東京出張のついでに、せいび(国立西洋美術館)のリニューアルオープン記念として開かれている『自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで』に行ってきた。
この展示会は、ドイツのエッセンにあるフォルクヴァング美術館とせいびが所蔵する絵画をダイアローグ(対話)する形で紹介する展覧会となっている。
隣り合う絵画によって、その絵画の印象も違ってくることを知った。
せいびで常設展示されてるクロード・モネの『舟遊び』もゲルハルト・リヒターの『雲』と並んで展示されると別の作品かと見間違うほどだった。
その横には『睡蓮』の展示があった。
『睡蓮 柳の反映』も『睡蓮』もクロード・モネがお気に入りだったため、売らずにアトリエに保管していたものを松方幸次郎氏が頼みこんで購入したものである。
そんなことを思いながらこの2つの絵を見ていると込み上げてくるものがある。
ここの展示室には、この2点の絵画しかなかったので、キュレーター(展覧会の企画者)にはそんな意図があったのではないかと思った。