
ハワイでスーパーやコンビニに入ると、一昔前といえば、レジに人がいくら並んでいようが、自分の仕事があったりすると、知らんぷりが当然でした。ときには、仕事中知り合いに偶然会ったりすれば仕事はほったらかしでギャーギャー騒いでいるとか・・。
そういうところがハワイらしいといえばハワイらしいと観光ガイドには評価されたりもしていました。良い評価してくれる日本人もいる一方で、いやだと感じた日本人もさぞかし多かったことでしょう。
時代が変わったせいか、金融危機後のせいか、ハワイの不況のせいか、特に今回は、そのハワイらしさがなくなったように感じました。
レジで少しでも並び始めれば、すぐ違うレジを開けてくれるとか、少しでも待たせるようなことあれば、つかさずThank you for waitingと言ってくれたりします。
いい意味でまともになったというか、日本化したのでしょうか。
でも、すでに時遅し、年々ハワイでの日本人数が激減しているように感じます。
右も左も日本人ばかりというのは遠い昔か??
私のハワイの知り合いも友達も、シフト時間が大幅に削られていると言います。日本人がブランドものを漁る姿も少なくなっているようです。ハワイのニュースではハワイ州の財政難から公立学校の先生の人件費を削減するため、週休3日制を導入で大反対運動が起きているとか。
友達の経営者いわく、
「不況は良いことではないけど、雇う立場とすれば、そんなに悪いことでもないよ。雇い主とすれば良い人材を揃えられる状況だからね。しかも高い賃金払う必要もないし、無謀な賃金要求してくれば辞めてもらえばいいだけ。いくらでも良い人材は余っているからね。超優秀だけど、莫大な賃金要求してきて難しいこと言ってくる人は辞めてもらい、超ではないけど、まあ優秀だなという人材を2人入れれば良いわけだし。その方が雇用促進という意味では国からも感謝されるしね。」
「それは理解できるけど、それ厳しくない?」と私。
「Hey,Toshi,それが資本主義の原則というものだろ??違うか?」
ハワイといえども、さすが、アメリカ!
う~ん、考えさせられますね。