[道具や技法の紹介、検証]

VMAXの製作で厄介なデカールがありました。写真のようにホイールに一周ぐるっと赤いラインのデカールを貼らなければならないのです。しかも細さはわずか1mmほどの円状という鬼畜さ。これうまく貼る方法を思いついたのでご紹介します。記事の終わりには普段自分が行っているデカール貼りの方法も記載しておきました。

ホイールデカールの加工。といっても写真の通り大胆に1箇所切れ目を入れるだけです。あとはデカールの縁から少し余裕をもって台紙ごと切り出すだけ。これで準備完了。

あろうことかデカールを貼る前に車体に組みつけてしまったので、写真のように適当に台(タッパー使用)を用意し車体を浮かせた状態で作業しました。ホイールデカールの存在をすっかり忘れていたんです(・ω<) というかそれでデカールを切って貼ろうって発想に至ったわけなんですけどね。後輪はこの状態でデカールを貼り終えたものです。

実際の作業の様子。綿棒を使って台紙からデカールを少しずつずらし、ホイールの目的の場所に落としこんでいきます。あらかじめホイール側にもすこし水気をもたせておくと、水の表面張力でデカールがすんなり目的の場所に納まってくれました。少し貼ってはタイヤを回転させ、また少し貼ってはタイヤを回転させてを繰り返し1周貼り終えました。最終的に切れ目はどうなったかというと、0.5~1mmほど重なったわけで・・・、そりゃー普通に貼っても綺麗には貼れないよねってのが率直な感想です。

そんなわけで前後ホイール、計4枚の赤い円のデカールを無事貼り終えることに成功しました。今回のようなデカールの場合、切れ目を入れて貼っていくってのは案外、正攻法なんじゃないかと思います。そのまま貼ってもまず上手くいかないだろうし。というわけで以上です。









以下、余談として普段自分が行っているデカール貼りについて長々と載せておきます。読んでくれる人いるのかな。参考になれば幸いです。まずは準備するものから。

■ 用意するもの
 ・水を入れる容器(ボールや綿棒の容器のフタ)
 ・ハサミ
 ・ピンセット(プラスチック製)
 ・雑巾
 ・ティッシュ
 ・綿棒数本
 ・マークソフター、マークセッター(クレオス)

水を入れる容器は何でもいいですが、少量の時は綿棒の容器のフタが便利です。デカールを切り出すのにはハサミを使ってます。ハサミで切り出す際にいかに台紙をバラバラにしないで切れるかが密かな楽しみです(笑)。

デカールは水に30秒程つけた後、ピンセットで水から取り出します。プラスチック製を使っているのは錆びるのが嫌なのと、金属よりは若干柔らかくデカールに優しそうなので。雑巾であらかたの水分を取ったらさらにティッシュで水気を切り、デカールがスライドするまで少し待ちます。デカールがスライドするまで水につけていると、糊が水に溶け出してしまうのでうまくないです。

デカールがスライドするようになったら少しだけ濡らした綿棒に取り、貼る位置に置きます。綿棒に取る際は、水の表面張力で綿棒先端にデカールを貼り付けるイメージです。大きなデカールの場合は、台紙ごと貼る位置付近に持っていき指や綿棒でスライドさせて貼ります。綿棒は化粧用の先が尖った物もあると便利です。

デカール位置の微調整も綿棒で行いますがかなりシビアです。やりすぎるとデカールを破ることになるので、ある程度納得できるところで見切りをつけるのも必要なことかと思います。一番いいのはデカールを一発でドンピシャのとこに置くか、それができないにせよすぐ近くに置いて短時間で位置決めを終わらせることですけどね。もしデカールが破れた場合ですが、1箇所くらいなら慎重にリカバリすれば破れ目はそれほど目立たないので慌てないことが大事です。

それから必要に応じてマークソフターやマークセッターも使います。マークソフターはデカールを軟化させ、モールドや曲面に馴染ませるもの。便利ですが塗った直後に触る場合は、力の加減を誤るとすぐ破れるので扱いには慣れが必要です。マークセッターはデカールの糊で、デカールの糊が水に溶け出してしまった場合や密着が弱い場合に使います。