今日の日記〜志望校と学区〜 | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

今日の日記〜志望校と学区〜

昨日の日記にちらっと書いた、もえもえの就学手続きに関わる電話の件です。

先日、教育委員会から就学前健康診断の案内が、教育センターから「特別支援学校への進学が適する」との審議結果の通知が届きました。

いよいよ就学のための手続きが始まるんだなぁ、と感慨深いものがあります。

今週はあれこれ忙しかったので、昨日ようやく教育委員会保健体育課と義務教育課に電話連絡を入れました。

保健体育課の方は特別支援学校に進学予定のため、健康診断を受けませんという連絡のみなので、あっさり終了。

そして、続けて義務教育課に電話。

ここからちょっと話が違ってきます。

もえもえの進学希望は市内にある県立特別支援学校です。

ところが、現住所では学区でいうと市立の特別支援学校になるというのです。

同じ市内に県立と市立の二つの特別支援学校(どちらも知的障害メインのもの。肢体不自由児メインの学校は近隣の市に二校)があるため、厳密なものではないが、緩やかな学区分けがしてあって住み分けしているのだと言うのです。

県立だと、あくまでも県の学校なので、県との協議を待たねば入学許可が出るかどうかわからない。

その点市立なら、市の学校なので話が早い(学区内でもあるし)、出来れば市立に進んだ方が良い、県立に進むのはちょっと難しいと思って欲しいと言うのです。
県立だと通学バスも自宅の近くまで走っていないし(そんなこと知ってます!)と。

でも、もえもえの場合は、どちらの学校でも良いわけではなくて、県立を希望する理由があります。

それは給食。

もえもえは現在通う施設では、刻み食とミキサー粗がけ半々の給食を出してもらっていること、また、自食もまだまだ進まず介助が必要なこと、を話しました。

見学にいった際に、市立では給食センターから運ばれてくるので、キッチンばさみで切る程度の対応しか出来ない、食事介助も手が足りなくて難しいと言われたこと。

その点、県立だと、自校内で調理しており、ミキサー食にも刻み食にも対応が出来るし、全員が食堂で食べるため、介助も可能。

通学バスの件も、私自身が運転出来るので、最寄りのバス停まで送り迎えも可能だし、場合によっては直接学校に送迎することも考えていること、等を話しました。

何よりも市立特別支援学校を見学した際の質疑応答が受け入れに積極的とは言えない態度だったことから、学校側の姿勢に疑問点があることも。

元々、自力歩行が出来る(長くは歩けないが)もえもえの進学先としては、市立は最初から有力候補で、期待して見学に行ったのに、適切な対応をするのは難しい(出来ない)と言われたため、県立を希望したのだということを話しました。

環境も普通小学校の一部を間借りしている形の市立より、広々した敷地の県立が良いと思ったこと。

近隣の市にある県立特別支援学校の話題も出ましたが、もえもえの状態から言って、今後より一層伸ばしたいのは知的な発達の方であり、身体的なケアを重視する近隣の県立よりは市内の県立が適していると判断したこと、等々、説明しました。

話を進めるうちに、市立の対応に関しても(直接関係はないのに)謝罪してくれましたし、状況を理解してくれたようで「お話を踏まえて県側と協議します」と言ってくれたので、取り敢えず今回は「よろしくお願いします」と電話を切りました。

特別支援学校がどこの学校でも同レベルの対応が出来るのならば、学区で単純に分けても問題は無いでしょう。

でも、そうじゃない。
やはり得手不得手はあり、重視するポイントも違っている。

だからこそ、何度もあちこちの学校を見学し、自分の子供にあっているのはどこの学校なのかを真剣に悩んで決めるのです。

確かにある程度の枠組みは必要でしょうけれど、普通小学校にいけないのにはそれなりの訳があり、健常なお子さんより環境の影響を大きく受ける子どもたちです。

杓子定規な対応はせず、きちんと当事者である子どものために柔軟な対応をして欲しいと思います。

今後、県との協議については逐次連絡をもらえることになったので、その回答次第でまた乗り越えなければならない山が現れるのかもしれません。

もえもえのために最善の環境を。
この交渉には負けられません。

粘り強く頑張ります。