震電が完成して間もないですが、早速次のキットを作り始めました。
今回も飛行機で、ハセガワの 1/48 F-86F-40 セイバーです。


先日作った震電は、ゴジラ映画最新作でゴジラと戦った戦闘機でしたが、このセイバーは、1954 年の第一作「ゴジラ」に登場し、初めてゴジラと戦った戦闘機です。現実世界では 1955 年 に自衛隊で F-86F が運用開始されていますので、映画で先行登場させているのですね。
モノクロ映画なのでカラーリングは不明ですが、機体のマーキングは後の自衛隊仕様とは異なり、国連軍機として朝鮮戦争に参戦した米軍仕様に近いものになっています。海上に出たゴジラをミサイル?ロケット弾?のようなもので攻撃しているので、対艦ミサイルを装備していたのでしょうか。
その後も「モスラ対ゴジラ」等に登場しており、「ウルトラQ」「ウルトラマン」でも怪獣と戦いましたから、特撮ファンにはなじみ深い機体ですね。

セイバーの模型と言えば、マルサン 1/50 やハセガワ 1/32 が伝説として語られています。戦後の日本が初めて配備したジェット戦闘機ということもあって人気が高く、他にも多くのメーカーからキットが販売されていました。
最近でもエアフィックスやアカデミー等から新設計のキットが発売されていますが、工アフィックヌは自大いとかア力デ三一はコP一品だとの噂とかまあいろいろあるので、安心確実高品質のハセガワ製品を選びました。

今回製作するハセガワの 1/48 キットは 1990 年代に発売されたもので、現在もいろんな仕様で販売され続けている定番商品です。できれば航空自衛隊仕様のキットが欲しかったのですが、あいにく店頭になかったので、直近で再販されたブルーインパルス仕様のキットを購入しました。空自の機体には違いありませんから、派手なマーキング以外のデカールはそのまま使えるはずです。

まずはいつもの儀式のパーツ洗浄ですが、震電の仕上げ作業をする合間に中性洗剤で洗っておきましたw
さっそく仮組みしたところ、コクピットやエンジンを入れるとボディ左右のパーツに隙間ができます。どうやらコクピット床のパーツ A11 が干渉しているようなので、前端を少し削ってやるとピッタリ合うようになりました。
主翼上面とボディの間も隙間ができますが、主翼のパーツがボディと接する面にバリが出ている事が原因なので、ここも削って調整すればきちんと合います。
その他、合わせ目消しが必要なドロップタンクを貼り合わせて、エアインテークとエンジンノズル内側の押し出しピン跡にパテを盛っておきました。他の整形を進める間に固まってくれるでしょう。


このキットは、ちょっとした調整をするだけで気持ち良く形になってくれます。前回の震電とは異なり(笑)、ストレス無く進みそうです。