菓子パン業界、ドーナツ業界はここ数年、あまりにも「もっちもち」に頼り過ぎではないだろうか?
もうすでに世の中は「もっちもち」な商品たちで埋めつくされている。
なのに新商品といえば、相変わらず「季節限定○○パン!もっちもちの新食感!」ってな具合である。
彼らは菓子パン作りの、ドーナッツ作りのプロフェッショナルとして、そろそろ「もっちもち」にとって代わる新しい新機軸を打ち出すべきである。
そもそも「もっちもち」は、「●●‘だから’ウマい」という超王道の方程式で成り立っているものである。
「もっちもち‘だから’ウマい」のである。
他にも「超熟成(パン)‘だから’ウマい」「(生地が)しっとりしてる‘から’ウマい」「無添加‘だから’ウマい」などがこれにあてはまる。
この「もっちもち」の登場によって「●●‘だから’ウマい」という超王道の方程式は頂点を迎え、そしていまや安定期、あとは残念ながら下り坂を残すのみとなっているのである。
次に業界が着手すべきなのは「●●‘なのに’~である」という方程式に合致する商品を開発することである。
例えば「超パッサパサ‘なのに’すっげえしっとり」とか。
例えば「添加物ばっか‘なのに’なんだろう?この無添加っぽさ」とか。
例えば「腐ってるはず‘なのに’ウマい」とか。
例えば「パンのはず‘なのに’食うと法に触れる」とか。
いつの世も、常識や確実や安定より不確実や非常識が、人々にどでかい感動を与えるのである。