アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)で開催されてる『抽象絵画の覚醒と展開』でアンリ・マティスの絵に触発されたので、同時期に東京都美術館で開催されている『マティス展』に行ってきた。
アンリ・マティスは、パブロ・ピカソとともに20世紀を代表するフランスの画家であり、フォービスム(野獣派)の旗手と言われている。
本展は、ポンピドゥーセンターの協力で、150点もの作品を展示しているマティスの一大回顧展になっている。
写真撮影が大丈夫で、気になった作品はこの3点。『ニースの室内』
マティスの定番である室内と窓から見える風景。
『黄色と青の室内』
真上から見た青いテーブルが独特の雰囲気を醸し出している。対角に配した青が効いてるかな。
『赤の大きな室内』
マティス=赤というイメージにピッタリな絵。
さすがに本展の看板となる絵だからか、一番印象に残った。
遠近法を使っていないのに、すごく奥行きがある感じがする。
晩年には、ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂の建築、装飾、家具、オブジェ、そして典礼用の衣装のデザインまでも行なった。
最後に本展のために撮り下ろしたロザリオ礼拝堂の4Kによる高精細映像の上映があった。
高精細映像が光の移ろいを見事に表現していて3回も見てしまった。
当然ながら、撮影NGなので、下の2枚の写真はマティス美術館のHPより拝借した。
キリスト教徒ではないけど、こんな素敵な礼拝堂で、祈りを捧げたいと思う。