現代音楽に触れる | モダンと暮らす、カカと生きる

モダンと暮らす、カカと生きる

脳出血で右半身マヒ&失語症になっちゃった〝カカ〝。
甘えん坊の個性派ビーグル〝モダン〟。

この大切なふたつの宝物を守るべく、介護&家事&稼ぎにいそしむ、お気楽のんびり屋な〝トト〟。そんな仲良し家族の日々をつづります。


今日は久しぶりに

休日らしい休日でした。


福岡市出身のKさんは

びわきゅうのお客さまで

帰省時に連絡をくれます。

演奏者であり音楽分野の

仕事をしている彼女が

プロデュースする

故郷での初めての企画。

お誘いを受けて、伺いました。


お題は「現代音楽」。

音楽はジャンルを問わず

好きだけど、現代音楽には

とんと疎いトト。

たまに耳にする現代音楽は

正直なところ???なので

「レクチャー&コンサート」

という文言に

現代音楽のいろはを知る

良い機会かも思ったわけで。


会場が東区箱崎の

音楽カフェだったので

少し早めに行き

久しぶりに筥崎さんへ。

筥崎宮。お久しぶりです。
汗かきトトの額っ🫢!

9/12から博多三大祭りの1つ
「放生会/ほうじょうや」
が始まるので、参道は
露店の準備が着々と進行中。

朝、間違って
糖尿病の薬2回分飲んだから
低血糖にならんよう
ラーメン食べました。
箱崎さん真ん前の「花山」
これまた何十年ぶりやろ。
(写真は公式サイトから)

昭和28年に屋台から創業。
今は屋台を
でっかくしたような店構え。
昔ながらの豚骨ラーメン
あまりに暑くてノンアルを
焼鳥も食べちゃった😁
福岡は焼き鳥屋も多い。
ここのは昔ながらの
屋台の焼き鳥。

腹ごしらえしてGO!
行ってよかったし
知るきっかけになりました。
講師の山本和智氏は
作曲家かつ大学講師で
話がとてもわかりやすい。
何より、時代背景と
照らし合わせながら、なぜ
現代音楽が生まれたのか?
が、よくわかりました。

不安や恐怖、死や狂気など
人間の内なる感情を
表現しようとした
表現主義(モダニズム)の
台頭と時を同じくして
現代音楽の前身が芽吹く。

とはいえ、産業革命を経て
技術進化の先に起きたのは
第1次世界大戦。
戦禍に傷ついたヨーロッパでは
過去の価値基準(理性)への
反動から、音楽を含めた
芸術全般にダダイズムが広がる。
今ではあたりまえに目にする
コラージュやフォトモンタージュは
この頃にダダイズムから
生まれた技法なんだって。

しかしナチズムやファシズムを始め
世界各国に全体主義が蔓延。
第二次世界大戦に突入する。
「現代音楽」が本格的に
スタートしたのは1945年以降。

つまり
「現代音楽」の根底には
“戦争への批判”がある。
モダニズムの根底にある

「不安や恐怖、死や狂気など
人間の内なる感情」が渦巻く
最たるものが“戦争”だしね。

なるほどなぁ……と得心。
善し悪しに関係なく
人類が生き、栄え
文明が進化する中で
生まれるべくして生まれた
音楽ってことかぁ。

これまでトトは
「現代音楽」に触れるたび
何とも居心地の悪い
口の中が苦くなる思いが
していた。
聴いているうちに
気分が悪くなるような
いや〜な感覚。
身近なところで言えば
1960−70年代の
映画やドキュメンタリー、
ドラマで流れる劇伴とかね。
NHKアーカイブスなんかで
昭和30年代〜40年代の
「新日本紀行」見ると
映像とは全然マッチしない
そっちに気を取られそうな
奇妙な音楽が流れたりして
不思議だったんだよねぇ。
こんな旋律を流してたら
マイナスエネルギーを
引き寄せるんじゃないか?
なんて思ったり。

そりゃそーだ。

「不安や恐怖、死や狂気など
人間の内なる感情」を
新たな手法の音楽で
表現しようとしていた
わけだからね。

1945年以降「現代音楽」は
メロディ、ハーモニー、リズムを介さず
「音」を直接素材として
組み合わせて配置し
作品にする技法
「トータルセリエリズム」で広がる。
さらにアメリカで生まれた
「実験音楽」という視点が
進化を加速させた。
現在は「ポストモダニズム」で
さらなる分化が進む。

講演後、チェリスト北嶋愛季さん
による現代音楽3曲の演奏。
背景を知ったからか
居心地が悪くなることもなく
「実験音楽」ならではの
演奏技法が興味深かった。
そして、確かな技術と感性を
もつアーティストでなければ
現代音楽の演奏は
できないと実感しました😀

ちなみに「ジムノペティ」で
よく知られている
エリック・サティは
「現代音楽」の代表的作曲家。
色彩豊かな作品でおなじみの
アンディ・ウォーホールは
「現代美術」の大家だね。

というわけで、これまでは
意味がわからず
ただただ居心地の悪さばかり
感じていた「現代音楽」。
なぜ生まれたのか
何を訴求したいのか
その種に触れたことで
確かに距離は縮まった。

好き嫌いで言えば
決して好きとは言えないが🤣
食わず嫌いは
もったいないからね。

ちなみに来週は、アクロス福岡へ
大阪フィルの演奏を聴きに
行ってきます。演奏曲目は
シベリウス、グリーグ、チャイコフスキー。

ちなみにトトは自分の葬式で
流して欲しい曲を決めている。
ここで公言しとくから
お友達の皆さんよろしくね。
あ、エンディングノートに
書いとかないかんね🤣

◆あの日のモダン

不安や恐怖、死や狂気など
人間の内なる感情を
表現しようとしたのが
表現主義(モダニズム)だが

「モダン」の意味は
現代的なとか
今風で洒落た、という意味。
名前の由来は
初対面で抱いたカカが
「あら〜、あなた
モダンな柄ねぇ」と発し
「降りてきた!
このコはモダン!」と
数秒で決まりました。


◆トト飯

久しぶりに、まともな自炊
焼餃子、ツルムラサキのナムル、
ワカメ南関あげジャガイモの味噌汁
鶏の肝煮
「肉が一番」で
テンダーとホルモン焼定食
鮭に手が出ず
トラウトサーモンのバター醤油ソテー、
焼き野菜、糸こんのピリ辛煮
ネギ南関あげの味噌汁
辛子明太子、ナムルの残り
手羽中の香味焼き、水菜、
ハム玉子ネギスープ、糸こん残り
塩唐揚げ定食、シチュードリア
(この日はこの1食のみ)
天神でブレストミーティング
久しぶりに新天町のビクトリアで
鶏釜飯
まいどおおきに食堂で
チキンカツ、肉じゃがハーフ、
高野豆腐、法蓮草のおひたし
ネギ豆腐ワカメの味噌汁