かたくなに前衛的。   -216ページ目

ハチミツと柑橘と誓い。





フルートグラスに注ぐあの弾ける音色は、
やはりシャンパンにしか奏でられません。
なんとなく、シャンパンが飲みたくて、
でも、
「何も祝うことがないではないか!」(三島由紀夫風で)

と思いつつ、
しゃーない、ではではミニボトルならよかろうと、Heidsieck & Co Monopoleを頂く。







1916年ドイツ軍の潜水艦U22の攻撃によって沈んだ船が1997年5月29日バルト海の水深64mで発見され、翌年船体が引き上げられた。
その船底からは約2000本(3000本とも言われている)のシャンパンが完全な形で発見された。
船が発見されたのも驚きですが、驚愕なのはその船底のシャンパンが生きていたことで。

その年のクリスティーズのオークションで、このHeidsieck Monopole が1本$3800の値が付いたという、古の歴史を語る素晴らしい造り手のシャンパンです。





余談が過ぎましたが…

今宵、
色々と考え事などをしながら秋を運ぶ風に吹かれている。
窓辺にて円形の月を40~50回眺めては、
耳たぶを触り、
爪を噛む。



このシャンパンのように、
誰の目にも触れることがなかろうが、陽の目を見ない日々が続こうが、
自分自身をしっかりと見据えて、熟成して行こうと心に誓う初秋の宵の更け。






そろそろですよ!
あたくしの一番好きな季節。
那須の秋はすぐそこまできているのだ!



Jose Feliciano - Ain't No Sunshine