本日、1月19日の夕方、平方東小学校内で、市による説明会が行われました。

なぜ、何を、説明されたか、書き記しておきます。

 

この間、平方学童は、100人近くの児童が入所する大規模学童となっていて、応急的な対応として、平方東小学校内の多目的室を、平方学童分室として使わせてもらっています。

 

つまり、学童1単位分の補助しか出ない中で、2か所の学童を、学童指導員の体制も十分ではないまま、また赤字も生み出しながら、NPOが運営している状況なのです。

 

そんななか、来年度から、なんと、多目的室の利用を認めない、という案が、今日の説明会で示されました。では、どうするかというと、学区外にある、平方西学童保育所が使えることになりそうなので、そこを多目的室の代わりに使う、というのです。

 

現在、平方西学童保育所は、平方小学校の児童が入所している学童ですが、来年度から、平方小学校に隣接している旧平方幼稚園跡地に新しく学童を整備するので、西学童がいらなくなる、ということなのですね。

 



もともと、平方小の児童のための学童を、学区外にある(ここまで歩くの?という遠さ)平方東小の児童の学童として使う!?現在、平方東小内の多目的室にある分室を、わざわざ学区外の西学童にうつす!?なにを考えてるの!?!と、不信と怒りでいっぱいになりました。

 

説明会は2回行われましたが、2回とも教室いっぱいの保護者で埋めつくされ、たくさんの質問・意見・要望が次々と出されました。

 

とにかく、市の案は、子どもたちの安全を考えていない!!!

このことに尽きます。

 

説明会で、私も夫も、質問や要望などをしっかり伝えましたが、要望があれば出してほしいということだったので、改めて整理し、パソコンで提出する書面をつくりました。

 



ほんとに、市長、どうかしてますよ。

しっかりしてください。

これじゃ、ため息しかでません。

 

以下は、明日、学童に渡す、私の意見・要望書です。

 

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平方学童保育所の

今後の方向性についての意見・要望

 

1月19日の説明会に参加させていただきました。その場でも、質問や要望をさせていただきましたが、全体のやりとりを通じて、あらためてまとまった形で、意見・要望をお伝えします。

 

説明会でハッキリしたことは①多目的室の利用を続行できない決定的理由がない、②「上尾市学校施設更新計画実施計画」、いわゆる学校統廃合計画があるために、校内にプレハブの学童を整備できない、③1単位分の補助しか出ていないため、平方学童に困難が生じていることを市も認識している、ということでした。

 

結論から申し上げますが、保護者の願いは、今後も、とにかく多目的室の利用をつづけながら、同時進行で、平方東小学校内にプレハブで第一学童保育所を整備することです。10年以上、学区内で物件を探しても、施設建設できる場所が見つからない状況を、市はそろそろ直視すべきです。今後また、物件探しに固執しつづけ、校内への整備を真剣に検討しないために、さらなる困難を生むというのは看過できません。そして、なによりも、多目的室の利用を続行できない決定的な理由は無い(多目的室を利用したいという団体等から、苦情・要望などがないと市が説明)わけですから、ぜひ使わせていただきたいです。学区内にある分室を、学区外に移すなど、何を考えているのかと、信じられない!という思いと、怒りでいっぱいです。

 

市長に申し上げます。今回、市から示された西学童保育所の活用案では、学校まで児童を迎えに行く学童指導員の負担が激増し、西学童まで歩く子どもの安全確保が厳しくなるなど、今よりも困難が大きくなります。失礼ながら、そもそも、このような案を思いつき保護者に提案するということ自体、市長は、学童保育所について何もわかっていないのだと思われても仕方がないと考えます。また仮に、子どもたちの安全のために、マイクロバスを使って児童を学童まで送るよ、ということになったとしても、コストをわざわざ増やす学区外への移動となり、これまた、困難をさらに増やすことになるばかりです。ぜひ、西学童への移動は、撤回してください。

 

市が目指すべき方向・やるべきことは、①保育する責任が市にあることを自覚し、1単位分の補助で踏ん張っているNPOに対して、即時、十分な予算を確保し支えること、②来年度以降も多目的室利用を続けるとともに、物件探しではなく、校内にプレハブで学童を整備することを、「学校施設更新計画実施計画」の中に書き加えて計画を策定することであると考えます。

 

 4月まで、時間がありません。困難を大きくする案については、取り下げていただき、本来目指すべき方向へと施策を進めてください。

 

秋山もえ