夜な夜な日付が変わった頃
それまで大いびきで寝ていたモダンが、やおら起き出して
トトの肩をガリッとひっかく。
モダン 「トト…あの…えーっと…えーっと…」
トト 「ん?何かな?トト知らないよ…」
モダン 「フンッ…そーか…」
と、1分ぐらいして、またガバッと起き上がり
モダン 「やっぱり!えーっと、えーっと…おねがいします」
そうやって、何度もあきらめずに交渉するのは「オ・ヤ・ツ」。
18時過ぎに夕食をもらったモダンは
トトが帰宅して食事を始めると、いつの間にか横に待機し
あごのせ攻撃などでなんとか粘り続け
ほんのちょっとだけ、肉の切れっぱしなどのおすそわけをもらう。
その後、夜のお散歩に出かけるのだが
最近、必ず立ち寄ろうとするのが、近所のスーパー。
ここの精肉コーナーの片隅に、モダンの「オ・ヤ・ツ」のモトがあるのだ。
それが、コレ。
198g入って、114円の安さ!
それもごもっともで
人間向けにスナズリの筋の部分などを
キレイにカットする時に出る、端切れ。
おそらく〝骨ガラ〟なんかと同じく
ダシ用に並べてあるんだろう。
毎日あるわけではない。
なので、トトが手ぶらで戻ってくると、モダンはガッカリ。
ビニール袋を提げて戻ってくると、モダンはゴキゲン。
帰り道の足どりも軽かったりするから、おもしろい。
帰宅して、鍋に水を張り、火にかける。
沸騰したら中火にして、スナズリの端切れをひとつずつ
鍋に入れてボイルする。
※いっぺんにドドッと入れちゃダメだよ。
ひとつずつ入れていくところに、愛情がこもっていくんだから(笑)。
赤みがなくなったら、鍋からあげる。
ゆで汁は捨てちゃダメ!
モダンごはんのダシにサイコーだから、ね。
熱しておいたオープンのプレートにザーッと並べ
220度ぐらいで焼く。
時間は、熱源との距離やオープンのサイズにもよるから
ちょいちょい見ながら…ってカンジかな。
ウチのヤツだと、最初ジュージューと水分がとぶ音がして
そのうちプチッ、パチッと焼けていく音がする。
途中、フライ返しでプレートに焦げ付かないよう転がす。
またしばらく焼いて、甘くて香ばしい匂いがし始めたら
オープンから取り出す。
完全にカリカリに焼くよりも
ちょっとプリッと感が残るぐらいが、モダンは好き。
水分を充分とばし、焼け色がしっかりつくように。
キッチンペーパーの上にコロコロコロと転がして
粗熱をとったら、タッパーに入れて冷蔵庫へ。
トト特製〝スナズリのプリプリ〟のできあがり。
簡単でしょ?ザーッとしたとこも、オヤジの仕事ってトコ?
これをちょっとずつもらうのが、モダンの真夜中のお楽しみなのだ。
安価で低カロリー、愛情だけはたっぷりの逸品だよ(笑)。
オヤツ屋さん(ワンコグッズ屋さん)で買ってもらうオヤツは
ちびっとずつしかもらえないけど
コレなら、トトは大盤ぶるまいしてくれるんだ♪






