サイバー都市 | 日記

日記

徒労

起床。
萎びた焼そば。
読書。
萎びた彼。
昨日ららぽーとのトイレに何の気なしに入ったら一流ホテルのそれくらい中が広く、内装がどうも何かに似てるような気がした。
すぐにそれが2001年のラストシーンだと気づき、豪奢な鏡を覗き込むと予想通り老け切った彼の中年面が写っていたとさ。
豪雨の中現場着を着て渋谷へ。
昔、東尋坊ブームが半径10m以内で起こっていたり、カルロヴィ・ヴァリに出たと言うことで山本起也の『カミハテ商店』を見た。
最近巷で流行のB級監督と役者志望の素人で思い出ホームビデオを撮ろうというシリーズとは一味違い、「映画」を作ろうという強い意志は感じた。
しかし問題なのは、何故現代日本人が斯くも容易く年間三万人も自殺するかであって、その周辺のなんとなくな絶望や空気を弛緩したフィックス映像で切り取っただけでは何の問題にもなっていないということだ。
その道具立てとして出てくる寺島進の無駄遣いたるや。
結局高橋恵子が如何なる体験を経てあの笑顔に辿り着いたのかも全く分からないので、どこぞの無駄に且つ異様に長い映画の如くしょうもない仏教輪廻に回収されただけのように見えてしまうのだ。
何故人は他者でなく己を消そうとするのか。
人を自殺へと向かわせる、ヤツによって各人が穿たれた人間存在の中心にあるこの真っ黒い穴について教授達は本気で思考を巡らせたのだろうか。
と、見終わった後更に憂鬱になったので、町を彷徨った。
フリをして資料を探した。
合間に大戸屋でモリモリと食事を摂った。
茶店に入り買ったばかりの資料を広げ、数時間勉強した。
外に出たらちょうどRと会ったので一緒にmoduleへ。
マネージャーだと思われたようでそれ相応の対応を受けた。
今夜はデリック・メイとセオ・パリッシュも界隈に居るとか。
一旦外に出てセガフレードでカフェってるとUさんが来た。
思った以上に日本で人気なRの勇姿を見てUさんと感動して、くねくね。
朝まで出入りしながらラウンジで討論したりして始発でバック。
旅に出たい。
次はRの勇姿をベルリンかモスクワで見よう。

ビッチ気合い入ってんなあ 誰かに似てる


大御所未だ健在


金かかってんなー しかし1カットごと諦めの早さが心地よい


Todd Edwards Remix