あれから14年〜阪神淡路大震災・その後の我が家の対策〜
三日連続で阪神淡路大震災について書いてきました。
これで終わるつもりだったのですが「その後」についても書いておこうかと思います。
専門家でもない素人の私達では有りますが、その後、父の経験からどの様な対策を取っているかを書いてみます。
少しでも、参考になるようでしたら嬉しく思います。
☆家の耐震性
実家は築20年を超える一戸建てです。
この家は一級建築士でもある父が自ら設計し、信頼のおける工務店に建ててもらったもので、当時考えられる限りの耐震性を持たせたものです。
その後も定期的なメンテナンスは欠かさず行い、必要に応じてリフォームもしています。
しっかりと作られているため、今でも全く歪みも軋みもありません。
土地も地盤のしっかりした土地を選んでいるため、地震が起きても、テレビで流れる震度より低く感じることがほとんどです。
我が家は三年前に一戸建てを建てました。
地震に強いと定評のあるハウスメーカーに依頼して建てました。
メンテナンスも50年先までスケジュールを組んで責任持ってみてもらえます。
土地の地盤検査もしっかり行い、土地に合わせた基礎工事を採用しているので、恐らくは大丈夫でしょう。
父も旦那も建築関係者ですので、その知識と照らし合わせてこれなら問題なしと判断しています。
☆避難場所
実家のすぐそばには私の母校の中学校が数年前に移転してきて、いざという時にはここに避難することが決まっています。
我が家ではすぐ傍に大きな防災公園があり、急病診療所も併設されていますので、そちらに避難することになっています。
☆家具の固定
実家も我が家も作り付け家具が多く、その殆どは耐震ラッチ付きです。
耐震ラッチとは、揺れを感じたときにロックがかかり、衝撃で扉が開いて中の物が落ちてきてしまうことを防ぐものです。
その他床置きタイプの低い家具はなかなか固定が難しいですが、床との接地面に滑り止めのジェルシートを使用し、背の高い家具は必ず突っ張り棒やL字金具で固定しています。
また、ガラスは強化ガラス(防犯も考えて)を使用し、更に寝室の枕元の窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っています。
寝ているときに、ガラスが割れて降ってきたら危険ですから。
テレビもローボードに固定しています。
父から聞いた体験談にテレビも飛ばされた話が有ったのと、もえもえがよじ登ってテレビと一緒に落ちるのを防ぐためです。
☆簡易トイレ
段ボール製の組立式簡易トイレを用意。処理袋もセットで。
この処理袋は、家が無事ならば、直接トイレに被せて使うことが出来ます。
☆非常持ち出し袋
実家は道路から一段高くなっている土地なので、ガレージが庭の下を掘って作られています。
このガレージももちろん頑丈に作られているので、いざという場合はこちらを一時避難所がわりにすること想定しています。
そこで、ガレージ内に非常用の水を常備。
飲み水用の保存水とその他の用途に使えるようにポリタンクに水道水。
レジャーシートや古い毛布なども収納しています。
家の中には玄関近くの階段下オープンスペースに非常持ち出し袋を常備。
両親と祖母の高齢者三人暮らしなので、フリーズドライなど軽い非常食を中心に揃えています。
通常の食事にも使える缶詰類も、すぐに取り出せる場所に保管しています。
我が家では、玄関収納に私と旦那の分としてリュックタイプの非常持ち出し袋、もえもえ用にキャリーバッグに詰めたものを置いています。
もえもえ用の中身は次の通り。
非常用保存水
フリーズドライのお粥
レトルトのご飯小分けタイプと、ご飯にかけるタイプのベビーフード(普通のご飯だと食べられないもえもえも、ベビーフードをかけたものならば、その場で潰して食べさせられるので)
レトルトの介護食やベビーフードのおかず
そのままで食べられるパックのフルーチェ
顆粒タイプのイオン飲料や麦茶
食器セット(潰して食べさせる為のもの)
歯ブラシ
除菌用ウェットティッシュ
紙おむつ&お尻拭き
薬各種や冷えピタ
使い捨てカイロ
タオル
ハーフケット
着替え一式
もえもえの保険証、療育手帳、その他受給者証等のコピー
現金(電話用の小銭)
まだミルクが主だった頃は、哺乳瓶セットと粉ミルク
消毒用にミルトンの錠剤タイプも入れていました。
消毒用に使えるように大きめのビニールパックも。
自分達用のものは、通販で非常持ち出し袋のセットを二人分購入。
セットに入っていないもので必要と思われるものを追加しています。
追加したもの
替えの下着と靴下
除菌用ウェットティッシュ
タオル
ポリ袋
ラップ(お皿に被せて使うと洗わなくて良い。また、包帯や三角斤がわりにもなります)
応急手当セットと常備薬
使い捨てカイロ
ドライタイプのシャンプー(水で洗う必要なし)
歯磨きセット
生理用品(私用の袋に)
保険証、免許証等のコピー
現金
ノートと筆記用具、セロテープ
↑連絡先を張り出したり、避難所で情報収集した時に書き留めたりできる。
また、親戚などの緊急連絡先、クレジットカードや銀行、保険会社の電話受け付けなどの備忘録として記入しておくと携帯が壊れたりしても安心。
その他、カーポートの物置に保存水を箱で保管しています。
アウトドア用品は非常時に強い味方になりますから、お持ちの方は取り出しやすい場所を工夫されることをおすすめします。
その他、寝室に懐中電灯とスリッパ、ホイッスルを用意しておくと良いと思います。
スリッパがあれば足を保護できます。
ホイッスルは、動けないときに助けを呼べます。(購入した非常持ち出し袋のセットに入っていたので、一つを枕元にかけています)
☆要支援者リスト
市の障害者支援課を通して「災害時要支援者リスト」にもえもえを登録してあります。
具体的にどのような支援が必要かも記入して提出してあり、市役所から町内会にももえもえの情報が渡り、災害時には支援体制を整えてくれることになっています。
基本的には自分達で身を守るつもりですが、もしも私が動けない事態になった時には、もえもえを助けて貰えるように、登録をしました。
自治体によって災害時の対策は異なると思いますが、この様な取り組みがある場合は登録していれば、多少は心強いのではないでしょうか。
長々と書き綴りました。
お付き合いありがとうございます。
少しでも、皆様の備えの参考になれば嬉しく思います。
これで終わるつもりだったのですが「その後」についても書いておこうかと思います。
専門家でもない素人の私達では有りますが、その後、父の経験からどの様な対策を取っているかを書いてみます。
少しでも、参考になるようでしたら嬉しく思います。
☆家の耐震性
実家は築20年を超える一戸建てです。
この家は一級建築士でもある父が自ら設計し、信頼のおける工務店に建ててもらったもので、当時考えられる限りの耐震性を持たせたものです。
その後も定期的なメンテナンスは欠かさず行い、必要に応じてリフォームもしています。
しっかりと作られているため、今でも全く歪みも軋みもありません。
土地も地盤のしっかりした土地を選んでいるため、地震が起きても、テレビで流れる震度より低く感じることがほとんどです。
我が家は三年前に一戸建てを建てました。
地震に強いと定評のあるハウスメーカーに依頼して建てました。
メンテナンスも50年先までスケジュールを組んで責任持ってみてもらえます。
土地の地盤検査もしっかり行い、土地に合わせた基礎工事を採用しているので、恐らくは大丈夫でしょう。
父も旦那も建築関係者ですので、その知識と照らし合わせてこれなら問題なしと判断しています。
☆避難場所
実家のすぐそばには私の母校の中学校が数年前に移転してきて、いざという時にはここに避難することが決まっています。
我が家ではすぐ傍に大きな防災公園があり、急病診療所も併設されていますので、そちらに避難することになっています。
☆家具の固定
実家も我が家も作り付け家具が多く、その殆どは耐震ラッチ付きです。
耐震ラッチとは、揺れを感じたときにロックがかかり、衝撃で扉が開いて中の物が落ちてきてしまうことを防ぐものです。
その他床置きタイプの低い家具はなかなか固定が難しいですが、床との接地面に滑り止めのジェルシートを使用し、背の高い家具は必ず突っ張り棒やL字金具で固定しています。
また、ガラスは強化ガラス(防犯も考えて)を使用し、更に寝室の枕元の窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っています。
寝ているときに、ガラスが割れて降ってきたら危険ですから。
テレビもローボードに固定しています。
父から聞いた体験談にテレビも飛ばされた話が有ったのと、もえもえがよじ登ってテレビと一緒に落ちるのを防ぐためです。
☆簡易トイレ
段ボール製の組立式簡易トイレを用意。処理袋もセットで。
この処理袋は、家が無事ならば、直接トイレに被せて使うことが出来ます。
☆非常持ち出し袋
実家は道路から一段高くなっている土地なので、ガレージが庭の下を掘って作られています。
このガレージももちろん頑丈に作られているので、いざという場合はこちらを一時避難所がわりにすること想定しています。
そこで、ガレージ内に非常用の水を常備。
飲み水用の保存水とその他の用途に使えるようにポリタンクに水道水。
レジャーシートや古い毛布なども収納しています。
家の中には玄関近くの階段下オープンスペースに非常持ち出し袋を常備。
両親と祖母の高齢者三人暮らしなので、フリーズドライなど軽い非常食を中心に揃えています。
通常の食事にも使える缶詰類も、すぐに取り出せる場所に保管しています。
我が家では、玄関収納に私と旦那の分としてリュックタイプの非常持ち出し袋、もえもえ用にキャリーバッグに詰めたものを置いています。
もえもえ用の中身は次の通り。
非常用保存水
フリーズドライのお粥
レトルトのご飯小分けタイプと、ご飯にかけるタイプのベビーフード(普通のご飯だと食べられないもえもえも、ベビーフードをかけたものならば、その場で潰して食べさせられるので)
レトルトの介護食やベビーフードのおかず
そのままで食べられるパックのフルーチェ
顆粒タイプのイオン飲料や麦茶
食器セット(潰して食べさせる為のもの)
歯ブラシ
除菌用ウェットティッシュ
紙おむつ&お尻拭き
薬各種や冷えピタ
使い捨てカイロ
タオル
ハーフケット
着替え一式
もえもえの保険証、療育手帳、その他受給者証等のコピー
現金(電話用の小銭)
まだミルクが主だった頃は、哺乳瓶セットと粉ミルク
消毒用にミルトンの錠剤タイプも入れていました。
消毒用に使えるように大きめのビニールパックも。
自分達用のものは、通販で非常持ち出し袋のセットを二人分購入。
セットに入っていないもので必要と思われるものを追加しています。
追加したもの
替えの下着と靴下
除菌用ウェットティッシュ
タオル
ポリ袋
ラップ(お皿に被せて使うと洗わなくて良い。また、包帯や三角斤がわりにもなります)
応急手当セットと常備薬
使い捨てカイロ
ドライタイプのシャンプー(水で洗う必要なし)
歯磨きセット
生理用品(私用の袋に)
保険証、免許証等のコピー
現金
ノートと筆記用具、セロテープ
↑連絡先を張り出したり、避難所で情報収集した時に書き留めたりできる。
また、親戚などの緊急連絡先、クレジットカードや銀行、保険会社の電話受け付けなどの備忘録として記入しておくと携帯が壊れたりしても安心。
その他、カーポートの物置に保存水を箱で保管しています。
アウトドア用品は非常時に強い味方になりますから、お持ちの方は取り出しやすい場所を工夫されることをおすすめします。
その他、寝室に懐中電灯とスリッパ、ホイッスルを用意しておくと良いと思います。
スリッパがあれば足を保護できます。
ホイッスルは、動けないときに助けを呼べます。(購入した非常持ち出し袋のセットに入っていたので、一つを枕元にかけています)
☆要支援者リスト
市の障害者支援課を通して「災害時要支援者リスト」にもえもえを登録してあります。
具体的にどのような支援が必要かも記入して提出してあり、市役所から町内会にももえもえの情報が渡り、災害時には支援体制を整えてくれることになっています。
基本的には自分達で身を守るつもりですが、もしも私が動けない事態になった時には、もえもえを助けて貰えるように、登録をしました。
自治体によって災害時の対策は異なると思いますが、この様な取り組みがある場合は登録していれば、多少は心強いのではないでしょうか。
長々と書き綴りました。
お付き合いありがとうございます。
少しでも、皆様の備えの参考になれば嬉しく思います。