肺が見えない
もえもえの風邪は残念ながら緩やかに下降線(T▽T)
鼻水は黄色っぽいのがべったり。
咳も出始め、呼吸音にヒューヒューと軽い喘息音が(--;)
明日は病院行きだなぁ…今夜はホクナリンテープ(気管支拡張剤)貼って、枕元に吸入機をスタンバイしとこう。
さて、もえもえ妊娠時のお話「里帰り出産に向けて」の続きです。
ここからがちょっとつらい…。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
年が明けて、短時間&軽作業とは言え職場復帰を果たし、これから先安定期に入れば、悩みの種は未だに続くつわり位のものだろうと考えていました。
ところが、2月の頭、里帰り出産予定の病院での検診&出産の予約申し込みの日に、それが発覚したのです。
私も職場復帰したので平日は受診できません。
幸い土日も診療がある病院なので、今回は日曜日の午前中に予約を入れてありました。
私がまだまだつわりがきついのに、平日に職場で迷惑をかけないように気を張り詰めている反動か、土日は相当辛い状態。
旦那も付き添いたいとのことでしたし、前日から泊まってゆっくりさせて貰おうと、車で実家へ。
夜は胎動も感じるようになったお腹の赤ちゃんの話で盛り上がり、ゆっくりさせて貰って、とても和やかで楽しい晩でした。
明けて検診当日。
自宅近くの病院にはない、超音波画像のビデオ録画もしてもらえると言うことで、録画用のテープを持参し、ウキウキと出かけました。
今までの検診でも良く動く元気な様子が見られたので、せっかくのチャンス、ビデオを持ち帰って実家の両親や、旦那の両親にも見せてあげたいと思ったのです。
旦那は、中が狭いので、診察の最後にちょっとだけお呼びしますね、と言われて待合室で待機。
私一人だけ診察室に入り、先生にビデオテープを渡して録画をお願いして超音波検査開始。
うわ♪今日も元気に動いているなぁ♪
みんなこれを見たら喜ぶぞぉ♪
と一人喜ぶ私の横で、先生は一言も口をきかず、録画も開始しません。
あれ?何だか妙に念入りに診てくれている?
漠然とした不安。
何で赤ちゃんの胸の辺りばかり一生懸命診ているんだろう?
やたらと画像を切り替えて赤と青の色の走る画面にしてみたり、心音を確認したりし始めます。
絶対に変だ…どうしたんだろう?
不安がどんどん膨らんでいきますが、口に出して尋ねることも怖くて、ただ黙って診察を受けていました。
その日の先生は大学病院から派遣されている比較的若い先生でした。
もえままさん、ちょっと院長先生に診てもらいますので、このままお待ちくださいね。
診察室を飛び出していく先生。
一体なんだろう?良くはわからないけど、絶対にただ事じゃない!
だけど赤ちゃんは元気に動いているのに!?
すぐに院長先生が一緒にやって来て、やはり同じように赤ちゃんの胸の辺りばかり診ています。
もえままさん、今日は旦那様は?ご一緒ですか?
はい、待合室に…。
では、お呼びしますので、ご一緒に説明させていただきますね。
超音波検査室から出て指定された診察室に行くと、旦那が呼ばれてきました。
どうした?何かあったの?
わからない…一緒に説明をするって言われただけ。
院長先生がやって来て、口を開いた。
超音波検査で見た限りでのお話になりますが、赤ちゃんの肺が見えません。
ちゃんと育っているのに、何らかの原因で押し潰されて見えないのか、それとも全く存在しないのかは、現時点では判断が出来ません。
大学病院に紹介状を書きますので、専門の先生に見ていただくことをおすすめします。
意味が良くわからなかった。
肺がない?だってこんなに元気だよ?
その隣で(表面だけだろうが)冷静に訊ねる旦那の声。
それ以外は問題ないのですよね?
無事に生まれてこれるんですよね?
少なくとも、大丈夫な可能性はあるんですよね?
現時点では、何とも申し上げられません。
ご紹介するT大学病院の先生は超音波検査のスペシャリストですから、そちらできちんと診ていただいてください。
帰りに受付で、録画しないままだったビデオテープと紹介状を受け取った。
出産予約の為に持参した現金はそのままお持ち帰りください、と言われて気付く。
このまま無事に出産できるかどうかもわからないし、出産出来たとしても、この病院ではない可能性が高いと言うことなのだと。
呆然としながらも、一旦実家へ戻る。
何も知らない母が玄関先でニコニコと出迎えてくれた。
お帰り!赤ちゃんは元気だった?
当然の質問だったが、その場で詳しいことが言えるはずもなく。
ん…ちょっと問題がわかったの。
お父さんもいる?一緒に説明するよ。
すぐにただならぬ事だと気づいたのだろう母は父を呼び、居間で話すことになった。
さすがに私からは話せないとわかっている旦那が説明してくれた。
1・赤ちゃんの肺が超音波検査で確認できない状態だと言われたこと。
2・大学病院の受診をすすめられ、紹介状を貰ってきたこと。
3・現時点では、無事に生まれるかどうかもいわからないが、とにかく大学病院での診察を受けてからのことになること。
4・楽観はできないようだが、私たち二人は諦めるつもりはもちろん無いので、赤ちゃんのために全力を尽くすこと。
話を聞いた両親はもちろんショックを受けていたが、冷静に話そうとする旦那の態度に落ち着きを取り戻してくれた。
わかった。今できることはないようだし、こちらも出来る限りのフォローはするから、とにかく大学病院での診察予約をしないとな。
父も母も、私たちの気持ちを推し量り、余計なことは言わずにいてくれた。
今思い返してもありがたい。
大抵の人は「妊娠&出産=元気な赤ちゃん」のイメージしか持っていないと思う。
私自身もそうでした。
でも、そうじゃない場合がある。
しかも、自分の身に降りかかってくる。
そんなことは、頭ではあり得ることだと理解していても、実際にその立場に立たないと実感などできないもの。
ここからが本当の意味で母となる覚悟を問われる日々になりました。
鼻水は黄色っぽいのがべったり。
咳も出始め、呼吸音にヒューヒューと軽い喘息音が(--;)
明日は病院行きだなぁ…今夜はホクナリンテープ(気管支拡張剤)貼って、枕元に吸入機をスタンバイしとこう。
さて、もえもえ妊娠時のお話「里帰り出産に向けて」の続きです。
ここからがちょっとつらい…。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
年が明けて、短時間&軽作業とは言え職場復帰を果たし、これから先安定期に入れば、悩みの種は未だに続くつわり位のものだろうと考えていました。
ところが、2月の頭、里帰り出産予定の病院での検診&出産の予約申し込みの日に、それが発覚したのです。
私も職場復帰したので平日は受診できません。
幸い土日も診療がある病院なので、今回は日曜日の午前中に予約を入れてありました。
私がまだまだつわりがきついのに、平日に職場で迷惑をかけないように気を張り詰めている反動か、土日は相当辛い状態。
旦那も付き添いたいとのことでしたし、前日から泊まってゆっくりさせて貰おうと、車で実家へ。
夜は胎動も感じるようになったお腹の赤ちゃんの話で盛り上がり、ゆっくりさせて貰って、とても和やかで楽しい晩でした。
明けて検診当日。
自宅近くの病院にはない、超音波画像のビデオ録画もしてもらえると言うことで、録画用のテープを持参し、ウキウキと出かけました。
今までの検診でも良く動く元気な様子が見られたので、せっかくのチャンス、ビデオを持ち帰って実家の両親や、旦那の両親にも見せてあげたいと思ったのです。
旦那は、中が狭いので、診察の最後にちょっとだけお呼びしますね、と言われて待合室で待機。
私一人だけ診察室に入り、先生にビデオテープを渡して録画をお願いして超音波検査開始。
うわ♪今日も元気に動いているなぁ♪
みんなこれを見たら喜ぶぞぉ♪
と一人喜ぶ私の横で、先生は一言も口をきかず、録画も開始しません。
あれ?何だか妙に念入りに診てくれている?
漠然とした不安。
何で赤ちゃんの胸の辺りばかり一生懸命診ているんだろう?
やたらと画像を切り替えて赤と青の色の走る画面にしてみたり、心音を確認したりし始めます。
絶対に変だ…どうしたんだろう?
不安がどんどん膨らんでいきますが、口に出して尋ねることも怖くて、ただ黙って診察を受けていました。
その日の先生は大学病院から派遣されている比較的若い先生でした。
もえままさん、ちょっと院長先生に診てもらいますので、このままお待ちくださいね。
診察室を飛び出していく先生。
一体なんだろう?良くはわからないけど、絶対にただ事じゃない!
だけど赤ちゃんは元気に動いているのに!?
すぐに院長先生が一緒にやって来て、やはり同じように赤ちゃんの胸の辺りばかり診ています。
もえままさん、今日は旦那様は?ご一緒ですか?
はい、待合室に…。
では、お呼びしますので、ご一緒に説明させていただきますね。
超音波検査室から出て指定された診察室に行くと、旦那が呼ばれてきました。
どうした?何かあったの?
わからない…一緒に説明をするって言われただけ。
院長先生がやって来て、口を開いた。
超音波検査で見た限りでのお話になりますが、赤ちゃんの肺が見えません。
ちゃんと育っているのに、何らかの原因で押し潰されて見えないのか、それとも全く存在しないのかは、現時点では判断が出来ません。
大学病院に紹介状を書きますので、専門の先生に見ていただくことをおすすめします。
意味が良くわからなかった。
肺がない?だってこんなに元気だよ?
その隣で(表面だけだろうが)冷静に訊ねる旦那の声。
それ以外は問題ないのですよね?
無事に生まれてこれるんですよね?
少なくとも、大丈夫な可能性はあるんですよね?
現時点では、何とも申し上げられません。
ご紹介するT大学病院の先生は超音波検査のスペシャリストですから、そちらできちんと診ていただいてください。
帰りに受付で、録画しないままだったビデオテープと紹介状を受け取った。
出産予約の為に持参した現金はそのままお持ち帰りください、と言われて気付く。
このまま無事に出産できるかどうかもわからないし、出産出来たとしても、この病院ではない可能性が高いと言うことなのだと。
呆然としながらも、一旦実家へ戻る。
何も知らない母が玄関先でニコニコと出迎えてくれた。
お帰り!赤ちゃんは元気だった?
当然の質問だったが、その場で詳しいことが言えるはずもなく。
ん…ちょっと問題がわかったの。
お父さんもいる?一緒に説明するよ。
すぐにただならぬ事だと気づいたのだろう母は父を呼び、居間で話すことになった。
さすがに私からは話せないとわかっている旦那が説明してくれた。
1・赤ちゃんの肺が超音波検査で確認できない状態だと言われたこと。
2・大学病院の受診をすすめられ、紹介状を貰ってきたこと。
3・現時点では、無事に生まれるかどうかもいわからないが、とにかく大学病院での診察を受けてからのことになること。
4・楽観はできないようだが、私たち二人は諦めるつもりはもちろん無いので、赤ちゃんのために全力を尽くすこと。
話を聞いた両親はもちろんショックを受けていたが、冷静に話そうとする旦那の態度に落ち着きを取り戻してくれた。
わかった。今できることはないようだし、こちらも出来る限りのフォローはするから、とにかく大学病院での診察予約をしないとな。
父も母も、私たちの気持ちを推し量り、余計なことは言わずにいてくれた。
今思い返してもありがたい。
大抵の人は「妊娠&出産=元気な赤ちゃん」のイメージしか持っていないと思う。
私自身もそうでした。
でも、そうじゃない場合がある。
しかも、自分の身に降りかかってくる。
そんなことは、頭ではあり得ることだと理解していても、実際にその立場に立たないと実感などできないもの。
ここからが本当の意味で母となる覚悟を問われる日々になりました。