数日前、電車に乗った時のお話しです。
乗り込もうとした時、
小学校低学年生くらいの子達が数名
元気良く電車から降りてきました。
ちょうど下校時刻を回ったくらいだったので、
当然と言えば当然で
ごくありふれた
むしろ、元気に溢れたこども達の笑い声は、
こちらもつられて笑ってしまうほど
とてもとても微笑ましい光景でした。
(ありがたや。)
電車に乗り込むと、
まだもう少し先の駅で降りるのであろう
先ほど降りていった子達と
同じ年齢くらいのコが2~3人。
乗降口周辺に固まって車内から友達に
これまた可愛らしく
見えなくなるまで手を振っていたり、
明日も会えるだろうに
去っていくお友達を
少し淋しそうに見つめる子がいたりして、
その愛くるしさに
胸をときめかせていたのですが
なんだか少しザワザワしている車内。
ちょうど午後の光りが温かく
ついウトウトしたくなる穏やかな車内に、
その小学生グループとは
反対側の乗降口側に立っていた
男子高校生グループの一人の声が
不自然なくらい響いておりました。
聞こえてきた話しによると、
どうやら先ほど降りていった
小学生グループの子の一人に
足を何度も踏まれたとか…
しかも避けても避けても踏まれたらしい。
あるよね。うん。あるある。
吊革は絶対に届かない身長だし
手すりとか持てばいいんだけど
友達と話すのに夢中になってたり
なぜか揺れにどこまで耐えられるか!
みたいなのがやりたくなっちゃう時期。
下手したら
折れちゃうんじゃないかってくらい
脚もまだまだ細いし
その細い脚に自分の体重と
ランドセルの重みも加わってくるわけで
俗にいう
【ランドセルが歩いてる状態】なわけです
なので耐えること事態
無茶って言っちゃえば
すこぶる無茶なんですけど
チャレンジしたくなっちゃうんですよね。
まさに『こどもチャレンジ』ですね。
でもまぁそこまでは、
電車に乗っていれば
自分も良く出くわす状況なので
満員御礼電車だったら
反対に踏んでしまって、謝罪したら、
なぜか相手の方も「すみません。」と仰って
謝罪返しされてしまって
余計にいたたまれなくなったりとかね。
なのでちょっと災難だったね…
ドンマイ男子高校生…
って思っていたのですが、
「っていうかさぁ~」と
話題が小学生のランドセルに付いている
防犯ブザーの話しに
「アレって必要なくね?(笑)」
その一言にもかなり驚いたけれど、
続くことばたち、
「まぁ確かに(笑)」「わかるわぁ(笑)」と
そう相槌を打ってるお友達にも
驚いたを通り越して呆れてしまいました。
掻い摘まむと
連れ去るときはいい人のフリをしたり
「何かをあげるからこっちにおいで」
といったり
後ろから突然。だったりするから
意味をなしてない。
そもそもそんな事件このあたりで無くね?
結果、むやみやたらにわざと鳴らして
遊ぶヤツが増えてうるさい。
止めるのに手間取ってるのとかホントウザイ。
というものでした。
この間 たった一駅…
いつもなら
本当にあっという間に感じる距離が
とても長く感じました。
その高校生の声は少し離れた場所に立つ
わたしの耳にもハッキリと聞こえてた。
聞きたくなくても耳に入ってくることば。
前に立つ小学生達、
席にちょこんと
お行儀良く座ていた小学生達は
どんな気持ちで
じっと窓の外を見ていたのだろう…
『確かに(笑)』と
同じように思っていたのかな…
“鳴ったらうるさい” か…。
そりゃそうだ。
静かだったら意味がないのだから
そういうものなのだから。
でもね…小学生の頃、
エレベーターで痴漢にあってから
『防犯ブザーが付いてるから大丈夫』って
そう何度自分に言い聞かせても
小学校までの道のりが、
帰り道がとても怖くて
なかなか学校に行けなくて
防犯ブザーがお守りだった身としては、
みんなに付けて貰えるようにって
ご近所のこどもが居るお家に配ったり、
学校に掛け合ってくれている
お母さん達の
一生懸命な姿をそれに重ねて
『ありがとう』って
何度も何度も思ったし
いっぱいいっぱい勇気を貰ったんだよ。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど
わたしには紛れもなく
お母さんの愛そのものだった。
今は付いてることが
当たり前になってしまっているけれど、
【当たり前】って、
本当は凄いことなんです。
わたしにとっては
それ自体がすごく有り難いものだったし
沢山の有り難いことや景色を
見せてくれたし、教えてくれたの。
だから
【必要ない】なんてことは
絶対になかった。
それにね、おかしいかもしれないけれど、
ランドセルに付いた防犯ブザーが
こども達が走るたび
カチカチと一緒に揺れているのを見ると
なんだか、うれしくなるんだよ。
こういう人間も
少なからずこの世の中には居るんだよ。
それよりなにより…
ベルじゃなくてブザーだよ、少年。

環境も心の平和も ホント有り難い。
おし(*´∪`*)まい