました。
出来る限りもえもえの前に顔を出さずに最後まで先生方にお願いしたい。
でも、もしあまり食べられずにいたら、基礎体力がないもえもえの体調を崩さないようにきちんと食べさせておきたい。
期待と不安に揺れながら、食べていてくれることを願い連絡を待ちます。
予定時間より少し遅れて電話連絡が入りました。
夕飯はそれほど食べなかったものの、お昼のお弁当はそれなりの量を食べ、水分もしっかり取れていること。
とても元気で機嫌も良く、同行している養護教諭とも相談した上でこのままお風呂に入れて寝かせますとのこと。
私の出番は無し!
「もえもえちゃんの様子もしっかり見守りますので、安心してお任せください」
この言葉に全てお任せする覚悟を決めてそのまま帰宅。
もえもえがいない晩ならではの楽しみ方をしようと、旦那と駅で待ち合わせて焼き肉を食べにいきました。
焼肉屋はもえもえが食べられるものがないからと普段はいかないのでこういう時がチャンスですから、デート気分で楽しんできました。
とは言うものの、話題はやっぱりもえもえのことばかり(笑)
夜もぐっすり眠る予定でしたが、既に夜中に何度か起きてもえもえの様子を確認する癖がついているので、目が覚めて萌のベッドが空なのを見るたびにドキッとしてしまって熟睡は無理でした(汗)
翌朝、夕食があまり食べられずにいたことを思うと、朝食を食べねば身体が持たないのじゃないかと気になり、これまた落ち着かない気持ちでいましたが、それを見越した先生がわざわざ電話連絡を入れてくれました。
朝御飯をしっかり食べられたので大丈夫ですよと。
本来は連絡を入れてもらう予定は無かったのに、私の心配している気持ちを理解して電話してくれたことに心からの感謝!
その後は安心して午後のお迎えまで過ごすことが出来ました。
下校バスから降りてきたもえもえは疲れているものの満足そうな笑顔。
帰宅後ニコニコしながら私にまとわりつくように遊んでいましたが、まもなくストンとお昼寝に突入しました。
宿泊学習のしおりにはもえもえの二日間が丁寧に記録されていました。
何と二日目の昼食もフィレオフィッシュを丸々一個完食したそうです。
夜も念のために安心して眠れるように持たせた小さなプーさんのぬいぐるみと一緒に一番乗りで眠ったし、全ての行程をお友達と共に楽しくこなすことができたそうです。
最高の宿泊学習になりました。
これほど完璧な楽しみ方を出来るとは、もえもえの底力に驚きと感謝。
本当に感動ものです。
「案ずるより産むが易し」と言うべきか。
あれこれ準備したことがピタリとはまったことを思うと「備えあれば憂い無し」なのか。
どちらにしろもえもえにとって大きく成長してくれた宿泊学習になったと思います。
もえもえをはじめとする手のかかる子どもたちを指導しての宿泊学習は先生方にとっても簡単なことではないと思います。
細やかな気配りのお陰で最高の出来で過ごせたことにも感謝の思いしかありません。
これからのもえもえに期待大!ですね。