青の青さを
大丈夫かな ってなにさ。ところで 大丈夫じゃない わけ ってなにさ。 いらいらしても どうにもならない。 どこをさぐっても でてきやしない。
この街にいないことをかなしまないで。ビビアン リーのように最後に吐き捨てようか。
「もう あなたに 魅力を 感じなく なったの」と。
ある日、降りすぎた雪のあとにハイヒールをはいた女が靴跡を雪に埋め歩く。
たちまち女は転倒した。すると彼女は涙を流し始めた。どうやら転倒した衝撃で涙腺がこわれてしまったらしい。
女は問う。雪の日にハイヒールを履くことは、エゴか虚勢か習慣か。ああ馬鹿馬鹿しい。なんでこんな日にハイヒールなのよ!女はポロポロ音をたて、とまらない涙を流しながらまたハイヒールで立ち去った。
女の涙にはいつも説明書がいる。たとえ感情にまかせて流す涙でもその経緯を自覚するべきだ。そしてどれだけくだらなくとも自分に対して言い訳を用意しておく必要がある。自己肯定できる、したたかさがあれば、まだ強く生き抜けるかもしれないからだ。
自分で書いたシナリオがときどき私を苦しめる。
それでも雨の音に救われて、青が距離を消していく。
ごー!ごー!
もっと自分に勝たなくっ茶
物質の将来
ピンクのチューリップに白のマーガレットは予定していた場所ではない位置に植えられた。
枯れないマーガレットが枯れ始めたとき修復不可能な現在進行形の思い出の愛もついに終わりを告げようとしていた。
女は非情でメランコリック。枯れた花なぞ未練はない。
ねえ、口で伝えられる物語のように移ろいいき、溶けて幻に近づく物質の将来について、語ろうじゃありませんか。