悪名高き『キリスト教三部作』の後をうけた前作『インフィデルズ(無神論者の意)』は、キリストからの訣別宣言とも解釈できたため、ついに迷走期から抜け出したかにも見えたディランだったが…





イタリア車 無間地獄      (仮)-Image719.jpg

『BOB DYLAN / REAL LIVE』





…続くアルバム『リアル・ライブ』は、なんともぬるぅ~い湯加減のライブ盤!



『インフィデル』からの2曲(アイ・アンド・アイとライセンス・トゥ・キル)以外は全て60年代~70年代前半の『第一次ディラン黄金期』からの選曲!!




確かにライブで有名な曲を演られると盛り上がりますが…

しかしディランファン(当時も現在も)にしたら、なぜに今、ソレなんだ?

…という、選曲とタイミング!!

音符完全に懐メロ路線!!




煇これはやっつけ仕事の可能性アリ(笑)



パフュームが『ポリリズム』でブレイクした直後に、マイナー時代の音源集『パフューム・コンプリートベスト』をリリースしたのを思いだしました(まんまと買いました 笑)



ただし『インフィデル』は、それほどブレイクしたわけでもないのだが…(笑)




どうせならブーイングを浴びながらもディラン史上屈指の名演だったというゴスペル・ツアーを音源化してほしいが…


『インフィデル』と名乗った手前それもできなかったのだろう…。






しかし、この84年のヨーロッパツアーは、バンドのメンバーが面白いメンツで…



『ハイウェイ61』でのミック・テイラーのギターはストーンズみたいだなぁとか(当たり前だ)


『マギーズ・ファーム』でのイアン・マクレガンのオルガンにモッドイズムを感じてみるとか



『トゥームストーン・ブルース』で、やっぱりサンタナのギターは一人よがりだなぁと思ってみたりとか、楽しみかたは意外とたくさんあります(笑)









ボブ・ディラン補完計画とは…

これまで置き去りにしがちだった80年代ディランの音源などを、なるべく廉価な中古盤でゲットしコンプリートをめざす!

…というプロジェクトのことである!!




今回ゲットしたのはコレ!!





『BOB DYLAN / INFIDELS』

イタリア車 無間地獄      (仮)-Image712.jpg


日本屈指のディラン・コレクターとしても知られる、みうらじゅん氏の言葉を借りるならば…

「まるで中東のテロリストのような」

…サングラス×ヒゲ!!




「女子供が聴くレコードじゃないぞ。」

イタリア車 無間地獄      (仮)-Image713.jpg


…と、この顔が語っている。




ごめんよディラン…。

オレ子供だったから、今までこのレコード聴きたいと思わなかったよ(笑)








しかし個人的には『インフィデル』はディラン迷走期の箸休め(ちょっと例えが悪いが)的存在だと思っていたので、補完計画を発動して以来イチバン安心して聴けました(笑)




まず1曲目に収録されている『ジョーカーマン』が80年代ディラン屈指の名曲ですからね!
この曲だけは、このアルバムを持っていなくても、何度も聴いてました。

今回あらためて聴いて思ったけど、これってレゲエですよね?(パーソネルを見たら、案の定リズム隊はジャマイカ人のレゲエミュージシャンでした)


さすがディラン、いつの時代でも先を行きすぎているな…(笑)




3曲目の『ネイバーフッドの暴れ者』はパティ・スミスみたいで、コピーのコピーを本物がコピーみたいな、先祖返りの隔世遺伝のような訳のわからないカッコよさ。




そして個人的に大ヒットだったのが『ユニオン・サンダウン』

『BABY, LET ME FOLLOW YOU DOWN』の66年イギリスツアー・バージョンみたいでカッコイイ!!


…と思ったのだが、ライナーノーツには「マギーズ・ファームを思い起こさせる…」と書いてあった(苦笑)





しかし前評判どおりの充実の内容で、補完計画始まって以来のオススメ盤な気がします!!








『ボブ・ディラン補完計画』とは…



これまで置き去りにしがちだった80年代ディランの音源などを

なるべく廉価な中古盤でゲットし、コンプリートをめざす!

…という計画のことである!!!



前回のブログで紹介した戦利品の中には、この2枚が含まれていた…





『BOB DYLAN / SAVED』


イタリア車 無間地獄      (仮)-a.jpg


『救われた』というタイトルのわりには、地獄に引きずり込まれそうなジャケである…。








『BOB DYLAN / SHOT OF LOVE』


イタリア車 無間地獄      (仮)-B0012GN49009THUMBZZZ.jpg


邦訳『愛の注射』




……下ネタ?







80年代ディランというのはファンの中にも

僕のように置き去りにしてきてしまった…という方も多いのではないだろうか?


ディランのライブ開始時に、いつも流れるアナウンスでも、こう言っている…




「ご来場の皆さん、ロックンロールの桂冠詩人に拍手を。60年代のカウンターカルチャーの希望の星、フォークとロックをベッドインさせた人、70年代には化粧をし、薬物濫用のとばりの中に姿を隠した男、イエスをみつけて再び登場し、80年代後半には過去の人と呼ばれた人-----そして90年代後半、突然ギアを入れ替え、強力な音楽を発表し、今も盛んな活動を続ける人。みなさん、コロムビア・レコードのアーティスト、ボブ・ディランです。」




…この2枚は、まさに…


イエスに出会って坂を転がり落ちていった時代の2枚である!!(笑)



この2枚に『SLOW TRAIN COMING』を加えた3部作はファンの間では

『ゴスペル期』、『キリスト期』などと呼ばれているが

評価はあまり高くない(なかった)と思う。






…しかし、これが聴いてみたら、やっぱりイイ!!(笑)

80年代特有のシンセみたいな安い音が苦手だったのだが(安い音を逆手に取ったニューウェーブやテクノは好き)


アナログ盤で聴くと、それが和らぐようだ。






80年代後半はもっと手強そうだが…

やはり試す価値はあるな!!ひらめき電球