決められた音色、くり返すことがもう正義。
新しいことも、いつしか慣れきったありきたり。
静まり返る時も、僕の中身は空に居た。
つまらない話、君なら鼻で笑うかなぁ。
くだらないことさ、馬鹿正直な悩みごと。
たわいない会話、未来のことをみてるフリ。
そうして積み上げた桜色の時を、僕らいつまでも持て余してる。
必ず行くんだ、強がりなコード並べて意地っ張りなサイレン。
僕らの零した心、道ゆく誰かが知らずに踏んだ。
「なぁ、もしも空が今ほど広くなかったら、僕はこんなに生きるのが楽しかったかなぁ」
夕暮れ。
川沿いの道を歩きながら、君は瞳をキラキラさせて、まるで全てを知っているかのように投げかけた。
空中へだったのか、私へだったのか、それすらわからないくらいに小さく。鼻歌でも歌うみたいに。
私はそれに返事をしていいものか少し考えた後、一緒に居るのだから良いだろうと言葉を探す。
「・・・わかんない。生きるのが楽しいのかも、わかんないもん」
やっと伝えた言葉はなんと後ろ向きだったのか。
それでもははっと笑って、君らしいとでも言いそうな目でこちらを見て、愛おしそうな声で重ねる。
「楽しいよ。だって、あそこに見える子ども達は笑っているし、君が今日も君らしい」
面白いだろ、と。また笑った。
そんな君がなんだか馬鹿みたいに幸せそうに見えて
そんな君がなんだか馬鹿みたいに輝いて見えて
そんな君になんだか馬鹿みたいに触れてみたくなって
「ふーん。」
とだけ返事をした。
「ほら、やっぱり面白い」
全てを知っているかのように空を見た。
私も、そこまで言うならと空を見た。
馬鹿みたいにオレンジを極めた空が広がって、まるでこんな街、燃え尽くされていってしまうようだった。
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに安らかになって
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに楽しくなって
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに触れてみたくなって
「そうだね」
とだけ返事をした。
一瞬面食らったように首を傾げる君がおかしくって、生きてることって楽しいかもと思った。
君は知らない。
まだまだ全然知らない。
私のこと。
夕闇。
川沿いの道を歩きながら、私は瞳をキラキラさせて、まるでなんにも知らないフリをして君と居る。
夕暮れ。
川沿いの道を歩きながら、君は瞳をキラキラさせて、まるで全てを知っているかのように投げかけた。
空中へだったのか、私へだったのか、それすらわからないくらいに小さく。鼻歌でも歌うみたいに。
私はそれに返事をしていいものか少し考えた後、一緒に居るのだから良いだろうと言葉を探す。
「・・・わかんない。生きるのが楽しいのかも、わかんないもん」
やっと伝えた言葉はなんと後ろ向きだったのか。
それでもははっと笑って、君らしいとでも言いそうな目でこちらを見て、愛おしそうな声で重ねる。
「楽しいよ。だって、あそこに見える子ども達は笑っているし、君が今日も君らしい」
面白いだろ、と。また笑った。
そんな君がなんだか馬鹿みたいに幸せそうに見えて
そんな君がなんだか馬鹿みたいに輝いて見えて
そんな君になんだか馬鹿みたいに触れてみたくなって
「ふーん。」
とだけ返事をした。
「ほら、やっぱり面白い」
全てを知っているかのように空を見た。
私も、そこまで言うならと空を見た。
馬鹿みたいにオレンジを極めた空が広がって、まるでこんな街、燃え尽くされていってしまうようだった。
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに安らかになって
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに楽しくなって
そう考えたらなんだか馬鹿みたいに触れてみたくなって
「そうだね」
とだけ返事をした。
一瞬面食らったように首を傾げる君がおかしくって、生きてることって楽しいかもと思った。
君は知らない。
まだまだ全然知らない。
私のこと。
夕闇。
川沿いの道を歩きながら、私は瞳をキラキラさせて、まるでなんにも知らないフリをして君と居る。








