まいど、自転車屋きんちゃんです。
先日、うちの常連さんが後ろから自転車に突っ込まれました。
信号で普通に停止したところにヤンママが突っ込んだらしく、ひっくり返ってハンドルがいがんでペダルが
削れてました。
そのあと故障車はうちに持ち込まれ、ペダル交換と各部再調整で自転車自体は事なきをえました。
と、こうゆうのはよくある話です。
加害者もいっしょに来店しましたが、まあ、このヤンママがかなり厄介でした。
えらい剣幕で逆切れしだして、謝るどころか自分は悪くないの一点張り。
ヤンママの言い分としては、
「後ろを走ってたら、スピード出してたのにいきなり急ブレーキして止まるから、突っ込んでもうたんやんか! こっちは子供抱えてて片手運転ですぐに止まられへんのに! 逆に慰謝料請求したいぐらいやわ!」
常連さんは、
「信号やから止まったんでしょ?家内と一緒に走ってんのに、スピードなんか出してるわけないやん。止まったところにあんたが突っ込んできてんから、謝るぐらいしたらどうや。ひっくり返って腕打撲してんねん。
部品代も弁償してもらわなあかんし。」
修理代と部品代で3500円でした。 常連さんも修理代弁償してもうて謝ってもらったら、それで終わらそうと思ってたそうですが、このヤンママは、
「なんでお金払わないといけないんですか! こっちだって突っ込んで体ちょっと痛いのに! それともあれですか? 因縁つけてお金巻き上げようって魂胆ですか! 奥さんもようこんな旦那と結婚しましたね。 あ、もしかして夫婦でわたしに因縁つけてるでしょ!
突っ込んだんだって、あんたがいきなり前で止まるからでしょ! 子供抱えて急いでんのに片手運転で急に止まれるわけないやん! あなたが止まるなんて思ってないし、普通まっすぐ行くと思うでしょ!
「止まります」って、後ろを走ってる私に何か意思表示しました?してないでしょ!
それやったら突っ込まれたって文句言える立場ちゃうやんか!
あぁ!私も体痛い! 骨折れてるかもしれへん!」
あまりに呆れた常連さんが、
「あんたは謝る気も弁償する気もないんか?」
「弁償したらいいんですか! いくらですか! 私、急いでんのにこんなことにつき合わされれてめっちゃ迷惑やわ!」
常連さんの奥さんが、
「あなた、もう少し口のききかた考えたら?」
ヤンママ曰く、
「ババアに言われる筋合いないわ!」
結局、らちがあかないので警察官を呼びました。
一部始終見ていて思ったのが、「かもしれない運転」
車の運転教習を受けた方なら、一度は聞いたことがあるはず。
ヤンママが、「前の自転車、急に止まるかもしれない・急に曲がるかも・曲がり角からいきなり自転車が出てくるかも・etc」と思っていれば今回の事は起こらなかったかもしれない。
自転車でなんでそこまで、と、思う方もいるかもしれませんが、実践している方はそうゆうしょうもない事故は皆無です。
心に余裕のある方は、実践してみられたらいかがでしょう。
個人的な意見を述べさせてもらうと、
「片手運転で、子供抱えて、すぐに止まられへんのやったら、止まれる速度で前見てゆっくり走れ!」
と、言いたかった。