男の子は元気にしているだろうか、毎日そればかりが気になった。
怪物から「文通してはどうか」と案がでたが、あの子がそれで帰りたくなってしまってはこの決心の意味がなくなってしまう。
私はあの子が人間としてうまく世の中で生きていってくれればそれで満足なのだ。
使用人からは何の連絡もない、連絡を交わす必要もないのだが。
時間が解決してくれるのを祈るしかない、今はただ毎日を過ごすことに没頭した。
ベッドも広く感じるため、夜眠るときは怪物に隣にいてもらうことが増えた。
怪物は何も話さず、ただ私の側にいてくれる、まるであの子が来る前のように。
そういえば怪物も日中はずっと男の子と一緒に行動していたのだ、寂しいだろう。
私はそう思い、昨日は怪物を抱いて眠った。
今日も怪物を側に寄せ、抱いて眠るのだろう。
あの子が恋しい、怪物も同じことを胸に秘めているのだ。