エリクソン財団のジェフリー・ザイク先生の
奥さんである、ジュリー・アネー博士はメイヨークリニック(脚注)に
勤めている。
そして、
摂食障害と複雑性トラウマの専門家でもある。
昨年から約半年にわたって素晴らしいワークを
zoomで行ってくださった。
そのワークは、催眠療法とゲシュタルト療法を組み合わせた
ようなものだった。この秋以降今までの研究をまとめた本を
出版されるので楽しみにしている。
以下、複雑性トラウマとは何かのまとめを書いておく。
複雑性トラウマ(CPTSD、複雑性心的外傷後ストレス障害)は、長期間にわたる繰り返しのトラウマ体験によって引き起こされる精神的な障害です。これは、単一の出来事によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)とは異なり、持続的で複雑なトラウマが原因となります。以下に、複雑性トラウマについて簡単な説明をします。
複雑性トラウマとは?
複雑性トラウマは、以下のような状況で発生することが多いです:
- 長期間にわたる虐待やネグレクト
- 継続的な家庭内暴力
- 捕虜や奴隷の状態
- 子ども時代の慢性的な虐待や無視
複雑性トラウマの症状
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感情調整の困難:
- 感情をコントロールするのが難しく、急に怒りや悲しみを感じることがあります。
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自己感覚の変化:
- 自分自身に対するネガティブな感情(自己嫌悪、無価値感)が強くなることがあります。
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人間関係の問題:
- 他人との信頼関係を築くのが難しく、孤立感や疎外感を感じることが多いです。
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再体験:
- トラウマ体験をフラッシュバックや悪夢として繰り返し思い出すことがあります。
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回避行動:
- トラウマを思い出させる状況や場所を避ける行動が見られます。
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身体的症状:
- 頭痛、胃痛、不眠などの身体的な不調が現れることがあります。
複雑性トラウマの治療方法
複雑性トラウマの治療には、専門的なサポートが必要です。以下にいくつかの主要な治療方法を紹介します。
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心理療法:
- 認知行動療法(CBT):否定的な思考パターンを変えることで、感情と行動を改善します。
- エクスポージャーセラピー:トラウマ記憶に段階的に対処し、不安を軽減します。
- 弁証法的行動療法(DBT):感情調整や対人関係のスキルを強化します。
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薬物療法:
- 抗うつ薬や抗不安薬などが使用されることがあります。
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ヒプノセラピー:
- 催眠状態を利用して、トラウマの記憶や感情に安全にアクセスし、処理します。
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サポートグループ:
- 同じ経験を持つ人々と交流し、支え合うことで、孤立感を軽減します。
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自己ケア:
- 健康的な生活習慣(十分な睡眠、バランスの取れた食事、運動)を取り入れることが重要です。
おすすめのヒプノセラピー資格講座
複雑性トラウマを持つ方々のためのヒプノセラピー資格講座では、安全かつ効果的にトラウマに対処するための技術を学びます。このコースでは、段階的なアプローチやリラクゼーション技法を用いて、トラウマの記憶を処理する方法を身につけることができます。
メイヨークリニックとは
メイヨークリニックは米国西海岸にある。米国を代表する医療機関であり、「患者と患者の家族が運命を受け入れる前に訪れる最後の拠り所」とも呼ばれている。