備えるということ | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

備えるということ

大震災が日頃の備えの大切さを改めて皆に突きつけてきましたね。

地震直後からの断水だけでなく、計画停電、原発事故による水や野菜類の放射性物質汚染など、次から次へと問題が起きて、皆が対応に走り回っているのを目の当たりにしています。

我が家は父が阪神淡路大震災の被災者(単身赴任中でした)の為、またもえもえという守るべき存在、何をするにもまだまだ手がかかり、何より食事面での課題を抱えた子どもがいるので普段なら過剰なほどと自分でも思うほどに備えていたので、殆どいつも通りの生活が出来ていますが。

以前の記事でも書きましたが、非常持ち出し袋は家族三人分揃えてあり、半年毎に中身のチェックと必要に応じた入れ換えを行っています。

水は箱買いしたものを用意して、期限が切れる頃に料理に使用。
カップ麺やレトルト食品はもえもえが体調を崩して私も閉じ籠り生活になったときや私が寝込んだとき、たまに旦那が食べる夜食用として常に買い置きあり。

切り餅とホットケーキミックスも買い置きしていたので、お米とパンがなくなった時もなんとかなりました。

懐中電灯は非常持ち出し袋に入れてあるものとは別に、一階リビングにラジオ付きの大きなもの、寝室にはやはりラジオ付きの小型のものを置き、それ以外にも手回し充電(携帯充電も)出来るものが2つ、何かの景品でもらった小型のものが更に2つ。
乾電池式のランタンが壊れていて使用できなかったのだけが予定外でした。

携帯充電器は車の電源と家庭用コンセントの両方から充電出来るものと乾電池式のものを用意してます。

ろうそくも非常持ち出し袋に入れてあるものとは別に、もえもえの学校の生徒がつくって販売しているかわいいデザインのものが多数。

カセットガスコンロは冬の鍋料理で使うのでこれもあります。

家具の固定も殆どが突っ張りタイプだったり、防災用品で固定していて、対策していなかったのは普段使わない部屋の家具だけ。
正確には対策が少々甘かったので、家具そのものは倒れなかったけれど上に飾っていたものが落ちましたので見直しが必要な状態。

自家用車のトランクにも水のペットボトルとゼリー飲料を少々積んであります。

寒さ対策も湯たんぽがあるし、ホッカイロもある。

これだけのことをしていたので、震災後もほとんど通常通りに買い物をして、通常通りに生活ができています。

水やカップ麺などは旦那の実家が断水した時にすぐに持っていけましたし、懐中電灯は旦那実家やもえもえのお友だちの家に貸出しできました。

勿論、計画停電が続いたりしているので、少々買い足したり改めて対策したものもあります。

まず買い足したものは、夜間の停電時にろうそくを使うともえもえがやけどする危険があるため、旦那が見つけてきた乾電池式のプッシュライト。
本来はクロゼット内部の照明として壁に取り付けるものですが、テーブルの上に置いて使用してます。
懐中電灯だと光が拡散しないので一部しか明るくならず、卓上で全体を柔らかく照らしてくれるこのライトはなかなかの優れ物だと思います。

玄関と勝手口用に乾電池式のセンサーライト。
停電中に帰宅する旦那のためでもあり、防犯のためでもあり、節電のためでもあります。

停電中に帰宅する旦那のためにポケットにはいるサイズの乾電池式のサイクルライト。
固定金具を外すとまさに手の中にすっぽり収まるミニ懐中電灯になります。

唯一きちんと固定していなかった家具の対策に上部にピッタリはまるカラーボックスを購入して設置。

寝室の腰高窓には購入はしていたもののまだ貼っていなかった飛散防止フィルムを貼りました。

牛乳はもえもえのために切らしたくないので、常温保存の出来るもの(200mlのもの5本・ママ友達に頼まれて更に5本)を買い込んだので、これは買い占めと言われても仕方がないかな?
でもこの牛乳は少々割高なので、地震直後はまだまだ売れ残っていたんですよね。
今はもうどこにも無くなりましたが。
旅行に行くときとかに便利なので、時々利用していたから、売り場を把握していましたし。
牛乳が買えなかったときに一本だけ使ってまだ4本残っています。
まだまだ日持ちするので、また牛乳が買えなかったとき用に大事にしています。

今までの様な、お店の棚には溢れんばかりの商品が並び、灯りが煌々とついているのが当たり前の世の中ではいられなくなってしまいましたね。

今は節電・ガソリンの節約に励み、それ以外は出来るだけいつも通りの生活を送ることを心がけています。

外出は可能な限り徒歩か自転車。

使っていない家電のコンセントは全て抜く。

暖房は出来るだけエアコンではなくこたつ(弱)のみ、エアコンを使う場合は普段繋げて使っているリビング隣の部屋を締め切ってリビングだけ。
今の家に越してきてからはこたつを使っていなかったのですが、引っ張り出してきて使ってみたらもえもえも気に入ってくれた様子です。
重ね着して湯たんぽも用意して、停電中はこたつに湯たんぽを入れて二人でくっついてこたつで遊べばしのげます。
こたつの下には以前もえもえの遊び場に敷いていたパズルマットを敷き詰めて床面の暖かさをアップ。

お風呂に入るとき、洗面所の灯りはつけずに洗面台の蛍光灯をつける。

ご飯も圧力鍋を使ってガスコンロで炊く。
トーストも魚焼きグリルで。

掃除もフローリングワイパー大活躍。

色々考えて自分に出来ることは何でもしているつもり。
あれこれ工夫するのが段々楽しくなってきました。

物だけでなく、こうして不便な状態になっても工夫して乗り越える気持ちを持つことも大事な備えなのだと思います。

今までの恵まれた生活に感謝しつつ、計画停電にめげずに頑張っていこうと思います。